好きになる事と相性は違います。当然、恋する事と、結婚は別です!。
24歳女性独身Kさんの話です。まずは彼女の話を聞いてください。
- 出会って3ヶ月くらいです! 話がとっても合うんです!
- 一緒にいて、楽しいんです! 相性って、どうですか? 何でも、おっしゃって構いません!
- デートは、私の休みに合わせてくれるんです!
ある日の鑑定処、私が鑑定結果をみながら“相性が良いですね”…と告げると、頭では判っていても、恋に恋してしまうものですね。こういう状態の時は、何を話しても「自分に都合の良い解釈をされます」。
“わぁ…い、わぁ…い、!
ルンルンのルンルンだぁ~!“
何を言われても、嬉しそうに頷いていました。その日は30分くらい話すと鑑定処を後にされました。
相性が良いからと言って、何でも上手く行くのですか?
しばらくして、1ヶ月くらい経った頃、お見えになりました。テーブルの前に座った彼女は、髪の毛が垂れて色あせた感じでした。
~奥さんがいたんです…! 開口一番に出た言葉でした。奥さんとは別れる方向で話も進んでいるとの事です。「でも、別れてくれないんです……」
…なぜですか?
「奥さんが保証人になって、お金を借りているから、返さないと、駄目なんだ!」と彼は入ってます。
「返せばいいじゃないの…」と思わず言うと、
ため息をついて、下を向いて言いました。
借金、少しぐらいは立替へ出来ますけど…。
彼の気持ちが判りません……?
「本当に、好きなんですね。」と言いながら、私の頭は考えました。
- 妻がありながら独身女性と交際するなんて…!
- 自分の借金を交際相手に出させようとしている!
- Kさんは、奥さんからの訴訟の可能性を理解されていない!
そして、言葉が出ました。「何も男性は一人ではないですよ、戸籍を汚す事もありませんよ!」そのあと、Kさんの口から思いもかけない言葉出てきました。
赤ちゃんがいるんです…! 先日、判りました。
その後からは僕は占いではなくカウンセリングになってしまいましたね。彼と奥様の間には、お子さんがありません。
Q: そうですか、あなた自身は、どうしたいと思っていますか?
A:「彼と一緒になって、この赤ちゃんを無事に産みたいです」
Q: 一緒になれなかったら、どうしますか?
A:「この赤ちゃんを産んで、この子を一人で育てます」
私は、彼の性格と奥様の気質など運勢を調べ、Kさんに伝えました。赤ちゃんが生まれてきた時の宿命を判断して、この3人の家族関係をも推測して、Kさんに話しました。
理屈や常識では計り知れない事って…あるのですね?
Q: ところで kさん、お墓はどちらですか?
A: 新潟です。おじいちゃんとおばあちゃんが眠っています。
Q: そうですか、確か、お住まいは○○でしたね。もう少しお話の時間はよろしいですか?
A: はい、近くですし、少しならば時間はありますよ。
新潟は北西の方位、彼女にとって相生の星が回座しています。墓参の帰りは七赤が回座、巽宮の四緑が大きな風で迎えてくれる…と推測しました。
- 彼と一緒になりたい
- 彼の赤ちゃんを無事に産みたい
Kさんの一途な思いを通させたいと思い、“先祖の力”を提案しました。
- お茶碗と魔法瓶に温かいお茶を入れて持参。
- お線香は煙が出るのを使用。
- ポットのお茶を供え物の所に置く。あの世は寒い。
- 掃除が終わり拝む時、靴下を脱いで地面に足をつける。
- 土踏まずと地面とカロートの魂が祖霊との一体感。
- 涙が出たら祖霊との一体化が図れています。
- 蝶々かトンボか鳥か、何かが寄り添ってきます。
以上の事柄を説明し、今月中に参拝するように、と話しました。
しばらくしてある日の夕方、Kさんから鑑定所に電話がありました。元気でハッキリした言葉で、言い切っていました。
Q:ずいぶん元気そうですね。墓参りは行きましたか?
A: はい、一度は、おじさん、おばさんと一緒に行ったのですが、翌日一人で行ってきました。
Q: そうですか、靴下は脱ぎましたか?
A: 脱ぎました。蝶々が、黄色い小さな蝶々が墓石の裏から出てきました。
Q: 蝶々が出て来たなら話がまとまる暗示ですね
A: 墓石の下の方に蟻が歩いていました。
Q: そうですか、蟻がでましたか、何かを納得されることが予想されますね。
A: 先生、報告があります。
私、あの人と一緒に居ることが出来ません、止めます、別れます、もう、嫌です。
墓参りの帰り道、なんか、おなかの周りがグルグルとしてきて、変な感じでした。翌日、なんか、あの人の事が、どうでもいい…と言う気持ちになって来たんです。新潟から帰って来て…
「なんで、あの人と一緒に居たいと思ったんだろう」
「なんで、好きでもない、あの人の子供を産まなければならないの…」
「なんで、あの人の奥さんの気持ちを判らなかったの? バッカみたい!」
…と思うようになり、今日、さっき、電話であの人と話しました。子供も産まない…と言ったら「そうか、すまない」だけでした。じゃあね、先生、又いくよ…!
******* 慌ただしく電話を切るKさんでした。
彼女に道の方向性を教えてくれたのは墓参の力があったのだなあ…と思い、普段は自分だけで”生きている”と思いますが、やっぱり”神仏の力”が、あるんだなあ…と感じました。
苦しい時、辛い時には墓参して先祖の言葉を感じるのも開運する為の選択肢の一つです。
最後まで読んで戴きありがとうございました。
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