
巽宮に同会した時の象意現象はどうなのですか?
- 中宮(五黄)に同会した時の現象とは? 204
- 乾宮(六白)に同会した時の現象とは? 205
- 兌宮(七赤)に同会した時の現象とは? 206
- 艮宮(八白)に同会した時の現象とは? 207
- 離宮(九紫)に同会した時の現象とは? 208
- 坎宮(一白)に同会した時の現象とは? 209
- 坤宮(二黒)に同会した時の現象とは? 210
- 震宮(三碧)に同会した時の現象とは? 211
- 巽宮(四緑)に同会した時の現象とは? 212

今迄、勉強してきましたが、今日で最後の宮が巽宮です。
四緑の東南から六白の北西は、神様の通り道。
北東と西南の、鬼門、裏鬼門が鬼の通り道と一般的には囁かれています。
東南の風を”薫風”と呼び、爽やかな五月晴れを感じさせます。
- 整う
- 信用
- 遠方
斎う(整う) ☴
八卦は☴で、二陽の下に陰爻が配置され、受け身の姿を現します。
受け身は仕事や交際、趣味の世界など広範囲にわたり、
“斎う”と書いて、”ととのう”と読み、”整う”という意味があります。
結婚話も巽宮に来た時に整うのです。八つの宮の試練を受けて、やっと、まとまります。
契約も、この巽宮同会時に”まとまり”ます。
難しかった問題事も、この巽宮に来れば、何事もなかった様に解決の方向へと導かれます。



そんなにうまく行く事があるんですか?
完璧を求めるのが対冲の乾宮の六白で、☰の三陽の爻となり、完璧を求めます。
巽宮の四緑は☴で初爻が陰で陽の積極的に対して受身で対処するのです。
議論も出尽くして、互いが妥協しなければ解決できない…と感じた時、
双方が歩み寄るのが妥協案となり、互いが受け身の姿勢で妥協するとか、
物事をまとめる方向へと導くのが、この巽宮四緑の”整う”力となるのです。
逆説的に考えると、四緑巽宮の象意を活用すると、
物事がまとまる方向へと導かれる…とも言えます。
巽宮の象意の一つである、”薫風”を活用、
エアコンの室内に心地よい扇風機の”風”を回してみる。
テーブルクロスを薄い緑にするとか、壁には旅行の写真を飾るとか、
…勿論テーブルには、すっきりとした花を飾るのも良い事です。
巽宮が”整える”からと言って悪だくみに活用しないで欲しい…です。
悪事も、整う力はありますが、何かが欠落した悪事となりますからね。
信用 ☴
東南に位置するのが巽宮で九星では四緑木星。つまり信用は四緑木星を現しています。
木星は三碧と四緑、三碧の掛け声で物事が動き、四緑の巽宮で”整う”と言えます。
三碧の掛け声は瞬間的には強い力ですが、長続きはしません。
掛け声だけで終わるのも三碧。
掛け声を四緑の”風”に乗せて遠くまで運ぶのが四緑の象意です。
三碧の掛け声を次から次へと広めるには、人から人へと伝えるので、
確実なものでなければ伝わりません。



良い話ばかりでは無いのだけどね!
中には、「本当かなあ…」と疑りたくなるものもあります。
この、噂とか流言も四緑の風に乗れば伝わるのです。
その伝わる時の真髄が”信用”が有るか無いかで、伝わり方が異なります。
信頼の五黄、信じる思いの一白、信じて動くのが六白、
それらの根本にあるのが、四緑の”信用”と言えます。
四緑の人物の鉄則の一つに”信用を作りなさい”とあり、
お金も名誉も不要、信用が命なのです。
よって、対冲の六白の影響を常に受け、動きすぎ、やりすぎに注意しないと、
健康被害を被ります。
四緑巽宮の先天盤には、兌宮七赤があるので、和合の中に信用があると言えます。
周囲の人と、仲良くしたり楽しく会話をする事で信用が得られると言う事でもありますね。
遠方
“風の便りによれば……”と良く言われます様に、遠くの話は、聞きたくなるものです。
現実に直面してないので,人事の様にして聞くことが出来ます。
遠くの話には、雲を掴む様な、不確かな情報もあり、
その中に確実な情報もあると言う訳です。



何言ってるの…?
遠くの話は、訳の分からないハナシが多く、確かめるにも雲を掴むと解釈、
四緑の話には、取られ方次第で如何様にも変化するのです。
この象意を活用すると、相手によって捉えられります。
営業マンの話術もこの象意を活用します。
相手も自分も遠くから話します。互いが遠くで話をするので、
ムード次第で如何様にも取られます。
四緑の”遠方”と言うのは、自分の体ではなく、精神だけで話をしています。
遠くだけでなく、遠くを見たら、もう一度近くを見て下さい。
“現実”と言う近くを見つめる事ですね。



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