
- 一白本命で月命が三碧の場合はどう見ますか?
- 本命と月命との関係を読み取る
- 日命の影響は、どんな形で作用するのですか?
一白本命で月命が三碧の場合はどう見ますか?
一白は五行では水気、月命の三碧は木気の五行。水→生→木の関係です。
一白の水を吸い上げてくれるのが、三碧の木気と解釈すれば、
気力を上げる原動力は水だよ…と言っています。
三碧を月命に持っている場合、その場の水で如何様にも変わる…と言う事です。
やる気にさせるにも、嫌にさせるのも、<水の力次第>となります。

では、その水の力…と言うのは何ですか?
水の力は、水圧、流れの速さ、温度差、高低差などが考えられますが、表面だけで判断してはなりません。
陰と陽の二元論で、陽を火としますが、陰は水なのです。
水の力は、受け取る人の考え次第で、受け取る人の状況次第で変わります。
良くも取るも、悪くも取るも、その人次第で、確実な定義はありません。
川の水に手を入れて、水をすくってごらんなさい。
形として、水は残りません。水は、感覚と感触だけで人の心に浸透します。
水の力は、感覚と感触などの”五感”に響き渡るものなのです。
水が、冷たいとか、流れがある、とか、水の側面だけを見るのではなく、本質は水の五感に触れる事が大切です。



水の五感に触れる事が大切なのですね!
ところが、三碧は、水の中から生まれた、桃太郎みたいな男の子、
皆から可愛がられて、元気ムンムンの少年です。
相手の事など気にもせず、やりたい放題、結果的に対人関係が破滅となりやすいのです。
この一白の三碧という間柄は、図に乗ると、対人関係で思い悩む…という現象が出てきます。
そして、現れてきた時は、手の施し様がありません。
礼節を弁えた行動が取れていれば、まだ救えます。
本命と月命との関係を読み取る
<水は方円の器に従う>とあり、川の水をすくっても、こぼれますが、
両手で包む様にすくえば、水を捕まえる事が出来ます。
一白の月命三碧の場合、三碧の気持ち次第で、片手ですくうか、
両手で包む様にして、水をすくうのかが変わります。
月命は<用>として、<心、気持ち>ですよ…と説明しましたが、
まさに、月命は気持ち次第で、変わるのです。
三碧の象意にも、稲妻とか、雷鳴と言う象意もありますが、
伸長、発育、新芽など、優しい象意もあります。
その時、その場の状況とか、気持ちの流れで月命は本命の流れを変えさせることが出来ます。
例題の一白の月命三碧の場合、悪くとると、癇癪餅の荒々しい一白と取れますが、
濁り水を新鮮な清流の水に変えさせる事も可能です。
今置かれている、状況を、どうしたいか…、
何もしなければ、このようになるが、何かをすれば、こんな状況が現れてきます…
そんな言葉が出てくるのが、一白三碧の判断となります。
占いは、占的の絞り方で、判断が変わります。
本命を動かすのは月命で、動かす魂が日命にもあるよ…とご理解下さい。
日命の影響は、どんな形で作用するのですか?
日命は<霊>とすると説明しましたが、釈然としない気持ちがあるかと思います。



霊と言ったって、心でしょう、
気持ちも、心も、変わりはないでしょう…判りません。



なるほど、では、”心”とは何ですか?
人の心は、気持ち、想い、感情の流れですね。
その心を、良い方向へと導いてくれるのが<霊>であり<日命>なのです。
よくある質問に、<問題>と<課題>と言うのがあります。
困った事、起きてしまった事、やらなければならない事を<問題>とします。
<課題>は、その問題を良い方向へと解決する考え方で、
その良い方向へと導くのが、<霊>の日命です。
例題の一白三碧の場合、本命と月命は水→生→木で相生ですね。
物事がスムーズに流れゆく…という暗示が強いです。
少なくとも、自分の中ではね。
対外的な圧力とか、指示を受けた時が問題が起こります。
世の中、都合よく動いてはくれません。
当然ながら、悪戦苦闘して、何とかしてこの苦境を乗り越えようと頑張ります。
そんな時、日命の力が動きます。この苦境を突破するにはどうすればよいか?…と考えます。
その時、自分の霊魂と先祖からの遺伝子の霊魂とが良い方向へと導くのです。
これが、課題の解決となり、本命と月命の星に指示を与えます。



日命って、すごい力があるのですね!
天中殺とか大殺界とよばれている空亡と言うのがあります。
日命の干支から導くもので、本命でも月命でもありません。
このように、日命と言うのは非常に重要な働きがあります。
例題の一白三碧の日命が仮に五黄の場合、破壊、崩壊、破滅、などの暗示をあたえます。
しかし、ただ破壊するのではなく、正しくするとか、定義を守るための破壊であります。
一白三碧の伸長、発展、成長を阻害するものを破壊する、崩壊させると認識下さい。
鑑定の場合、まずは本命を知り、月命の動きを観たら、日命の閃きを感じてみる事です。



最後まで読んで頂きありがとうございました。

