<今日、アナタに会えた事を感謝します>…と念じて想う事から人間関係は始まりますね。
朝起きて、妻の顔を観て、「ああ、今日もそばにいてくれるんだ…」とか「今日も朝ご飯を作ってくれるんだ…」と思うだけでも感謝の気持ちは、以心伝心で伝わります。
この感謝の気持ちの表現の仕方は千差万別。“大事な事は感謝の気持ちを腹に持つ事です”と世間では言われていますね。素直に、うれしいとか、有難い、と思うか、思わぬかで人間関係は天と地の如く変化します。
綺麗な言葉よりも、心のこもった感情の有る言葉なら相手に必ず通じます。会話の基本は、言葉だけの会話でなく、感謝する気持ちが籠った感情の言葉のキャッチボールです。
感情が優先されるので、言葉の要らない、”無言の会話”も相手に伝わります。「ああ…」とか「う~ん…」だけでも伝わりますね。
人間関係はこの感謝する気持ちをどう表現するかでバランスが異なります。占いの観点から人間関係を良くするためのポイント二つを提案いたします。
① 有害な人が近くにいる人間関係の変化
感謝が大切だけど…嫌な事ばかり言ってくる人には感謝出来ないのですが…無理です。
「明日は休みだ…皆で焼き肉でも行くか…!」の同僚の掛け声に、笑顔がほころび、頷く仲間達。すると、「月曜日の会議資料は出来てるの…?」と上司の言葉…。沈黙の時間が流れて、「見せてごらん…」で、ため息が漏れ、「肝心の資料がどこにもないじゃないか?」で、とどめの一発をボディに食らった感じとなりました。
占いに於いて人間関係は上下関係で観る場合と並列関係で観る場合があります。
上下関係で観る場合
六白を上司、二黒を部下、従者と位置付けます。六白の乾宮は乾燥の乾で、水分は少ないです。水は占いでは、情け、情実、としますので、情け容赦がない…と理解します。
二黒の部下と六白の上司の最大吉方は七赤と八白ですので、七赤の食事と八白の思いやりです。上司は仕事優先ですので、今回の場合は妥協するのが最善策かと思われます。
並列関係で観る場合
比和の関係を観ます、三碧と四緑、二黒と八白、六白と七赤がお互いが仲良しの関係となります。
木気の比和と金気の比和の最大吉方は一白水星ですが、土気の比和の最大吉方は南の九紫火星で、他の比和とは真逆の位置にあります。
並列関係とは同僚、仲間、サークル、趣味の会などでの人間関係を指しますが、上司の関係と違い、従者の関係は不要、自分の意見を通すことが出来ます。
<並列関係> | <現 象> |
三碧と四緑 | アイデアの理論的根拠を求め、何故かを探り合う事で伸展します。 |
六白と七赤 | 動いた結果の収穫次第で気持ちが変化しやすく、結果にこだわります。 |
二黒と八白 | 自己満足よりも人からの評価を気にして他者からの称賛を求めます。 |
あなたの周囲に有害な人間関係を作り出すような人がいた場合、職場なのか、地域社会なのかを判断して、並列関係か直列関係かを見極めて、対象者同士の最大吉方を算出する事です。
当然ながら、対処策としてのNGワードも出てきます。例えば、上司に説教するとか、上司に見下した態度を取るなどは論外です。
有害な人と感じたら、その場を離れる事。距離を取らなければ潰されます。距離を取ってから間合いを詰めていきましょう。どんな間合いを取るのが良いかを最大吉方で算出します。
② 人間関係を円滑に進めるためのポイント
相手の星の特徴を知る
同僚でも上司の場合でも、先ずは生年月日を掴んで下さい
今は、スマホでもパソコンでも<占いのアプリ>が氾濫しています。その中でアナタの好きなアプリから、最低でも、九星、10干、12支の星を算出してください。
例えば Aさん、1990/4月22日生まれの人と仮定した場合、星は次のようになります。
日盤 | 月盤 | 年盤 |
丁巳 | 庚辰 | 庚午 |
六白金星 | 六白金星 | 一白水星 |
旧暦 3/27 | 空亡 子丑 |
