九星気学を勉強してくると、誰でもが一度は遭遇します !
相生の良い関係の人だけと交際する。
九星気学を勉強してくると、相手の星が判り、自分との相生相剋を比較する様になります。またまた、上司との関係、コーチとの相性、友人との相性、そして彼氏との相性など、面白いように相性関係を調べたくもなります。
その結果、相剋となる人とは、<つきあわない>、あの人は私を剋するから、私の人生には合わない人…と思い込み、交際を遮断したり、疎遠にしたりします。
これって、駄目なんですよ!
相剋だからダメなのではなくて、“アナタの短所を指摘してくれる人“と思い直して下さい。
相生だから、この人は良い人だ…と思い込みをしていると、とんでもない事になります。
あなたは相手に我が儘を言う様になるでしょう、相手を支配しようとします。相手の気持ちが判ると思い込みます。
相生関係の場合、お互いが相手をリスペクトする気持ちが無ければ相生の関係は崩壊します。
この相手をリスペクトする関係を九星気学では”九紫火星”が役目を担っています。凄いですね、九紫火星!
例えば、一白水星の人物の場合、(金)→生→(水)から、六白や七赤の人達と仲良くなり易く、また、助けてもらう事が往々にしてあります。助けてもらうと言うよりは、<理解して納得してもらう>事が多いと解釈してください。
(水)→生→(木)の関係である、三碧、四緑の木気の人達とは、<助けてあげる>関係なので、<意気投合>して物事が順調に滑りやすくなります。ただ、三碧のスピードに着いて行かれず、決断するのに時間が必要です。この場合、三碧が、一段スピードを落として、一白の決断に合わせた方が良いと思われます。相手に合わせて引き下がる…と言う意味から<退気>と呼びます。
(金)→生→(水)の場合も、<金気は生気だから安心だ! ><水気を助けてくれるから安心だ!>…ではありません。この場合も、退気が発生すると、一白も相手のスピードに一段上げて、対応する必要があります。六白も七赤も、<気ぜわしい人が多い>ので瞬間的でも良いから相手に合わせる必要があります。西は夕暮れ、間もなく日没、よって気ぜわしく働くのでしょうね。
相剋の人とは、付き合わなくなる。
例: 八白と一白との関係を見ると、五行相剋関係から八白の土は水の一白を剋します。 九星を五行に配当して相剋関係を読みます。
一白水星は、(水)→剋→火 で、九紫火星を剋します。
二黒土星は、(土)→剋→(水) で、一白水星を剋します。
三碧木星は、(木)→剋→(土) で、二黒、八白を剋します。
六白金星は、(金)→剋→(木)で、三碧、四緑を剋します。
例えば、九紫火星は五行は(火)で、(水)→剋→(火)で一白水星を嫌がります。燃え盛る炎を、一白水星の水か、雨が、霧が、襲い掛かる…と想像してください。九紫火星の人が、口角上げて、説明している時、一白水星の人が横から、冷水を浴びせる様な質問をした時、九紫火星の人は、意気消沈してしまいます。会社のプレゼンなどで、経験ありませんか? 一白水星を<老人>、<年長者>との象意から、会社の上層部の人とも解釈できます。
この様に相手から、批判,指摘、注意される、<相剋関係>は、人間関係において嫌なものですね。自ずと避けて通りたくなるのが人情ですね。こういう場合に遭遇した時の対処法があります。
例えば、八白の人物にとって相剋は木気の三碧と四緑となります。木➡剋➡土だから、付き合いは止めとこう…とするのは早合点です。これこそが、”占い師の占いかぶれ”となる所以です。
人の”あらさがし”をしたらキリがありません。あらさがしはネガティブ思考、ポジティブな考えをして行くのが、開運の方法であることを再度認識してください。
木➡剋➡土だから、八白の人物にとって、三碧、四緑とは遠ざかる…のではなく、その星の長所、秀でている所を獲得するとか、掴み取るとかをするのです。
“しわだらけの八白”にとって、”新鮮”な三碧は貴重、四緑のもたらす”情報は生き甲斐”となる事でしょう。
僕は思います、相生も相剋も必要な栄養素、酸いも甘いも噛み締めるのが、この世の人生ですね!
“相剋”を極端に嫌い偏ると”中庸”のバランスが取れなくなる。
(水)→剋→(火)の場合、(火)にとって、生気は四緑三碧の(木)気、その木気を助けるのが(水)気なんですよ。上の図をよく見て下さい。(火)の九紫火星は一白に攻撃されますが、一白の攻撃力を分散、分散した力を三碧、四緑の木気を押し上げる気に変換させるのです。具体的には、先ほどのプレゼンの場合、三碧の<新しい分野の開拓>と<市場リサーチ>のデーターを視覚に訴え、スライド効果で、説明を再びやり直す…事です。九紫火星の力は、この再び、とか、再度、とかいう象意が特にみられます。<再縁、再婚、復縁、再度、再開、再手術>この力が九紫火星の実力です。
この様に、相剋の人物とは避けたがる気持ちは理解できますが、この人間社会で生きて行くならば、そればかりを言って行く訳にはなりません。剋する相手と相性が良いのを探し、その五行との相性を探して、自分の星にプラスになる様に形成して行く事が必要です。これが<中庸を取る>方法の一つとして活用してください。
相生が良い人だけの交際は、権利の主張が起こります。相克関係の場合、何となく教わるものが、どこかにありますよ。自分の短所を気づかせてもくれるんですね。
最後まで読んで戴きありがとうございました。
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