

三碧の五黄は、”トラブルメーカー”


三碧の象意は<発明、発見、創作、新規、新鮮>の象意があります。
この創作とか創造が<メーカー>と置き換えられます。
メーカーである三碧が五黄の破壊力を受けるのです。
五黄を素直にとれば、<邪魔する…><もめさせる…>と言う意味もあります。
新企画を邪魔する…発想に文句をつけるなど、
会議の席でまとまらない原因は、三碧の五黄人物の<発言>であったと…よくあります。

なんで、そうなるの…?
傾斜法で説明します。五黄中宮の時、三碧は東です。
三碧の定位置にきています。
五黄中宮の時は、全ての星を支配しているのは五黄土星でしたね。
五黄中宮時は、一白も、二黒も三碧も九紫も全ての星が、
五黄の監査とか定期診断を受けなければなりません。
出すぎている星は、たたかれて、引っ込み思案の星は、引っ張り出される…のです。
三碧人物は基本的には初対面の印象は悪く、なぜか、よそよそしい。
そういう自信のない態度をとる三碧に、五黄は持ち前の強さで押し出します。
ところが、言葉の不足とか、会話の会話力が不足して、間が持てなくなるのです。
三碧が中宮の時、三碧方位が一白の暗剣殺を被りますが、それは
西の五黄殺の力によるからなのです。
西の七赤八卦は一交不足で表せ、”言葉の不足”という形で顕現します。
それが一白の暗剣殺となり、不安と惑いがミックスされた状態となるのです。



初めは意気込んで提案した企画だが、
次第に不安となり、
迷い、惑う事となったのですね!
仕事でも遊びでも、初めは威勢が良いです。
<さあ…この仕事を早く終わらせて、今日は飲み会だあ…それ…っ!>と掛け声は良いです。
でもね、その掛け声が次第にトーンダウンして、
しまいには、自分に対してイラ立ちして来るのです。
仕事の段取りを検討しているのに、その輪の中には、入らず、スマホの着信履歴を見たり、
日報報告を書き込もうとしたり、すでに気が移りこんでしまっています
本人は当たり前と思っていますが、
物事の段取りと手配を自分勝手に、自分の頭の中だけで行うので、
周囲は振り回されます。
朝令暮改など平気です。
自分のミスを認めず、「私…言ったよね、言ったよね…」と、
自分の正当化だけを図るので、初めの…、初めの…梯子のかけ違いが、はっきりしません。
これが、うやむやな態度と責任の所在が為されず、どんどんと傷が深くなります。



なんで、そうなるのですかね…?
三碧は、自立、独立の星、他の人を頼りにしません。
だから仕事も人任せにしないのです。
人に任せて、失敗するのだったら、自分でやったほうが失敗しても納得できる…
だから自分でやってしまう…という論理を持っています。
トラブルメーカーと評されても自分では、そうは思っていません。



何が、…どこがトラブルなの…、
それは貴方のミスでしょ、
何で私が被らなきゃならないのよ…」
と開き直られてしまいます。
周囲としては、



この仕事は、あなたの指示で動いたのでしょう、
責任は貴方にあるのですよ…
と言うものならば、



「だって、あれから変更になったから、こっちの方向へと変えざるを得なかったのだから…仕方ないじゃない!」
と、一刀両断に切られてしまいます。



周囲が求めているのは、
変更とか訂正があった事を周囲にも話して欲しかった。
自分だけで判っていないで、
周囲にも情報の共有をして欲しかったのです。
三碧は発育発展、前進して伸長する気があふれています。
自立、独立の素晴らしい星です。
三碧の五黄の場合、この五黄の力も加算されて、
自分だけの世界にはまってしまうこともあります。
自分で考え、自分で判断して、どこが悪いのか…と言う考え方も頷くことがありますが、
この現実の世界では、社会性があります。
誰かと、何かと連携しなければ生きては行かれません。


自分の考えを自分だけにしまっていないで、少しは周囲に伝えたり、
話しておくというのが、連携の取れた社会性が生まれてきます。
三碧の五黄はトラブルメーカーとして押さえるのは、
トラブルメーカーになってほしいのではないです。
このまま進めば、周囲から見放され、孤独の道を歩むことになります。
自分としての自立の道を堅持しますが、
話し合う…手をつなぐ…などの連携も必要ですという暗示を押さえてください。



最後まで読んで頂きありがとうございました。