
中宮月の九星象意を読み取れば、中宮月の予測される象意も自ずと現れます
- 土星中宮時には大地が動く
- 二黒中宮時は八白関連星が災いとなりやすい
- 八白中宮時は二黒関連星が災いとなりやすい。

大地が動く…大変だ!
① 土星中宮時には大地が動く
二黒とか五黄とか八白が中宮の時は<大地が動く>と解釈します。
八白は表鬼門であり、物事が悪い方向へと変わりやすい…と押さえますが、
表鬼門だから…と鬼に攻めを負わせるのはかわいそう。
二黒が大地の<しわ>とした場合、八白は大地の<こぶ>と捉える事ができます。
動脈瘤でもあり、血腫でもあります。
<こぶ>になる前の、<しわ>ですから肌荒れとか潤い不足などですね。
これらの象意現象から、二黒土星の<致役>象意が行われているか、
否か…と言う観点で現象意も異なってくるのです。



しわ…と、こぶ…ね、さしずめ私の静脈瘤もあるわね…
二黒土星の象意として、
「淡々とした作業…当たり前の仕事を当たり前のように仕事する」…と言うのがあり、
決して意気込みすぎたり、張り切りすぎてはいません。
普通に、何気なく、そして手を抜かず、そんな感じでやる仕事が<二黒の仕事>です。
そして、そういう仕事をしている姿を<致役>として占いでは言っています。



そういえば、うちの社長も、そんな感じですね。
猛烈な仕事でなく、淡々とデスクに向かい合い、
いつの間にか仕事を終え、
いつの間にか一緒にカラオケを歌ってくれています。
あの社長、確か二黒土星がありましたね
普通のことを普通に…いつもの事を、いつものように…
気負わず、焦らず、淡々とこなして行く…そのような感じが、いつもの二黒土星なのです。
その二黒土星が中宮に遁甲した時、中宮の支配星である五黄土星が睨みを利かします。
「キチンとした仕事をしているか…」、
「ちゃんとした考え方に基づいて行動しているか…」など監査とか稟議の対象となります。
この時の五黄土星の監査とか検査機能として、
一白から四緑、六白から九紫の星の力を総動員します。



へぇ―っ…五黄だけではないのですか?
五黄土星の<土の力>だけではありません。八方位の力を統括してるのが五黄土星、八白が三碧、六白、九紫を束ね、二黒が一白、四緑、七赤をまとめています。そして、その八白と二黒を両脇に抱えているのが五黄土星と想像してください、



二黒関連星として、一白、四緑、七赤、八白関連星として三碧、六白、九紫…と押さえるのですよ。
実践鑑定の時、非常に役に立ちますからね…。
②二黒中宮時は八白関連星が災いとなりやすい
二黒中宮ですから、二黒関連星である一白、四緑、七赤の命式には、
五黄土星の破壊力は二黒がカバーしてくれるので、
余ほどのことがない限り凶作用は出ません。
その代わり八白関連星の三碧、六白、九紫には厄難とか不安定な気持ちなど、
精神的な落ち込み、うつ状態…などが起こりやすいのです。



よほどの事…って?
例えば、
- 女房を泣かせるような出来事
- 同僚に罵声をあびせたりする
- 親戚から飽きられる行動をしてしまった。
- 文句ばかり言って仕事を放り投げてしまった。
- セカンドの補佐役を蹴飛ばしてトップに躍り出てしまった。
- 農家の土地を売却してしまった…
- 不倫となり、妻にバレてしまった場合… などなどです。
二黒が二黒らしく生活していればよいのですが、
二黒は受け身で従順な星、淡々とマイペースで生活していくのですが、
中宮に来た時、
中宮のスパイラル階段を積極的に昇ろうとすると、凶災が襲い掛かるのです。
二黒中宮は動かず、従順な姿勢で乗り越えるのが肝心だよ…と言われている気がします。
③八白中宮時は二黒関連星(3.6.9)が災いとなりやすい。
八白中宮時は、三碧、六白、九紫は八白が五黄からの破壊力を守ってくれます。
ですから、三碧、六白、九紫の人たちは、
この二黒中宮年とか二黒中宮月にも注意が必要です。
三碧、六白、九紫は、それぞれの中宮も五黄からの破壊力をうけますが、
守ってくれない八白が攻撃される、二黒中宮年も注意が必要と言うことです。



二黒と八白の中宮時は、その星だけではなく、関連星の動向に注意しなさい…という事なのですね…気を付けます。
中宮に遁甲した場合、一段上のステージに這い上がることをイメージしてください。
ステージを登るたびに衣装も変わっていきます。
あなた自身の本質も磨かれていくのが中宮に同会した時です。



最後まで読んでくれてありがとうございました。