
先天盤の兌宮に同会蒔の深読みはどうすれば良いですか?
- “命式”における、後天盤と先天盤
- “方位”における、先天盤と後天盤
“命式”における、後天盤と先天盤
先天盤兌宮は後天盤の巽宮、四緑の場所です。
つまり、四緑は七赤の象意も見届ける必要があります。
七赤は五行では金気、四緑の木気を金➡剋➡(木)で剋します。
例えば、七赤人物の「仕切りたがる」象意が、四緑人物に対して、
ああだ!…こうだ!…と文句を言っている感じがします。
四緑は受け身で、仕方なく従っているのです。
そんな状況の所に貴方の星が飛び込んでいく…と言うのが巽宮四緑に回座した時、
遁甲した時の象意現象として現れます。

なんだか、殺伐とした雰囲気が漂っていますね!



ちょっと待ってください!
そういう場面も考えられる…と解釈するのです
占いにおいて、星を読み解く時のコツがあります。
いろいろな象意がある中で,どの象意が適切なのかを知るには、
占い師の力量にもよりますが、占い師だけの力では、読み取る事は不可能。
遁甲先の状況と飛び込む生身の”人間の意志行動”で決まります。
やる気がある人が、四緑に飛び込んだ時、そのやる気で、
相剋関係でも構わず敵陣突破します。
“やる気”と言う意志があるのと、無いのとでは、受けてしまう傷も浅くなります。
やる気と行動力が、どんな星に回座しても必要である…と言う事を認識してください。
無気力は相手のままに翻弄されます。
特に巽宮四緑は、風の宮。あっちにフラフラ…こっちにフラフラと迷い星なので、
自分の気持ちをしっかり持っていないと、どこに行くのか、全く判りません。
七赤を”和合”としたり、”お金”とするので、お金次第、相手次第で如何様にも変わります。
“七変化”と言う象意もある七赤なので、
悪い結果が出ても直ぐにい良い知らせが届く…と言うのが巽宮同会蒔の象意です。
巽宮同会時の場合、まずは四緑の象意を考えます。
そして、深層心理として七赤を押さえます。
その様な状況に対して飛び込む星との関係を読み取るのですが、
一番肝心なのは、飛び込むあなたの気持ちです。
結婚をまとめようかと…思っているのか…契約は無理だろう…と思っているのか、
アナタの意志と行動次第で変化する…という一点です。
まとめるも、商談成立するのも、最終的にはアナタの意志行動です。
悪く出たから…と星のせいにしないで欲しい。
“方位”における、先天盤と後天盤
四緑巽宮の方位は東南。神様の通り道であり、入り口でもあります。
易卦も☴であり、七赤の☱も先天盤にあります。
中爻の陽が共にあり、簡単にはぶれない宮と推測出来ます。
迷ったり、フラフラしながら中爻の陽でバランスを取っていると思ってみてください。
その四緑方位のポイントを掴む事が大事、話の前後はバカな事を言っても良いが、
この話のポイントだけはシッカリと記憶するのが、巽宮方位を使った場合です。



なんだか、ややこしいですね…!
そうです、ややこしいのです。
後天盤の星を知り、先天盤との関係を読み取り、そこに遁甲した場合の
状況を推測するのですから当然と言えば当然です。
人の心とか、行動を理解する事は、なかなか難しいものです。
その難しい事を理解しようとして行くのが占い師の役目です。
そこには、深層心理も動くので、ある意味、
心理学の世界を漂う事となるのです。
人の心が手に取る様に判る…なんて、太平洋に落ちたゴボウを空から
探す様なものと同じです。
その様な難しい事をやろうとするのが、占い師であり、
そういう事が好きな人でなければ務まりません。
でも、判らない事を判ろうとするのは、それなりに楽しみもありますよ!



先生、話が脱線してますよ…!
後天四緑には先天七赤があるので、一般的には、四緑の中の七赤と解釈して、
遁甲する星との相性を探ります。
此処がポイントなのですが、その相性だけの象意で判断してはなりません。
例えば一白が遁甲した場合、①④⑦となり、総てが順調と思えます。
しかし、一白を”穴”とするので、落とし穴が潜んでいるのです。
四緑の迷いとか優柔不断もあり、七先の言葉の不足による落とし穴もあるかもしれません。



では、何を基準に象意を選べば良いのですか?
いい質問ですね…! 命式においては、”相手の人と形(なり)“です。
方位においては、”相手の状況に応じた方位先の選定”となります。
命式の鑑定の場合、相手の人の感情、意向、そしてニーズを瞬時にして測るのです。
方位においては、相手の人の生きたそうな場所の選定を”相手と作り上げる”必要があります。
どちらにしても、相手の心とか、意欲を図り知る事が必要です。
易卦の四緑☴と七赤の☱の中爻の一陽が、その人自身を現していると思えてなりません。
易卦とか象意の理論に合わせた鑑定ではなく、
相手の気持ちに合わせた鑑定が必要かと思います。
人の心を大事にしない物事の道理は、必ず潰されます。



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