占いは“奥行きの深い世界感”を必要とします。先人の人達が考えた占いを絶やさぬ様に“新しい象意”を私は日頃、研究探索しています。手相、顔相の観相学も実に面白い発見があります。習得した三本の占術で一本の未来を予測する事も可能ですね。
占いは”観察”と言われますが、何から勉強すればよいですか?
手相から入る人もいれば、干支術から入る人もおります。初めから算命学や四柱推命、紫微斗数推命などから始める人もいます。
一般的に占いはある程度の事柄は丸暗記が必要だと言われていますが、大事な事は<理論の構築>で、「何故そうなるのか?」「どうして、その解釈が、どこから出て来るのか?」を問い詰めて行く事が大切です。
例えば、顔相、人間は真剣に言葉で話している時、<唇がとがります>。
怒っている時などは、口元、口先に全神経を集中させて、舌先などは震えています。<これが現実の観察です>。
その根拠は、九星気学で<歯>を七赤金星として、西の金気で<闘い>の星とするからです。そして<楽しみの悦楽>の星ともします。闘いの星と悦楽の星…何か矛盾しませんか?
<歯>は食事の時は噛み合わせますよね、かみ砕く、咀嚼するなどの行為も上歯と下歯の<闘い>となります。
闘いの結果、食物は租借され味がつき喉を通過出来るようになるのです。闘いと和合とは同位レベルなのです。
別な解釈すれば、戦争と平和も同一レベルとも言えます。戦争の中に平和を求める声があり、平和の中には戦争を求める声もあり、大きいか、小さいかだけの問題です。陰陽のマークを思い出して下さい。あれが物語っています。
非現実的であると言われている<うらない>の中で、”現実が観察できるのは”手相だけ”です”
現実的思考が強い方々は、<手相の観察>から、占いの世界に飛び込めば、<腑に落ちる>事ができますよ。
手相、と同時に顔相も同時に勉強すれば、そこには“観相学”というジャンルに出会う事となるでしょう。
やっぱり、手相…って、面白そうだわ!
“透念”を必要とする九星気学から始めようかと思いますが?
私の場合は九星気学から勉強を始めたら<継続性>が出てきました。最初の三か月くらいで、方向性が見つかりましたが、一緒に始めた友人は、「奇問遁甲」「干支術」「星平海会」など、中国の古文書の詩経と春秋も買ってきた事を覚えています。友人は途中で止めて、その本は我が家の本箱に眠っています。できるだけ、簡素でしかも奥行きの深い占術として、九星気学からこの世界に入られる事を推奨します。
九星気学に限らず占いと言うものが庶民に浸透してきたのは、明治になってからと言っても過言ではないでしょう。それ迄は、一部の特権階級だけで口伝伝承されていました。
中国4000年の歴史を誇る…と言うものや、一子相伝や流派と言う門外不出の学問でした。歴史や鑑定法などは、それぞれの書物で確認してください。現在の九星気学も大正時代に横浜の吉田橋界隈で育ったと言われています。
“九星象意秘伝” 園田龍明著 発行者 園田賢次朗 編輯者 田口為童
奇門遁甲という占術の九宮を独立させて園田真次郎先生が研究開発されたと一般的に言われています。先生の弟である園田龍明先生の協力も図り知れないものでした。
戦国武将も軍略として活用、黒田官兵衛や徳川家康の知恵袋と言われた天界僧上などが継承した占術が、明治、大正、昭和、平成、令和と脈々と流れていると言う事に驚きが絶えません。私も占い本の師匠から受け継いだ占術を、ブログと言う形で後世に残せるかと思うとブルブルと体が震えてきます。
九星気学は九つの宮に位置する九星の象意を理解すれば、五行の相剋と空間である10干との時間軸である12支とのバランスを判断する事で予測、推測できるので、とても面白いですよ。
私は基本的には、占いは独学で、神田の古本屋で買ってきた本で勉強しました。師匠と呼ぶのは、その本の中の著者が、私の師匠でした。しかし、占いは、人との感情の関りが大事です。
対面鑑定をする為に、ある師匠に師事した事がありました。現場で上手く行かないと、別な本を開いて確認をしたり納得もしたりしました。師匠に疑問点を問いかけても、明快な答えを得られず、通りかかった古本屋の本を見て…「そうか…そういう事だったのか…」と腑に落としたこともあります。人に聞くのも良いが先ずは自分で調べてみる事が大切ですね!
手相にも関心がありますが”現実”を見るのに不安もあります。
手相は生身の人間の細胞組織がうごめいていますので、当然ながら変わりますが、宿命は変わりません。運命は変えることが出来ます。手相はその経過観察で、今の状況を知らせてくれる最高のツールです。又、今から少し先の近未来も現実的な予測は可能です。
九星の動きと手相の動きを一緒に見ると、こういう弊害が出てきます。九星や宿曜経術で宿命をしっかりと押さえれば、手相の動きに一喜一憂する必要はありません。
私の場合、九星で動きをある程度推し量ったら、手相で、この人が乗り切れるのだろうか、つぶされるのかを読み取る為に手相を拝見します。
方位取り、転居、転職などの時は手相の力もかなりの力で動きますね。
占いは自然観察、透視と言われる様に、透念気が必要。観察眼を必要とします。
僕も九星鑑定中、頭の中では星の動きを常に観察します。手相も、生命線だけに限らず、その周辺の状況を観察し、シマ、クロス、白濁、方向性など、何か一つ見逃しは無いかと、虫眼鏡を動かして観察します。
観察結果の問いに、「そうです、そうなんです!」と言われると鑑定に自信がつく事があります。いつの日か、アナタも実感する事でしょうね。
占いは観察眼。
最後まで読んで戴き有難うございました。
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