11月の注意予報:トラブルの原因は自分にありますあの日、あの時の、あの言い方が凶を呼ぶのか?、吉と笑うか…です

相生、相剋となる12支の、”支合”(しごう) “支害”(しがい) “破”(は)の特徴とは何ですか? *034 

目次

<何となく性格が似ている気がする>、そんな12支相性の”支合”の特徴とは?

石仏
支合

※左記の図形は12支の”仲良し関係”である”支合”です。

※例:午歳の人と、未歳の人とは、”手をつなぐ”仲良し関係”で、五行でも火➡生➡土で<相生関係>ですね。

※例:巳と申も”支合”の関係で、地球の回転軸(破線)を中心にすると、同じ軌道を周回していると考えられます。

何となく、ウマが合うと言われる関係が、この支合の関係ですが、”鵜呑み”は禁物、巳⇔申 と 寅⇔亥 の場合は”破”の関係があり、仲良しだが、ある日突然<疎遠>になる事もあるのです。土性の持つ宿命かもしれません。

その逆もあり、疎遠の長い期間でも、出会えば疎遠の感情が吹っ飛び、直ぐに仲良しにもなれるのです。

12支における五行とは、”12支の働き、行いを推測する”と考えて下さい。辰と酉が支合しながら、周回軌道を回っていますが、辰は四緑の巽宮に位置して、物事を性急に運びたがる癖があるのですが、酉が、”まあまあ、ゆっくりと落ち着いて、落ち着いて!”と制止している様子が伺えます。支合は互いが互いを尊重しているのです。

支合の関係は、その関係に甘んずることなく、お互いがお互いを認める、認め合う関係を維持する事で保たれていると言っても良いかもしれません。対人関係においても、支合の関係と判ったら、相手の功績を認める事にしませんか?

“功績を認める”というのは、単に”褒める、持ち上げる、ゴマすり”とは違いますよ、それをやると失敗します。見え透いた、お世辞とか、判ったような褒め方は、同一軌道を周回する支合関係の人達は、すぐに判ります。

講師

功績を認める…って? どういう事?

“功績を認める”と言うのは、<相手の行動に満足する>事です。相手の行動の結果、途中経過でも構いません、相手の行ないに、共感、共鳴、感動する事ですね。「今夜のカレー、スパイスが効いてうまいねぇ…、隠し味は、何なの?」とか、[今日のプレゼン良かったね、資料のレイアウト、タイミングの良いスライドだったよ、やったね!」など、ちょっとした功績を認め、それを大きく表現する事が、支合関係の更なる結束となりますね。

性格的に噛み合わない気がする、12支の相剋である”支害”の特徴とは?

支害

左記の図は12支の“仲が悪い関係”の図形です。

地球回転軸の横軸、赤道を中心に対峙して関係です。同じ木気の三碧の卯と四緑の辰が害するとは不思議ですね。これは、<構いすぎ、干渉しすぎ、>と言えます。

同一五行の場合は、この象意が良く現れやすいです。誰でもが自立本能があり、それに従って生活して行くのですが、それを近くで、ああだ!、こうだ!と言われれば嫌になります。

害の関係の場合、精神的作用が強く、<冲>の様に直接的な被害は被りませんが、気持ち的には辛いものですよ。

なんだか、嫌なやつだなあ…!

<どうもあの人は苦手だなあ!>と思っている人の関係を鑑定すると、この”害”の関係でもあると判明する事があります。ただ、害の関係だから、付き合うのは止めよう…と短絡的にならないでくださいね。12支の作用は、<行う、働きかける>という考えから、“何かを働きかけられている”と解釈する事ですね。それは、あなたの短所、欠点を補直そうとしているのかもしれません。

辰は”龍”の暗示、行動が素早いです。だから自分勝手、誰にも何にも説明せず、いきなり行動する特徴があります。その姿を見ている、”うさぎの卯”は、ハラハラ、ドキドキ、”ちゃんと説明しなさい、話なさい”となってしまうのです

陽は陰から生まれ、陰に戻り、そして陽をめざす。

良いか悪いかは結果のみが知る答えです。害の関係を知る時、迫害、損害、災害、被害、などの単語が浮かびますが、害が徹底的に悪いのではなく、”修正修復作用”の為の害もあると、理解して欲しいですね。占いの世界で、凶とか破壊とか、天中殺などイメージの悪い言葉が乱用されていることが多いですが、その中に、吉作用、好転作用が必ずある事を覚えておいてくださいね。これが、<“陰陽の法則”で”陰の中に陽があり、陽の中に陰がある>…ですよ。

いつもは仲良しだが…時々、嫌にもなる、12支の相生と相剋を併せ持つ”破”の特徴とは?

左記の図は“ついたり離れたりの破“の関係図です。良い時もあるが、辛い時も感じると言う象意と、年賀状だけの交際だが、会えば、昨日も会った様な感じになれるのが不思議ですね。

卯⇔生➡午は、(木)➡生➡(火)で相生関係。他の組み合わせも全てが相生関係。関係が気まずくなっても、”ヨリが戻せる”関係ですから早めの決断は不要、修復は必ずできます。

しかしながら、古典の先生方が言われるには、“破は顕現した時は既に遅し”とも言われております。確かに、友人関係とは、年賀状だけのやり取りを何十年もしていますが、会えば<おれ、おまえ、の学生時代>に戻ってしまいますね。

恋人でも、夫婦でも、”破の関係”と知った場合、”破の象意”が出ない様に、出さない様に意識して取り組む必要がありますね。

例えば、卯と午の場合、午は”右か左かのハッキリとした答えを求めやすい”象意があります。対して”卯”は、<優柔不断、自分で決められない>…困っちゃうなあ!となり易いです。

恵子さん

ずいぶんと親切じゃない? どうして?

午が歩み寄るには、<二つの答えを用意して、一つの答えを提案して、同意を求める>と、卯は一つの答えに同意しやすいものです。

卯が歩み寄るには、<二つの答えの意味を教えてもらい、”どっちが良いのかしら”と午に指示を仰いでみる>事です。

ひとやすみ

破の関係は、互いの良好な意思疎通と、進むべき目標が一つならば、”破”は起こりません。

またね!

最後まで読んで戴きありがとうございました。

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