詳しい鑑定の仕方は後日に委ねますが、人間関係だけに的を絞ります。年盤と月盤に10干が庚が二つあり、庚の力が強い人と見受けられ、庚は攻撃的、積極的、強引さも感じられます。
更に月盤と日盤の六白金星があり、行動力も強く本命一白水星を金➡生➡水と押し上げています。この事は初志貫徹の意志が強くあり、とどのつまり、この人の思う通りに現実の場面は動いて行く…と解釈できます。俗にいう、強い人という印象が強いですね。
12支も午と辰があり、先見の明も強くあり、頼もしい人と捉えて問題はありませんが、星を観る場合、良い処だけを掴んではなりません。裏側の性格、感情をも掴む必要があり、この人の特徴として、良く世話を焼いて、優しいのですが、最後は、結局は、…自分の為にさせようとする目論見が隠れています。
なるほどね…良い処だけでなく、裏側の性格も掴みなさい…と言う事ですね。
自分の星の特徴を知る
例えばBさんを1996年10月12日とします。
日盤 | 月盤 | 年盤 |
壬午 | 戊戌 | 丙子 |
六白金星 | 九紫火星 | 四緑木星 |
旧暦 9/1 | 空亡 申酉 |
年盤四緑は体を表し<受け身の人>ですが10干の丙から、何かと表に引っ張り出されやすい人、静かだが何となく目立つ人と解釈できます。それは月盤の九星である九紫火星が強く働き、気持ちの底には<負けず嫌いの精神>があります。
日盤は魂の場所、積極的な行動を促します。日盤の六白は年盤に魂を送り込みますが、体の四緑は、エンジンのシリンダーから空気漏れを起こしている状態と言えます。六白の力を四緑の本体に確実に伝達させるには、月盤の九紫を使うしかないのです。
月盤の力を侮る事はできません。日盤の霊魂を体の本命に伝える役割があるのですから、年盤、月盤、日盤の命式の場合、月盤の星の読み方、解釈の仕方で、当然ながら鑑定は変わって来ます。今、その人に動いている感情と、命式が持つ感情が合わさった言葉で相手に伝える事が肝心です。
相手と自分の最大吉方を知る
AさんとBさんを並べて考えてみましょう。
Aさん | ||
日盤 | 月盤 | 年盤 |
丁巳 | 庚辰 | 庚午 |
六白金星 | 六白金星 | 一白水星 |
旧暦 3/27 | 空亡 子丑 |
Bさん | ||
日盤 | 月盤 | 年盤 |
壬午 | 戊戌 | 丙子 |
六白金星 | 九紫火星 | 四緑木星 |
旧暦 9/1 | 空亡 申酉 |
鑑定の説明は割愛します。ここでは人間関係について述べたいと思います。
AさんとBさんの最大吉方として、年盤の一白と四緑の最大吉方は三碧となります。順追って説明しますと、一白はAさんが本命殺を被り、二黒はAさんが土➡剋➡水で剋されます。
四緑はBさんが本命殺となり、五黄は基本的に吉方位としては捉えません。六白はBさんの四緑が剋され、七赤もBさんが金➡剋➡木で剋されます。
八白はAさんにも土➡剋➡水で、Bさんにも木➡剋➡土で剋されます。最後の九紫の場合、Aさんの一白とは水➡剋➡火で剋され、Bさんには木➡生➡火で相生なのですが、九紫中宮の場合、四緑が暗剣殺を被る事を忘れてはなりません。
よって、Aさんにも、Bさんにも丁度良い方位としては三碧の東と言う事になります。
最大吉方がでたならば、その象意を拡大解釈致します。一白と四緑の人物の人間関係で三碧を活用すると言う事は。次の事柄が当てはまります。
① | 東は朝日が当たり新鮮。 | 常に新しい考えとか、提案が二人の関係を親密にします。 |
② | 三碧を声とします。 | 無言の会話よりも、声掛けて相手に感情を与える。 |
③ | 好奇心旺盛 | 人より先に新しい事に取り組む事が潤いが出ます。 |
このように、二人の吉方位を算出して、その象意を拡大解釈すれば人間関係は良好が保たれるのです。
最後まで読んで戴き有難うございました。
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