独断専行するイノシシ、12支の亥(い)の性格と運勢で判る能力とは? *058

亥の性格は、イノシシなので、やはり猪突猛進ですか?

遂に来ましたね、最後の12支であるイノシシの猪である、”亥”は 最後だけど”始まりの気”も含んでいます。亥/子/丑は北の水局方合と呼び、五行では水星に属します。”亥”は土星ですが、水の様に柔らかい土なのです。

戌(いぬ)は堅い石ですが、亥(い)は生命誕生を担う<土の慈愛>をも保持しています。性格は確かに猪突猛進も致しますが、人の心に深く<沁み込む水>の感覚もあります。

対抗策は”念じる”ことです。子の貴方の想いは、じわじわとゆっくりですが通じます。困った事があったら、<念ずれば通ずる>の言葉を思い起こす事ですよ!　

それでも通じなかったら、<文字起こし>、日記に書くか、手帳に書くか、ブログに書くか、コンビニのレシート裏に書いてもよいです。書いたら川に流すか、海に流すか…を実行して見て下さい。これって、結構、効き目があります。

それでは、亥の性格を説明致します。

12支の象意 (亥)
性格	閡（とじる）が語源。
	陰の気作用の終了。草木が越冬の為，堅固に安泰を図る状態を指す。
	鉱物も結晶を完成させた形で，”終了させる作用”を指す。
	目先の利益ばかりを追っていると、”深読み”、”遠くを見ること”が出来ない。
	全ての願望は”好調の兆し”が見える。
気質	実直
	独断
	一途
	率直で果断を尊ぶ。※即断即決
人体	腎臓　※亥は水局故に水の疾患に注意
	膀胱
	耳，首
	血圧
人物	無鉄砲になり易い。
	企画心が貧弱である。
	独断専行しやすい
	人の言葉を信じて行動するが，結局は失敗して激怒する。
病気	胃腸病
	脚気，性病
	尿管結石 胆石
	腎臓病
雑象	物事を一途に為す。
	頑固に徹して、後を顧みない軽率な一面がある。
	正義心強く，強気を挫き、弱きを助ける義侠心がある。
	猪突猛進で思い切った行動をとる。
	人に従わず，忠告，意見を取り入れない。
	根が正直な為に，非を悟れば，悔い改めるのも素早い。
	行動する成功確率は，五分の成功だが，失敗も五分。
	感情的に行動する。
	責任感も強いが，短気で強情。
	人の先頭に立つ行動をとる。

イノシシと言われる12支”亥”の運勢は、どうなんですか?

亥は23:00～１:00の時間の空間を制御します。2時間を4等分して30単位で、一つ、二つ、三つ、4つと呼んだのが江戸時代。亥の刻二つと言えば、13:30～12:00の間となります。まさに、その日の最後の時刻を告げるのです。

<亥>は、<発芽、発育、伸長>、の目的の為に、”終わらせる力”を出しますが、発育、発展、成長、するのが目的としてあり、名誉もお金も求めません。今、自分の中に守護している何かを守り抜くのは、<この種子に陽の目を見させたいと言う一心>だけなのです。

一般的に言われている、始まりの力という、特別な力ではありません。家庭を守る、親を守る、配偶者や子供を守るなど、次の世代に何かを受け継ぐために、何かを守護する…という力が、<亥の始まりの力>なんです。

12支の三合を思い出して下さい。亥は卯の生気、卯は亥に対して旺盛なる気、そして未は卯の旺盛なる気を落とす墓気とありましたよね。この生旺墓の三合から見ても、亥には発展、発育を目指す卯を助ける力があるのです。

イノシシである12支”亥”の能力はどうなんですか?

①　”一事専念”で物事を起こす事。あれも、これもと始めますが、結局は何事も成就する事は出来ないです。一事専念を考えるのですが、<周囲の画像、環境、状況が眼についてしまう>のです。こういう時は、物事の、<優先順位>を考えましょう。並列思考を縦列思考に切り替えて、一事専念で取り組みましょう。

③　猪突猛進の性格は変えられませんので、その事を活用、突っ走る事です。短気で強情な性分も良いです。ただし、自分の非を認める事は必要であり、認めたら、その事を是正するように、突っ走ることですね。

④　人の先頭に立つ行動を取りなさい。あとに続く人が必ずついてきますよ。

⑤　人に従わず，忠告，意見を取り入れない事が多くあるのは、自尊心が強い時、自尊心強い時は助けを得られない。人の話を真剣に傾聴する事で自らが助かる事が多い。<自尊心の高揚が助けを拒否しています。>

⑥　<感情的に行動する時は、<依存している。> 自分にキチンとした信念が無い時、”亥”は感情に流されやすい、そして<依存心>だけが高まります。

亥の方位は北西の北よりで北北西の方位となりますが、北西は六白金星の在所であり、<闘い>の象意があります。亥が闘う目的は、発芽、結実、種子化した核を発芽させる為に闘うのです。財産相続、家督相続、技術の相続などの課題がある時、北北西の方位取りは効果が期待できます。亥の生命力は強く、長寿も視野に置く事となります。