一時停止をキチンとしていればなあ…!一旦停止して、あの人の気持ちを流してあげましょうか…ね?

亥亥の自刑と<命式と人間関係> 😊147

自刑にはそれぞれの特徴があります。亥亥の自刑には猪突猛進というまっしぐらに駆けて行くイノシシの姿が思い浮かべられます。

では、猪突猛進のイノシシが重なるので何事もやりすぎる、損なう、そして墓穴を掘ると言う象意だけが亥亥の自刑なのでしょうか?

亥と言う12支の持つ象意に注目して見ましょう。亥は夜の9時から11時までの時間を支配します。テレビを見ている人もいれば、居酒屋で飲んでいる人もいます。高齢のお爺さんや御婆さんは、お休みの時間となっています。

子の刻は夜の11時から翌日の1時の2時間なので、亥の刻の時間は、誰しもが心が一番落ち着いている静かな時間と言えます。

つまり、心を開く時間とも言えるのです。この事はとても重要で、亥の12支を持つ人は、この9時から11時の2時間をどう使うかで運気が変化するのです。

この2時間の象意を自分の物として動き、その象意を活かせる物としたら何があるでしょうか…

講師

心です。

そうですね、心を知る事が出来るのです。具体的に言えば心理学、精神医療学、など、人の心に触れる世界が亥の人物の才能として備わっていると思います。

亥亥の自刑が人の心に触れる世界と歯車が合うとなると、どのような世界との組み合わせがあるのかと探りたくもなります。そしてその事が人間関係への良い構築法に繋がります。

命式と自刑との人間関係を鑑定する場合、九星の動きとの相関関係を読み取るのです。

亥と九星の関係(目指すべき交際の世界)
二黒土星大衆との交際が心が通じ合える。社長より部下、仲間、同胞,旧友
五黄土星けじめと仁義を重んじる。私情にほだされず有言実行は惑いが無い
八白土星多種多様な職場感。転職する事で人脈の確保。
gonさん

亥の二黒、亥の五黄、亥の八白の特徴を押さえて下さい。似ているようですが違いは、かなり大きいものがあります。さあ…亥亥の自刑の現象説明を…行くよ…っ!

目次

亥亥の自刑が命式にある人の、人間関係の現象と対策 < 例題 結婚 > 

亥 亥何事も、損ねる,損なう,破る,傷つく。
自分から自分を傷つけ、自らが、墓穴を掘る。
自刑やりすぎ、かまいすぎ。やらなくても良い事までやる。ある意味<自己満足>
思い込んだら思い続け、心が離れたら見向きもせぬ偏向性極端の強い思い込み。
<猪進>流派によれば、亥を自刑に定めない所もある。
何事にも、むきになり、為せば成る、為さねばならぬ何事も…が座右の銘
対人関係の破たんを暗示、全ては、自らに原因がある
恋愛占における12支の判断では、心は既に相手の異性から離れている
勝手に解釈、その思い込みが命取り
良かれと思っているのは自分だけ、相手の反応を掴んでからでも遅くない。

① 何事も、損ねる,損なう,破る,傷つく。

“結婚”をまとめたい…添い遂げたい…と思うのならば、亥亥の潜在的象意である、<子孫の防衛>の力を取り入れる事です。北西は六白金星で闘いの場所で何かを守る為に闘います。北は先祖であり子孫繁栄の場所。具体的に言えば、お互いの家の墓参りとか仏壇でのお参りをする事ですね。結婚は当人同士の結びつきだけではありません。家と家の願いと希望があるのです。よって、「〇〇家のご先祖様、私を貴女様方の一族の嫁として選んで下さるようにお願いします」と念ずるのです。

gonさん

僕は、未婚の女性が鑑定所に来た場合、いつもこのやり方を薦めていますが、同時にある事を別にやって頂いています。遺産相続の時も試しましたが、相続の場合は効果があまりありませんでしたね。

② 自分から自分を傷つけ、自らが、墓穴を掘る。

これは、自己否定の事です。亥亥の自刑では、やれない、出来ない、無理な事…と初めからマイナス指向になり易いのも事実です。人の意見に乗ればよいのに、無理、嫌、出来ない、やだね…と駄々っ子と同じ状況を自ら作ります。ただし、若い時は、この象意を押さえつけられますが、中年以降から高齢になるたびに拒否反応は強くなります。しかし自らが墓穴を掘る状態もあるにはあるのですが、周囲を和ませる力も出てきて、憎めない奴との評価も受けます。

年を取ったら、”カワイイおばあちゃん”が一番です。2番は憎めないジィちゃん。

③ やりすぎ、かまいすぎ。やらなくても良い事までやる。ある意味<自己満足> 

亥亥の自刑が男性の場合ならば、相手が受け身の女性ならば丁度よい組み合わせとなります。恐らく亥亥の自刑が持つ毛細管現象の様な感じで、先へ先へと物事が進み、あれっと思ったら結婚式も終わって茶の間でミカンを食べていた…と言う具合になる事でしょう。

亥亥の自刑のある人には、ニンジンとか、目標とかを示す事だけで良いのです。目的が定まれば勝手に走り出すので、後ろからついて行けばよいだけの事です。もしも、倒れたら、その時がアナタの出番ですね。

