
八白の家族と仲間、そして間の取り方次第で変わります。

傾斜法で見ると、五黄中宮時に本命の二黒は西南に遁甲しますね。しかも暗剣殺は被りません。
西南のウラ鬼門から北東の表鬼門までを土星が睨みを聞かせています。
西南と北東の斜めの線は<鬼の通.る道>と言われています。
対する東南の四緑から北西の六白は神様の通る道と呼ばれています。

だから、どうなんですか?
東南の四緑に遁甲した時は、4.5.6と神様の通り道に乗っかると考えます。
今までツキの悪かった人も物事が順調に運び始めます。
何事も積極的に進んで吉が得られるという事です。
多少、躓いたり、転倒したりしても、すぐに立ち上がれます。
何と言っても、神様が側にいるのですから、安心してください。
ただし、巽宮の四緑から、中宮の五黄を過ぎて、北西の乾宮六白迄の期間ですからね。
三年であり、三か月、そして三日間だけが、神様が応援してくれるのは…、
よく覚えておいてください。



先生、八白、八白の説明でしょ!


五黄中宮の時は暗剣殺はありませんが、二黒中宮の時は八白が暗剣殺を被ります。


八白中宮の時は二黒が暗剣殺を被ります。
同じ、土星でも、八白と二黒は暗剣殺を被るのですが、
五黄土星だけは暗剣殺を被りません。
この意味を考えてみましょう。



この意味を考えてみましょう。
五黄は暗剣殺がないのではありません。
五黄自体に破壊力の強い五黄殺という物があるのです。
暗剣殺は、相手とか、周囲、環境など周りからの影響を受けて災難となるのです。
<自>と<他>とした場合の<他>です。
五黄殺は自らの崩壊とか破壊とか解体等、全てを崩壊させる力があると、先人は考えました。
この事から、五黄中宮は自分自身の,思考、倫理、体調、疾患などの部分に強い破壊力が沸き上がります。



キャッ…怖い!
ただ、五黄の破壊力は、むやみにはしません、働きません。
人物ならば、その人が間違った方向に進んでいる場合、粛清という形で破壊力が現れます。
社会の場合、膨張しすぎた場合に崩壊力が生まれます。
例えばバブル崩壊とか、株券暴落、大地震など、よくよく考えれば、過ぎたる場合に天地異変は怒っていますね。
このように、五黄殺は、全ての太極を中心にしているという判断基準が伺えられます。



だから、先生、八白、八白ですよ!


二黒が中宮の時、八白が暗剣殺を被ります。
そして対冲の八白の定位に五黄が来ます。
二黒にも、八白にも五黄殺が襲い掛かっているのです。
五黄殺の怖さは先程、説明しましたが、暗剣殺も怖いですね。
五黄殺は中宮の星が<ケジメ>という形で五黄の破壊力が現れます。
本人の動き次第で、破壊力を交わすことが出来ますが、
暗剣殺は相手からの攻撃で、しかも、ある時に突然襲い掛かるので防ぎようがありません。
では、どうするか?
九星の星には、仲間がいます。
三碧四緑は木気の仲間、六白七赤は金気の仲間、土星には二黒五黄八白の仲間がいます。
困難な時は仲間に手助けしてもらうのです。
二黒中宮の時、二黒方位の八白が暗剣殺となるのですが゜
二黒と八白のバランス調整がうまく行けば、暗剣殺も二黒の五黄殺も和らぎます。
二黒本命で月命五黄の場合、土星の仲間である、八白の使い方次第で凶も吉へと繋がります。



何言ってんですか…八白は暗剣殺ですよ! 暗剣殺の象意を使ったら、もっと悪くなるじゃあないですか?
そうですね、まともに使ったら良くないです。
九星の考え方に、<隙間>を取り入れる事も良いですよ。
九星の象意には良い象意と悪い象意があります。
八白象意には強欲と言うのもありますが、全てが強欲ではありません。
好奇心がたくさんあるのも強欲とみます。
例えば、二黒中宮の時、二黒の人は、不思議と、物事を性急に急がされる事が多いです。
理由は次回に説明しますが、中宮に来た時は、何事も、すぐやる課の課長さんになります。
だから曲がり角で衝突を起こします。
二黒中宮の時、二黒は間を執る必要があります。
バーコードの、あの模様を思い出して下さい。
間隔が短い時と間隔が大きい所がありますよね。
あの隙間が広い所が<八白の間>とします。対人関係も、間を置く事です。
予定も間を置きます。まず一瞬でも良いですから、
立ち止まり、間を置くようにすれば、八白の暗剣殺は被らず、物事は順調に運びます。
二黒五黄の星は、ジェラシーが潜在化しているのも興味があります。



最後まで読んで頂きありがとうございました。

