
年盤、月番、日盤における”星が訴える”ものを感じ取るにはどうする…?
- 私の未来はどうなっていますか?
- 五黄土星は破壊、崩壊、消滅の象意がある
- 日盤は思考の”魂”で基本軸、何かを訴求している
私の未来はどうなっていますか?
夕方遅く、鑑定所の窓のポスターをのぞき込む高齢女性がありました。
「どうぞ、中にお入りください…」と声掛けすると
着席するや否や、「私の未来はどうなっていますか?」と、ありました。
生年月日を聞き取り、命式を算出すると、私は、次の言葉が出てきました。
金運も、財運も悪くはありません。
未来もゆったりと過ごされると思われます。
ただ、”家族に欠けるもの”がありますね。
と言って高齢女性の顔を見上げました。

主人はなくなりました…
彼女の星は七赤本命で月命八白です。七赤の八卦は☱で、一陰の下に二陽があり、
一交不足を表しています。つまり、何かが欠ける…という暗示ですね。
月命が八白なので、家族関係とかを推測はできます。



去年の春に、すい臓がん…でしたね…
夫との思い出話を淡々と話されるので、
ご主人の生年月日も教えてもらいますか?…と言いました。
すると、ご主人は五黄の一白という命式が出てきました。



お子様は何人ですか?



子供はいません…。
七赤の八白で子供がいない…ということは? もしかして…?-僕は高齢女性に言いました。



ご主人は、子種が無かったですね!



え…っ、どうして…! 誰にも話したことがないのに…?
びっくりした様子の姿から、少しづつ、昔のことを話されてきました。
若い時に、周囲からは、検査に行ってみたら…と言われた事もありました。
でも、主人の気持ちを考えると、言えませんでした。
そうですか…やっぱり、やっぱり言わなくてよかったんですね…
深くうなづいた高齢女性でした。
あの人が亡くなる前に話したことがあります。
<僕は、やっぱりお前を選んで良かったよ…>といって息を引き取りました。
今まで、だれにも話したことがないのに…どうして判ったんですか…?



そうだよ…どうしてわかるんですか?
五黄土星は破壊、崩壊、消滅の象意がある
この方のご主人は五黄土星が本命で、月命が一白水星です。
単純に考えると月命の一白を五黄の力が加重される…と置き換えてください。
一白は妊娠、出産、生命の誕生、物事の始まり…などの象意があります。
それらの象意が五黄土星の破壊力とか誕生を阻害する力が動いてくる…と解釈できます。



なるほどね…、妊娠を阻害するもの…なのね。


一白中宮時は、一白方位が六白の暗剣殺となり、吉凶の凶の象意が現れます。
それは、六白の定位に二黒が来ているのを参考にすると、二黒は育成、滋養、など育つ作用があります。
六白が二黒の無の作用を受け取るのです。
六白は健康運を見るのですが、暗剣殺を被るので、
一白が五黄によって破壊される、つぶされる、無になると連想できます。
種がなくなるとか、少なくなる象意がこの解釈となるのです。



さらに深読みすると、その二黒の定位に七赤があり、感謝の気持ちが伝わりますね。
このように、五黄土星の力は、破壊力、崩壊、破滅、とどめを刺す
などの意味がありますが、ただ単に解体しているのではありません。
何かを新しく創生するための破壊力なのです。
日盤は思考の”魂”で基本軸、何かを訴求している
この高齢女性の日盤は七赤金星で亡き夫の日盤は一白でした。
金→生→水の相性で、文句ありません。
一白水星は祖先や先祖の星とも言われています。
その祖先の魂が、「もう、子孫は残さないでほしい」…という意思表示をしている気がします。
鑑定をしていると、時々、こういう星に出会います。
良し悪しは別として、祖先からのアドバイスを深く汲み取るのも占いの仕事かもしれません。
ここで、宗教論を論ずる気持ちはありませんが、
私達と、先祖は繋がっているということを、この一白水星は教えてくれています。
女性にとって、子供は命、宝物です。
子供が授からないと知りながら夫と過ごした人生を、この高齢女性は後悔していません。
「お前を選んで良かったよ…」と旅たち前に放った、その言葉が最高の称賛だったのですね。
辛い思いを抱いて生きていかねばならない…そんな思いに寄り添う事も、これまた人生です。



先生、明日、墓参りに行ってきます。
高齢女性の後姿は足取りがしっかりしていました。不思議と何故か、お疲れ様…ですと手を合わせたくもなりましたね…。



最後まで読んで戴き有難うございました。
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