
年盤と月盤の中宮の九星を読み取る

仮に三碧中宮年の七赤中宮月とします。







人物例題として次の人に登場してもらいました。
例題 A | 山田太郎 | 車のセールスマン |
日盤 | 月盤 | 年盤 |
四緑木星 | 八白土星 | 六白金星 |



まずは人物鑑定だよ!
① 人物鑑定
六白を観る時、最初の言葉として、<動いて止まず>を思いだしてください。
常に動き回り、止まる事も知らない…そんな人です。
腕時計の秒針が動き続けているように時を刻む事や、
仕事、遊び、スポーツなどに精力的に動き回ります。
止まる事や、休むことに不安を感じるのかもしれません。
もしかしたら、目標に向かっているのだから…達成するまでは休めない…
と自己暗示に掛けているのかも知れません。
六白の先天盤には九紫火星があり、九紫火星は華々しい栄光の座でありますから、
六白人物には目標完遂という大義名分を果たさなければなりません。
この人の月命が八白ですので、スケジュール管理もうまい…と推測できます。
六白の<車、飛行機、エンジン>という象意から、
この人物には<車関係の仕事>と言うのは、天職の一つと言えます。
本命と月命で大概の人物を推測できますが、日盤は<補足>としてみるか、
<強力な磁場>と観るかで、その人物の本質を伺い知ることができます。
幸いにも、この人は、<四緑の営業>という判で押したような
ピッタリのセールスマン星となっています。
六白と八白の星だけですと、ガムシャラに売りまくる猛烈セールスマンですが、
この四緑があることによって、<受け身の販売術>を取り入れることができるのです。
相手の事、販売先の使用者の生活の事までも考えられるのです。
売るだけではなく、売った後の心配までもしてくれる…そんなセールスマンです。
② 年盤の中宮の九星象意を読む。


年盤を観る時、まずは五黄と暗剣殺を押さえます。西の五黄で東の一白暗剣殺と頭に叩き込むのです
歳破とか月破とかもありますが、運勢という名の運気を変えるのは九星を優先します。
ダメなものを使えるようにするのが九星の力、運勢を変えられるのは九星です。そして九星は<努力>で変えられます。



せんせい…年盤の説明でしょ…!
<声ありて形なし>というのが三碧の象意、言うだけ言って結果が出ない…と解釈。
今年は「吹かしのお客」が多いですよ…という暗示があります。
つまり、<虚言>と捉えます。医者も誤診、教師も勘違い、
女房や上司に部下に<言い訳>する羽目になるかもしれません。
こういう状態ですので、車のセールスマンとしたらば、
報告、連絡ミスとかアポイントの時間の勘違いとか、書類の字が違ったり、
特に印鑑の押し間違いには十分に気を付けることです。



印鑑の失せ物…?
一白水星の象意が<印鑑>とありますから頷けますね。
一白の暗剣殺には、<冷静さの欠落>というのがあり、
その場、その時に集中力が欠落する場面が多いのです。
この人物は、六白が本命なので、
慌ただしい喧噪の中での話し合い、説明ができない場面と遭遇する
のが多いのがこの三碧中宮年と言えます。
<焦らず、慌てず、淡々と…>いつもの調子を常に維持できるようにするのが、
今年の課題ですね。落ち着くことです。ヤングマンの会話に首を突っ込まないことですよ!
③ 月盤の中宮の九星象意を読む。


七赤の月は七赤の象意と西に来る九紫暗剣殺と東の五黄殺を先ずは押さえます。
少し深読みするとすれば、九紫暗剣殺の根拠となるのが、南の二黒と考えます。つまり、二番手の人とか、従業員とか、一緒に働いている女子社員などからの話がキーワードとなります。
女子社員にお土産を持っていくと、ポロイ話を聞くこともできますよ…!



営業成績が伸びるんだって…!
先ほどのセールスマンにとって、この月は<話がまとまる月>と理解してください。
六白が東南の巽宮に遁甲するので、巽宮象意は<整う>象意が顕現します。
営業成績が上昇する姿が見えます。
年盤の三碧中宮の力も借りて、新規開拓で飛び込み営業も期待が持てます。
年盤の三碧と月盤の七赤は金→剋→木と相克となりますが、一つの観方があります。
南北の対沖は精神が作用しますが、
東西の対沖の場合は、経済、社会などの<動きの動>が作用するのです。
この場合のセールスマンは、七赤の<お金>を優先せず、
お客様に三碧の<イメージ>を強く押し出せば、新車を購入したいという意欲が、
気分に変化を与えます。
新規顧客開拓する場合は、イメージと家族との調和を考えた営業スタイルで薦めていけば、
お客様に喜ばれる可能性が高い月となります。



他に何か注意することってありますか…?
七赤中宮月には、歯が痛くなりますから、硬いものを食べるときは注意してください。
よくやるのが爪楊枝でチクチクですが、あれも詰め物を剥がしてしまいます。
これらのことから、
都合の悪い昔話が話題に乗りそうになったら、
その場から退散して話題に触れないことです。
七赤の月は、なぜか…嫉妬話とか、妬み話が多いので、話の輪に乗らないことです。



最後まで読んでくれてありがとうございました。