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九星気学の、10干の象意と12支との相性はどの様なものですか? *027

目次

10干の象意と12支と、そして九星との相性はありますか?

縦と横の平面に立面が立ち上がると、そこに無限の空間が現われます。

10干12支図

★左図の真中の(土)を中心として東西南北に方位を設定。

始めは<空間>として捉えたが、<方位>として固定化。

概念として、南の空間、西の空間、東の空間、北の空間と理解します。

この平面的に捉えた五行説に対して、真中の中央を天空に貫通する、<立体五行説>と言うものが、<算命学>では講義されますが、九星気学では、平面五行説で鑑定する。ただ、勉強が進んでくると、この立体五行説でなければ解明出来ない事もあります。

★この五行と、10干、12支、九星、さらに”四季”との関係を頭の中に浸透させるように、暗記してください。それぞれの役割と関連性が見えてきたら、大丈夫ですね。

中央から2番目の輪は、10干です。

甲乙の木気、丙丁の火気、戊己の土気、庚辛の金気、壬癸の水気、とありますが、<天空の力、エネルギー、光>と解釈してください。12支が<大地の力>に対して<天空の力>と対比させたのですね。この10干には、時間がありません。<空間>だけを示しています。方位取りなどの場合、時間を非常に気に掛けますが、10干は空間だけで、その方位は守られているのです。

12支は一番外側の輪ですが、10干で、判らなかった<時間>を設定しています。この12支がある事により、10干の空間と時間を一体に考えることが出来ます。ただ気を付けるのは、<子は12:00ではない>、前日の23:00から午前1:00迄が子の刻と言われています。12支は、それぞれ2時間単で動いています。

占技の一つに<干支術>と言うのがあり、<子は、ネズミで生涯、食べるには困らない>などと説明されたものです。丑は強情、寅は<すぐ噛みつくので物事をこなすにスピーディー>など、12支の象意は庶民が考えた、象意が多分に含まれています。九星気学で、鑑定を目指される方は、干支の象意をマスターすれば、九星の動きが的確に捉えられます。

干支の配当と九星の関係とはどんなですか?

一白、四緑、七赤のグループ、で 子 卯 午 酉 の12支が作用。 子の一白、子の四緑、子の七赤と細分化されますね。卯の一白、卯の四緑、卯の七赤と細分化、同様に午も酉も細分化されます。

三碧、六白、九紫のグループ、で 丑 辰 未 戌 の12支が作用。 丑の三碧、丑の六白、丑の九紫と細分化されますね。辰の三碧、辰の六白、戌の六白と細分化、同様に未も戌も細分化されます。

二黒、五黄、八白のグループ、で 巳 寅 申 亥 の12支が作用。 巳の二黒、巳の五黄,巳の八白と細分化されますね。寅の二黒、寅の五黄、寅の八白と細分化、同様に申も亥も細分化されます。

なるほどね!

九星は3つのグループから成立されているのですね!

鑑定の一つとして説明すると、九星の定位にある12支と合致した時が強い力が発揮されます。例えば、一白ならば子、二黒は申、三碧は辰、四緑は卯、五黄は寅、六白は戌、七赤は酉、八白は寅、九紫は辰と戌などがあります。

九星と干支の相性はありますか?

10干12支図

12支の相性として、例えば、上図、六白中宮で、四緑は東に回座して卯の12支作用で、物事が、進む暗示があります。ただ、四緑定位に五黄があるので、<優柔不断な性格も程々にしないと、五黄殺の影響から自滅する恐れがあります> 九星が遁甲して、遁甲先の12支の五行との関連を読み解かねばなりません。

なるほどね!

九星だけでなく12支との関連で解釈も変わるのですね!

例えば、九紫火星の場合、艮宮八白に遁甲しています。この場合、まずは九紫火星と艮宮八白の相性から、(火)→生→(土)となり相性は良いと判断、しかし九紫火星が定位の南に一白水星が遁甲しており、<九紫火星の火の勢いは、強くはありません。九紫火星が遁甲した場所は<寅>があり、寅⇔午⇔戌の三合火局も七赤の暗剣殺を被っているので安泰いとは言えません。こういう場合の判断は、何事も、慎重に事を運ぶことです。小さな盤の上で、様々な戦いがなされているのが、九星気学、実に面白いですね。

10干の相性として、例えば上の図の四緑の場合、東の三碧の位置にあり。<乙>の干とあります。乙というのは、「ジャックと豆の木」のように、草木が上に向かって伸びる姿を現しており、クネクネと曲がりながらも光を求めて伸びる姿から<伸長の気>が旺盛の10干です。同じ木気の10干の<甲>は、種子が堅い甲羅の<殻を破る気>

九星の特徴を知るには、10干の象意と12支の相関関係が大切。九星の強弱と、本来の持ち味が生かされているのかを判断する為にも、12支の特徴も理解しなければなりません。九星は、動いていますよ。

またね!

最後まで読んで戴きありがとうございました。

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