① 相手が共感する事を敬意を持って会話する。
相手が喜ぶ事ですか?
「違います。相手にお世辞を並べ立てる事とも違うのです。」見え透いたお世辞は反感となり、良好な人間関係にとってはマイナスと、一般的には言われています。
じゃあ何なの、相手が喜ぶことではないのですか…?
もう一歩、踏み出しましょう…、<相手にとって為になる言葉>を発する事。
例題 「母と同居する事になったの…」
- どうして…
-
父が無くなり、母も一人では寂しい…というから…仕方ないわね。
- ご主人は了解してくれたの…、子供たちは…?
-
子供達は、喜んでいるけど…母とうまくやって行けるかしら…ねっ。
どこにでもある会話ですが、「どうして…」の前に、共感の言葉が欲しいですね。「あら…そうなの!」とか、「えっ、どうして?」と先ずはテーブルにお互いが着く状況を作りましょう。
「あら、そうなの、少し座って話さない…?」も良い言葉ですね。受け入れる場面を切り替える事に繋がります。
例題のAさんは同居する事に対して、夫と母が上手くやって行けるかを心配している様子がうかがわれます。当然ながら母と夫との間を自分で取り繕うと気持ちが強いですね。
相手と共感する言葉…って何だろう。
あなたって…昔から面倒見が良かったから大丈夫よ、今まで通り切り盛りすれば良いのよ…….お母さんに私も会いたいわ…高卒依頼だから懐かしいねぇ。
Aさんの<面倒見の良さ>に対して敬意を払っています。同居に対する判ってくれるくれる友人がいた事でAさんにも自信がついてきたかと思われます。
相手の長所を認めてくれる、伸ばしてくれる…そんな言葉がリスペクトに繋がります。
② 相手が嫌がる事は、今は話さない。
例題 「母と同居する事になったの…」
- どうして…
-
父が無くなり、母も一人では寂しい…というから…仕方ないわね。
- ご主人は了解してくれたの…、子供たちは…?
-
子供達は、喜んでいるけど…母とうまくやって行けるかしら…ねっ。
上記の例題に対して
「何で同居するのよ…うまく行く訳ないでしょ…」とは禁止Gワードです。
何事も相手の意見と相違がある時と感じたら、その相違点を早急に示して結論を急ぐやり方は人間関係においてはマイナス効果となります。
ビジネス、検討議論、現場での作業などの場合は、矢継ぎ早の質問に対して、応答も素早さを求められるのですが、人間関係では、「縁(えん)」を大事にします。
相手が受け入れてくれる状態を見極める必要があるのです。心を閉ざしている時には、何を言っても伝達しません。伝わる縁が開く時が必ず来ます。
同居が上手く行く時もあれば逆もあり、相手が話したくないのを無理やりに、こじ開ける必要はないのです。
③ 考えが違うのは当たり前、無理に迎合するのは巻き添えを食らう。
人間関係に於いて会話はとても重要です。
九星気学では会話を三つのパターンで示す事が出来ます。
三碧の会話 精神空想理論の会話。
七赤の会話 現実金銭を優先仕切りたがる。
九紫の会話 白黒の決着をつける。
三碧の会話は現実味が乏しいのですが、理想は高く目指す方向には限りない夢が浮かびます。具体策の提案はするのですが、完結は難しいです。しかし、誰もが考えない様な着想があるのです。抽象画、デザイン、レイアウトなどのアイデアが抜群です。
三碧の会話を楽しくさせるには、空論、推論に同調して話を膨らませる様にして行く事です。NGワードは、アナタの話は机上の空論です。と言ったらオシマイです。
七赤の会話は、お金とか現実だけを求め、真実のロマンは求めません。親切に振舞うのですが、結局は自分の為に何事も仕切りたがっています。完璧を求めて行くのですが、最後の詰めが甘く、ポカミスをやるのも、言葉の不足が原因となっています。
七赤の会話を楽しくさせるのには、相手に仕切らせる事で、こちらが話を仕切りだすと不機嫌、「そうなの」「なるほどね」と感動する事です。NGワードは、……しなさいよ!など命令口調で言えばオシマイ。ハイ。それまでよ…。
九紫の会話に逃げ道はありません。イエスかノーの二者選択を執拗に求めて来るので、戦うか、退くかの判断が求められてくるのです。先ずは退いた方がケガをしません。裁判官や検事の取り調べを受けているかの如く、璃々整然とした質問をタタミかけて来るのですから、たまりません。
何で…どうして…こうしたら…ああしたら…と責める質問が多くなり、こちらは犯罪者扱いにされやすく、「もう、僕は何もしていないよ…」と言いたくなる心境。会話の中に瞬間的な<間>を作り「頭の回転が流石に速いですね…」などと、功績の称賛をする事です。
NGワードは「念を押す」事で、しっこく念を押されると嫌がるのは、自分が責任回避が出来なくなる事を怖れています。
これらの様に、対人関係を上手くさせるには、相手に無理やり迎合するのではなく、相手の星の特徴を知り、相手が自分の為にプラスになると思われる事を、敬意を持って話す事が人間関係を良好な方向へと結び゛付けます。
友人知人に何かを問われた時、やっぱりアナタはこういう良い才能が有るんですね…流石ですね…と自らが感嘆の吐息を漏らす事で、人間関係は更に強固となる事でしょう。
最後まで読んで戴き有難うございました。
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