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先天盤との関連を読み取る <乾宮> ✿213

目次

先天盤の乾宮に同会蒔の深読みはどうすれば良いですか?

  • “命式”における、後天盤と先天盤
  • “方位”における、先天盤と後天盤

① ”命式”における、後天盤と先天盤の関係とは?

後天盤と先天盤の違いは中宮の五黄があるのか、無いのかで違います。

後天盤には中央に五黄土星がありますが、先天盤にはありません。つまり八方位だけです。

元々が先天盤から始まったので、八卦も八方位となります。

中宮に五黄が配してありますが、この中宮も天上界の五黄…と言う考えもあり、

平面五行説から…立体五行説へと繋がります。

今は、後天盤と先天盤の関連性を理解してください。

例えば、北の坎宮一白水星には、先天盤では二黒土星となっており、

北の坎宮一白は、二黒土星の象意も潜んでいますよ…と言えます。

この考え方は、男性の中にも女性的な部分があり、

女性の中にも男性的な部分が見え隠れしていると同じです。

実際の鑑定の場合、北に同会した時は一白だけの象意で判断せず、

二黒の象意も兼ね添えて判断します。

しかたないわ

ややこしい…ですね!

講師

そうです…人の心も単純ではありません。

覚え方は、次の様な感じで覚えて行きます。

<北の坎宮一白の先天には二黒がある>

<北東の艮宮八白の先天には三碧がある>

<東の震宮三碧の先天には九紫がある>

<東南の巽宮四緑の先天には七赤がある>

< 南の離宮九紫の先天には六白がある>

<西南の坤宮二黒の先天には四緑がある>

<西の兌宮七赤の先天には一白がある>

<北西の乾宮六白の先天には八白がある>

先天盤には五黄はありませんが、五黄の本質、”破壊、腐敗、崩壊”を意識してください。

東の九紫から北東の三碧迄の先天盤の位置を暗記する時のコツがあります。

東から、”九紫なら良い判事さん”と覚え、実際に判事の星として九紫の象意を現します。

どうなんだい

もっと、判る様に説明してよ!

東の九から始まり…で、九紫と押さえ、東南の四緑の七赤を、ななの”な”で

南の六白をろっぱくの”ろ”となり、”九紫なら”…と語呂合わせます。

西南の二黒には四緑があり、”よい”の”よ”で、”い”は西の七赤には一白があり”い”です。

六白には八白があり、はんじさんの”は”、北の一白には二黒土星の”じ”、

最後の八白艮宮には三碧の”さん”と連なるのです。

<九紫なら良い判事さん>と右の親指で、右手の掌を動かしながら動かしてみましょう。

やったあ!

なるほどね…うまく考えましたね…!

②”方位”における先天盤と後天盤の関係はあるのですか?

例えば東の吉方を取り入れる為に”祐気取り”を行なおうと企画したとします。

その目的が資格取得のためで、具体的に言えば、

介護福祉士試験の合格を目指す…と言う場合とします。

いわゆる、方位取りにおける、先天盤と後天盤の関係です。

この場合も、後天盤だけでの判断は禁物、先ずは後天盤で吉凶判断したならば、

先天盤との関係を深読みする必要があります。

例題として、八白本命で二黒月命の人とします。この人の最大吉方は九紫火星となります。

参考までに言えば、五黄土星を吉方位と捉えてはなりません。五黄の破壊力は大きいです。

仮に二黒中宮年とします。

例題の八白二黒の最大吉方となる九紫火星は東に遁甲。

①最大吉方と遁甲先の星との相生相剋を判断、細かくすれば、歳破、月破、暗剣殺も考慮しますが、先ずは九星との相性を探り出します。

②東に遁甲しているのは、ズバリ九紫火星。

東は後天盤で三碧、先天盤で九紫の定位となっています。

八白本命で二黒の月命の人の場合、二黒中宮月に資格取得の為に

東の九紫の吉方位を取る事は、非常に良い事だと言えます。

祐気取りの場合、火気法と木気法を薦めたいです。

✿ 火気法として、火の力による”護摩焚き”を薦めます。

僧侶がお経を唱えながら祈念する、その姿の前には

勢いよく燃え上がる火の力が、自分の気持ちに移り込み、

何とも言えない”やる気”が出てまいります。

燃え上がる、炎の姿には不動明王を感じるほどです。

✿ 木気法として”植物との融合”を薦めます。

神社参拝の折、境内にそびえ立つ大木の幹に手を当てて、

大木の気を感じるやりかたで、皆さん、よく見かけます。

キャンプに行って、花や植物に触れ合うのも良いです。

人間は、自然の中に入ると心が和むものです。

仕事仕事で慌ただしい空間ばかりにいると、思いやりも、情けも枯れてしまいます。

自分の事だけしか、考えぬ、余計な事はしない方が良い…など、

心も砂漠化してしまいがちです。嫌ですね…。

どうなんだい

東の先天盤は何があるんですか?

後天盤東の先天は九紫火星があります。

三碧は木気、九紫は火気で五行では、(木)➡生➡(火)となります。

東の九紫は⑨③⑨と両手に花の状態で、掛け声も、押し上げも強いのです。

三碧は新鮮で意気が良く、元気ハツラツとしています。

九紫は組織としますので、何かの目標を掴む為には、

後天盤東には、沢山の企画、発想、アイデアが並べてあるとも言えます。

ひとやすみ

後天盤と先天盤の関係を活用すると、
命式と方位を読み解く時に非常に参考になりますよ!

ありがとうです

最後まで読んで戴き有難うございました。
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