
- 本命一白と五黄月命の特徴は何ですか?
- 本命と月命との関係を読み取る
本命一白と五黄月命の特徴は何ですか?

親を本命とするならば月命は子供です。
親は、常に我が子の事が気になっています。
我が子も、親の環境で動きが変わります。
子供の変化は親の変化、
親の動き方次第で子供も変わります。
このように、月命の<気持ちの持ち方次第>で、本命の動きが変わります。

だから、月命の五黄の特徴は、どうなんですか?
五黄土星は、まず破壊星と押さえます。あとは解釈の違いを探してみましょう。
破壊は破滅であり、崩壊でもあります。
駄目にして、何かを作り上げる象意から、腐敗、解体、断絶などの言葉が浮かびます。
月命が五黄の場合、何らかの<悪害作用>が存在する、している、及ぼしていると理解します。
命式本体に、五黄がある場合、<何らかな持病がある>と推測できます。



悪害作用…ね。怖いですね。
友達に五黄がある人がいるけど、
あまり…付き合わない方が良いかしら…!
五黄の人物を見る時、崩壊、破壊、倒壊作用だけを見るから、そう思うのでしょう。
あなたが、もがき苦しんでいる時、
その友達の一言で環境を変える事が出来た事はありませんか…?
通常、私達も意思決定の判断に迷う時がありますね。
そんな時、五黄の人物は、社会倫理、常識、進路状態を鑑みて、
ズバリ、<止めなさい>とか<行きなさい>と助言してくれます。
ドロドロとした泥沼に陥った時、進退を決する決断を断行してくれるのが五黄とも言えます。
いわゆる、<ケジメ>を付けてくるのです。
もちろん、反社会的組織などでも、<けじめ>をつけるのも五黄と言えます。
良くもするも、悪くもするのも五黄次第と言えます。



本命が一白で月命が五黄の場合、
本命の<水>が月命の五黄と言う<土>に堰き止められる…と映像に置き換えてみましょう。
そして、その五行の相性を探れば、少し先が見えます。
一白の五黄は土→剋→水で相剋となり、本命一白を阻害しようとしています。
一白は水であり、水は生命の源。水があるから生きられた、往きて来られた。
私達も親から生まれて、子を繋いできました。
永遠に繋がっていてるのを<水>として、子孫と置換しました。



そんなの、判ってます…!
永遠に繋がっている子孫に五黄の阻害が起こるのです。すると次のような問題が起こります。
- 子供が授かり難い
- 血の流れが止まりやすい
① 子供が授かり難い
五黄が本命の一白を阻害しているので、男性は、精子が少ないか、無精子が考えられます。
女性の場合も受胎し難く不妊治療の必要性も検討するかもしれません。
かもしれません…と断定できないのは、占いとしての判断だからです。
占いとして、予測されるので、できるだけ早めに医師の診断が必要となります。
医療との連携が占いにも必要です。
② 血の流れに障害を受けやすい
血流不足から来る、冷え性とか、不眠症などがありますが、
一白象意に<睡眠>とあり、
一白人物は、この<睡眠と血流>を如何に調整できるかで、吉凶の分れ道となります。
睡眠が良くとれるのも、一白。不眠症に悩むのも一白なので、
根底に潜む、血流不足に注意を怠ると、様々な部位に悪影響を及ぼします。
本命と月命との関係を読み取る
本命の一白は<生命>とも置き換えられます。
命あるもの全てを一白と捉え、液体の毛細管現象の如く、
生命力はどのような環境でも深く進行します。
例えば、地震が起こり,エレベーターに閉じ込められたとします。
非常ボタンを押して外界との連絡を取ろうとしますが、繋がりません。
そんな時でも、助けが来る迄、ジッと待ち、精神力で頑張ります。
この待つ、待ち続ける精神力が一白なのです。
九紫火星を<精神>と置きます。
見える精神力が九紫火星ですが、見えない精神力…と言うか、
精神力を支えてくる別の力が、一白にはあります。
九紫火星の行動的な精神力ではなく、静寂の流れを持った精神力なのです。
通常は<待つ>と言う言葉で表現しますが、動くだけが、積極性だけが行動ではありません。
待つ、待ち続ける、待たなければならない…など、待つ時期を図るのが一白の精神力です。



月命五黄ですよね、”待つ”のが破壊されるから、”待てない”って事なの?
良いねえ! そんな感じです。
短気な星は、五黄の他に三碧とか、九紫などありますが、一白と関連付けした場合、じわじわと、相手を追い詰めてくる迫力があります。
短気ではなく、長期的に相手に詰め寄るので、五黄の力に凄みを感じます。
このように、本命一白に対して月命五黄が、土→剋→水と強いので、
鑑定の場合、月命の五黄の力の強さを表現する様な言葉を選ぶと良いでしょう。
もちろん、依頼者の状況で鑑定者が選ぶ言葉も変わります。
占いは統計学でもありますが、読解力の違いで、鑑定者の力量も違います。



最後まで読んで頂きありがとうございました。