④ 思い込んだら思い続け、心が離れたら見向きもせぬ偏向性が極端に強い思い込み。

今風に言えば、ストーカーの星の要素があります。まあ…諦めきれないのでしょうね。思い込むのも勝手に思い込み、有難迷惑。偏向した極端の思い込みとあり、この状態の人につける薬はありません。良い方向に解釈すれば、粘り強いので、目指す処の場所を変えれば、互いが上手く行く事が出来るのです。

恋人選びも、普通の人は、ある程度つきあえば脈があるか無いかの感触は掴めますが、亥亥の自刑の人は思い込みが強く、この人でなければダメになる…とか、この人が、この人の魂が俺を呼んでいる…などと自分勝手に解釈する人が多いのです。思考の猪突猛進となるのですね。

⑤ 何事にも、むきになり、為せば成る、為さねばならぬ何事も…が座右の銘 

為せば成る、為さねばならぬ何事も、成らぬは人の為さぬなり…とあり、後半部分の、成らぬは人の為さぬなりが、亥亥の自刑にとって”生き甲斐の言葉”となります。

何事にも好奇心が強く、探求心も旺盛な人が多いのが亥亥の自刑、まるで宇宙戦艦ヤマトのアニメを観ているようです。火星を目指していたら、彗星が横切り、何だあれは…と木星の軌道に乗り金星を探し当て、今は土星の輪の中で次なる星を探し、ワープの充電しているなんて…想像するだけで楽しいです。

このように亥亥の自刑の人はロマンチックな人が多く、それなりのロマンを生活の中に取り入れています。結婚にもロマンを取り入れ、妻にもロマンチックを求めてきます。

逆に言えば亥亥の自刑の長所でもあり短所でもあります。ロマンチックに語るのだが、現実は悲惨、悲惨な現実に眼を背けてロマンを求めて生きていくことが出来るのです。時として、そのロマンが、人情に変化、人情の掛けすぎとなってしまう事もあります。

現実の悲惨さに眼を背け、何事にもムキになるのは、そこにロマンが潜在的に潜んでいるからではないでしょうか?

⑥ 対人関係の破たんを暗示、全ては、自らに原因がある

対人関係破綻の横綱は子卯の刑となる、無礼刑(互刑)ですが、それに劣らぬ力が、辰午酉亥の自刑となりますが、総体的には、どんな星でも、生きていく上で何も問題が無いと言う星はありません…と理解認識してください。

ポイントは、相手が悪いとするか、自分が悪いとするかで受け止め方が変わります。どうしても人間は自分の身が可愛くて相手を攻めたがるものです。そこで考えて下さい。自分の何かが相手を怒らせてしまったのではないか…それは何か? その事に答えがあります。

やっぱり、あの部分が曖昧だったからなあ…ハッキリと意思表示しなかったからなぁ…あの素振りだとあのように取ってしまうよなあ…思い当たりますよね。

これが判れば、対策は直ぐに出てきます…考えろ、考えろ…<突破>…ですね。

⑦ 勝手に解釈、その思い込みが命取り

亥亥の自刑は何事も自分の都合の良いように解釈してしまう…と言う事が特徴で、何事にも誤解される事が多くなります。自分の都合が悪くなる事は考える余地が無いのです。相手は亥亥の立場が悪くない様にと物事を図りますが、現実の場面にぶつかるまで状況の認識が出来ないのです。イエスかノーをハッキリ伝えない限り亥亥の自刑は追いかけてきます。

恋愛でも好きか、嫌いかの意志を明確にしない限り、追いかけて来るのです。その亥亥の自刑の姿の頭には、結婚している姿が既に出来上がっているのです。断る理由はないはずだ…どうして断られるのか…合点がいかない…と確実に思い込みが動き、その動きが螺旋状になっていて、自分勝手に先行して行くのでしょう。

そんな姿に、愛情は感じられるのですか…?

gonさん

亥亥の自刑にとって、愛情は折り込み済み…と勝手に思い込むのです。一緒になって、どんな人生を歩もうか…、その為には何が必要か…もう恋愛期間を超えて大きな海原に彼女と一緒に船出をしている感じでいます。パートナーと言うより人生街道を共に歩く”戦友”として捉えています。

⑧ 良かれと思っているのは自分だけ、相手の反応を掴んでからでも遅くない。

猪突猛進が先に出ると勇み足になります。物事は順序立ててから行動しなければならないのに亥亥の自刑の人にとって,一足も二足も飛び越えて取り掛かる事が多くなるのです。

抜き足差し足忍び足…と言われるように、先ずは一歩踏み出して、周りの反応を確かめ、用心しながら二の足を踏む…と言うのが定説ですが、亥亥は失敗とか災難を深くは気にしません。出たとこ勝負感が強くあり、なったらなった迄、何事もなる様になるさ…で人生を渡ります。

プロポーズをしても答えを直ぐに求めてきます。もう頭の中には承諾を得たものとして出来上がっているのです。「少し考えさせてください…」と言おうものならば、「何故…どうして…何がいけないの…」と食い入るように問いかけをしてきます。

亥亥の自刑は、相手の反応を少しづつ見ながら間合いを詰めて行く事が肝要かと思われます。

またね!

最後まで読んで戴き有難うございました。

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