10干の”壬”の読み方と、その特徴は何ですか?
壬 | 五行 | 方位 | 12支 | 陰陽 | 八卦 | 味覚 | 九星 | 数理 | 色彩 | 季節 |
じん | 水気 | 北 | 子 | 陽 ○ | ☵ | 鹹味 | 一白 | 1 と 6 | 黒 | 冬の始め |
“じん”と発音、日本では”みずのえ”と読みます。人物に例えた場合、即座に<大海>と頭の中で映像として押さえましょう。川の水などの<癸>に対して大きな海原を持つ、大きな海が<壬>の特徴を現しています。
五行では水気、九星では<水星>が<壬>の力を保持しています。壬は滔々と流れる大河をも意味しますが、流れがゆっくりしているので、<流れが遅い>と解釈するのは誤りです。実際は水面下での流れは速いのです。
人物においても、壬はゆったりとしているように見えますが、内包されている頭脳の回転はかなりの速さで動いています。チョロチョロと流れるのではなく、潮の流れの様な大きなものを流す力は、壬が強力で早いのです。
壬と癸は水星、<環境次第>で人生が変わる…と押さえます。自分を活かすと思われる環境に、自らが流れ行く状態を作るか、作らないかで人生が変わります。良くするも悪くするも自分の意志と環境との絡み具合で変化します。
壬は<頭領運>を本能的に持っているのですが、自らの行動で環境に押されてしまって、自分の考えが思う存分<発揮できるか、出来ないか…>で対人関係も変わります。
高飛車、強引さは、津波、高波と同じ理屈ですので、壬の人物は,一にも、二にも、低姿勢、穏やか、丁寧に接する事が自分にとっての良い環境を作り出す事に繋がりますよ!
10干の”壬”の象意はどういう意味がありますか?
1 | * 艱難辛苦の困難の気。果てしない苦労,取り留めのない辛苦。 |
2 | * <依頼心強く怠惰の人>と、<度量大きく活動的頭領運の人>。と二通りある。 |
3 | * 心広くして清らか。悠然とした態度。柔順で<仁義が物差し>。慈悲心に富む。 |
4 | * 人に恵み人に愛。衆人からの敬愛、人望篤き人。人の上に立ち人望人徳が備わる。 |
5 | * 社会,世間との交際に<角を立てない> 情が濃い。静かな智恵者。 |
6 | * “仁義忠孝の道”を説き大衆の指導を教化して聡明英知で果断なく物事の処理をする。 |
7 | * 独立して家を持つ、一派を起こす。 さもなくば、家を復興、一門を再興する。 |
8 | * <遠方での分家>,<父とは異なる道、丸くもなれば四角にもなる> |
9 | * 夫婦,肉親の離別 競争 頭領 大海 依頼 怠惰 |
10 | * 骨折り,気苦労,忍耐力あるが、総体的には活気が無い。<水難> |
11 | * 上下の別が無く物腰が柔らかで、人望を集める性分。人に対し迷いが無い。 |
12 | * 水は方円の器に従う。*忍耐力強く保守と進取が目的。 |
13 | * 親密,円満を自分の信条とする |
14 | * 顔色黒く,ゆったりとした雰囲気が感じられる。 |
15 | * 大海の水をイメージが、この星の特徴 人に負けまいとする意欲強く,運気旺盛。 |
壬の人物にとって、穏やかな人生を送る…と言う人は稀です。生まれて、亡くなるまで、艱難辛苦の苦労を、これでもか!…これでもか!と津波の様に押し寄せてきます。
でもね、解決できない問題はありません。必ず解決策が見られるか、何かの援助を授かることが出来ます。解けない問題は現れません…と自信を持ってください。
壬のあなたをバカにしたり、侮辱したりする人が現われたとします…、その時、罰が相手に襲い掛かります。相手の頭が、何かにぶつかる…、ティッシュの箱が上から落ちて来る…、机の角に腰をぶっつけてしまった…などですね。
壬の人は、不思議な影、見えない何かの力が守護しています。
現実的な現象として、壬の人物は、法事、回忌、先祖供養と言うモノを大切にします。逆に言えば、先祖供養しない<壬>は、依存心が強く、怠惰の生活を望み、何事にもやる気がありません。その為、破局の道を駆け下ります。
壬の力を発揮するためには、忍耐力を強く持ち、保守と進取の精神で駆け走る事です。 壬にとって革新は後回し、保守に徹して、何事も、<人よりも先に手を付ける事>です。
10干の”壬”の現象はどういう物があるのですか?
気質 | *頭領の気質ゆえに,周囲の面倒を見る 。 |
人体 | 膀胱 脛(すね) 尿道 耳 |
人物 | *悪癖ある苦労人,盗人,浮浪者 |
病気 | *腰から下の病,痔,婦人病 生気欠落症状 。 |
場所 | *海,河川,河岸,暗くて静かな所。 大池,大池の側。 |
物象 | *延々と続く,果てしない物。 料理,飲料水 |
雑象 | *吝嗇の気。口やかましく説教たれる。 |
壬を取り巻く環境にいる人たちの面倒をよく見る…この一言に尽きます。言葉だけでも構いません。ただし、考え方、生き方は人それぞれが異なります。自分の考えを一方的に押し付ける様な、<説教を垂れる>行為はいけません。
依存心、依頼心が強い人は、悪人となるかホームレスの生活となりましょう…。依頼心は怠惰を生み出し、其処には嫉妬のジェラシーが蠢きます。自分の為に何をするかよりも、人が喜ぶ事、人が感謝する事を考えましょう。
壬は任せられる…の壬で、万人に与える使命を天から任されていると解釈できます。
最後まで読んで戴き有難うございました。
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