10干の辛(かのと)が持つ象意の意味と現象とは? *066

2024年1月25日2024年10月26日

10干の”辛”の読み方と、その特徴は何ですか?

辛	五行	方位	12支	陰陽	八卦	味覚	九星	数理	色彩	季節
しん	金気	西	酉	陰 ●	☱	辛み	七赤	4 と 9	白	秋の最中

“しん”と発音、日本では”かのと”読みます。辛と言えば、浮かんでくる言葉に辛亥革命(しんがい革命)と言うのがあります。1911年、清王朝を倒し中華民国政府を樹立したと学校の教科書で勉強しました。

壬申の乱、とかも、ありますが、歴史上の出来事を10干と12支で表しています。<辛>という10干には、艱難辛苦を乗り越えてきた…とか、忍耐を強要されてきた…などから、新しく生まれ変わると言う意味合いが強い<更新の気>があります。、

辛亥革命(しんがい革命)も、清王朝に虐げられていた民衆の爆発が、中華民国政府の樹立と言うモノに繋がったかと思われます。<庚>、<辛>の力は、<生命体保存の気>として捉えますが、国家においては民衆の蜂起でもあります。

会社に於いては、事務所の配置転換、事務効率における改善提案など、会社発展には無くてはならない裏方です。もしも、会社推進役を担っている人物に<庚>が居たならば、この<辛>人物と最高の組み合わせで発展していきます。

<完璧に進める庚>に対して、時々、<ポカミスをする辛>とは、判り合える中で、お互いの短所を保管してくれることでしょう。丙と組むと<力が半減する>という、干合の関係もあるので、要注意となります。

色彩を白とするのは、風水の”四神相応の図”で、西を白虎としての白です。北の玄武、南の朱雀、東の青龍、そして西が白虎として、白を基調としています。

辛の人物、ラッキーカラーとして、白を配当して、白のズボン、白のセーター、なども似合いますが、品格のある白でなければ、寒々しさだけが残ります。補色として、紺色も頭に置いておくと素敵なカラートーンとなります。

②人からの相談を受ける事を嫌がらず、むしろ人の助けになる事を身を挺して行い、常に他人の面倒を観たがります。

恩着せがましくはしませんが、感謝の言葉が返ってくると、嬉しいものです。

ただし、やりすぎるのも事実です。

③基本的に陰口は叩きませんが、裏情報、秘密の話、ここだけの話…には関心があり、その機密情報を漏らす事は簡単にはしません。漏らしているようですが、肝心な部分は、悟らせないように防御します。

④出来ない事を簡単には諦めきれないのです。何か見落としてはいないか? 何か解決策があるはずだ…と探すのですが、結局は無理と判り、自分を責めてしまう事があります。負のスパイラルに落ち込む事もあるのです。

辛の象意として次の様な事柄があります。

1	*<人事交代の体勢作りの気>よって，短期，強情，物事に一克。
2	*辛苦の辛で鋭い、急性、の暗示。果実が大地落下時の損傷を防ぐ為の困難苦労。
3	*権威，権力の手先を活用する。裏情報,極秘の話に感心多大。
4	*他人の面倒見るが”親切のやり過ぎ”。金銭縁あるが吝嗇。握るばかりで出し惜しみ。
5	*“出来ない事を絶対に出来る様にする”ので、<人の為の苦労と心配事で悩む。>
6	*心底からの<義理を欠かさぬ誠実さ必要>。時にして恩義の押し売りある。
7	*迷いと猜疑心く強く，神経質で、土産，駄賃など物で釣りやすい。
8	*物事が一方に片寄る感覚が顕著で、愛情乏しく、やや陰気な気質。
9	持久性冷淡強情駄目押し *悪事に加担し易い。
10	*疑心暗鬼で嫉妬心が強い。恒に心労があり，全体的に神経質な側面が感じられる。
11	*夫婦の縁も変わり易く，人を殺し己も殺す事がある
12	*取り越し苦労が絶え間なし。
13	*最後まで言いつづける強情者。知恵者，見識者を知人に持ちなさい。
14	*弁舌立ち，万難を排して事を成す。
15	*智恵,方策を得る事が晩年の幸福。

辛の現象として次の様な事柄があります。。

気質	*電光石火の命令。自己本位，自己中心。ひがみ根性。特定の人物しか交際しない
人体	*口腔，呼吸器，歯　胸，肺臓　股　股関節　脊髄　ベロ　背骨
人物	*苦労人，<性格偏向>，警察官
物象	*時計，貴金属店，機械，金属製品，車両　山から出る金属、地金
病気	*胸部心臓疾患，口腔外科疾患
場所	*飲食店，繁華街，花柳界
雑象	*更新の新。アタラシ。実が木から離れ落下する時の気。