対面鑑定を長くしていると、「この人に本当に参考になったのだろうか?」と席を立たれた後にいつも感じてなりません。占いには終わりがありません。

本命が二黒で、月命が七赤の場合は、どうなりますか?  (2-7) ★287

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高飛車で自分が仕切りたがる…って本当?

本命の二黒は西南の坤宮にいます。

二黒は、妻、母、老婆、などの女星です

七赤中宮図

月命の七赤が中宮の時、本命の二黒は南の離宮九紫火星の処に遁甲しています。

そして定位の坤宮西南には、”まとめ役”の四緑木星が漂っています。

九紫傾斜の場合、目線は上に在ります。

二階の屋根から軒下を歩いている人が見えてしまうのです。

あっ、あの人危ないなあ…このまま行くと、次の角で衝突してしまうなあ…と見えるのです。

普段は畑とか田んぼを見ている二黒にとって、屋根の上から見るなんて、滅多にない事です。

更に、その二黒定位の西南には四緑木星が回座します。

この四緑木星は、乙女の星ととも呼ばれ、若い女性が飛び歩いている姿を浮かべて下さい。

南に来た二黒は、往来の若い女性が飛び交う姿が高い所から見えるので、ついつい交通整理をしたくなります。

あっち行っちゃダメ…こっち行くとぶつかるよ…そこに止まってばかりいてはいけないよ!と

口うるさくなります。

この象意が物語るのは二黒本命は、普段は従順で大人しいが、月命七赤となると、おしゃべりになると言う事です。

鑑定していても,この象意は良く現れて、慣れてくると、クラス会でも始まったかのようです。

この象意が現れない人は、口元の歯がくすんだように感じます。

七赤だけに白い歯が運気を左右するのかもしれません。

二つ目の、仕切りたがる…ってどうしてですか?

七赤は西の星。西は夕陽。日没までの残された時間がありません。

それで誰かが,急かさなければ、夕食も食べられません。

だから、七赤が先頭に立って物事をまとめるのです。

一寸待って下さい、仕切るとか、指示を出すと言うのは 九紫火星ではありませんか?

九紫の指示は、昼間で活動中、初めの指示は三碧木星が雷鳴の如く発しますが、

総体的な支持は九紫が的確なる指示を与えます。そして実行するのが六白金星です。

七赤の指示は、終わりが近づいた時とか、仕舞わなければならない時に指示を促しますが、

多少なりとも強引で我儘な感じがします。

相手から、周囲から非難を受けても、

<私が良いと言うのだから、それでいいの、やって頂戴>と妥協しません。

ただ、こういうのが全てまかり通るかと言えば違います。反感は買うでしょう。

できるだけ、自分の短所に気が付けば、周囲との和合も、もっと楽しいものになります。

周囲の気持ちに配慮した<しきり>の方法はないですか?

占い的に言えば、二黒定位にある、四緑木星を活用する事です。

四緑は情報という象意を持っています。

仕切りたがる七赤に隙間と言う風を送るのです。

① 仕切る前に、あのケーキの味は、こんな感じだけど、この間食べた、あの店の味も悪くないわね…と仕切り屋の七赤に問いかけてみましょう。

② 作り方のレシピを一緒に読み上げ、仕切り屋の七赤の意見を聞きましょう。

七赤は、文字に強い人と、文字に弱い人とがあり、

言葉の会話には続けられるが、文字の会話には閉口してしまう人が多いです

二黒の七赤は無駄遣いをしません。

二黒象意には,地役とか労働とか、働き者の人が多いです。

大地に根を張り、食物を養育する、その姿から,滋養、育成、育てるという象意が現れます。

然し,<無>という象意もあります。

禅問答ですが、無は有なりで有は無なのです。

コツコツと忍耐強い二黒の七赤にとって、無になる無駄遣いは嫌います。

何かの事を起こす場合、収支計算目論見は必ず行い、プラスにならぬ事には手を出しません。

九紫傾斜は離合作用が強く、付いたり離れたりで、節約したかと思えば、散財もします。

まっ、気分次第でやる事も変わってしまう人と思う事です。

周囲のおだて方や、口の利き方次第で本人も変わって行くので面白いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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