
- 一族を統括してまとめ上げ、一族の最後を締め括る末代運。
- 頭脳回転早く自分中心に物事を進めようとするが、相手の立場で物事を考える事が大切。
- 喜怒哀楽激しく、興味ある人だけと交際するが、目上から頼りにされると発展する
午未空亡の人は日盤が、次の干支の人達です。年盤、月番ではありません。

次の甲申から癸巳の干支の人が午未の空亡を被ります。
日干支 | 日干支 | 日干支 | 日干支 | 日干支 | 日干支 | 日干支 | 日干支 | 日干支 | 日干支 | 空亡 |
甲申 | 乙酉 | 丙戌 | 丁亥 | 戊子 | 己丑 | 庚寅 | 辛卯 | 壬辰 | 癸巳 | 午未 |
一族を統括してまとめ上げ、一族の最後を締め括る末代運。
情緒豊かで味のある人で、何事につけても<閃きの天才>で大きな成功を獲得します。洞察力にも優れていて冷静で頭の回転が早い。
会話も相手の話を聞きながら、相手の意見や意向をしっかりと捉えようと深く聞き入っている。洞察力でもあるが観察力とその分析力が鋭く、結果的に洞察力に優れて行く。
美的・バランス感覚が良く「凝り性」なのでその道の専門家になる。料理、調理に対しての関心もあり、マイ包丁やマイグラス、マイスティックなど凝りに凝っていく。
美的感覚が生かされるのは盛り付けで、船盛りの刺身、ケーキのデコレーションなど本格的になってしまう。



運気が良ければ、上昇して行くので、良い事じゃあないですか?
運気が上昇していくと、理由のわからない”慌ただしさ”が生まれて来るのです。
末代運なので有形の喜びだけを求めて行くと、空しさだけを生み出すということになります。
*運命の変化を肉体エネルギーの消耗度合いを測る事で、運気的なものが下降線か、上昇線をたどっているかが判る様になるので、疲れたら、休むことです。
午未空亡の人は<昼寝が好き>という特徴があるのですが、午の刻と未の刻の時間帯は<無気力になりやすい>と言われています。目安として、お昼から三時頃までは、<お昼寝休み>として、眼を休ませることです。
仕事も頑張り、家庭もしっかり守るその姿は、頼もしくもありますが、内面は孤独の世界がうごめいています。
<精神的拠り所が無い>というのがあり、それを知的好奇心で埋めていきます。
この精神的拠り所として、宗教、自己啓発、スピリチュアルを求めたがりますが、午未の空亡は現実世界が軸足です。両足ともに精神世界に踏み入れたら、戻れません。
片足は現実世界に軸足として固定して、両手は家族を摑んで置く事が大切です。



やっぱり、家族、家庭が大事なんですね…。
頭脳回転早く自分中心に物事を進めようとするが、 相手の立場で物事を考える事が大切。
根気があり長く集中できるのは、常に自分中心に物事を進めて行こうとしているからです。
利己主義でも我がままでもなく、動いている独楽の上に立っているのは自分だ…という発想。
この人を中心に世界は動いている…そんな感じですから周囲は離れがち、声掛けもしません。
自分の主義主張だけを述べるのではなく相手は、どう思うだろうか…こうする事で、相手はどう思うのかを探りだして、相手が喜ぶ事と自分の望みとの妥協点は無いだろうか…と探るのが一番良い方法です。



でもね、それができないし、やりたくもありません。 他の方法はないですか?
創作の世界に生きる一匹狼、を目指してごらんなさい。
絵画、音楽、文学、動画配信、ネットビジネス、小説家、漫画家、アニメ作者…など自分中心の世界で、自分が支配する職業を目指してごらんなさい。
会社に使われるのではなく、自分の仕事に会社をあわせるのです。
でもね、厚生年金などの福利厚生面では会社の恩恵があるので、副業をしながら、軌道に乗るまでは会社仕事も悪くはありません。
末代運の午未空亡には、職業観も大きく変えて仕舞うような不思議な力があります。
そして、末代運の人の子供は、初代運の子丑空亡の人が多いのもおもしろいです。
喜怒哀楽激しく、興味ある人だけと交際するが、目上から頼りにされると発展する
要するに、好き嫌いが激しく、自分勝手の人だと思えばよいのですが、内面には繊細な所があるのです。
瞬間瞬時の観察力は午未空亡にかないませんし、その発言内容は、しっかりとしたデーターとか常識的概念に基づいています。
その場しのぎの観察でもなく、答えにふくらみがあります。
何年も会っていないのに、「おっ…元気か!」と気軽に声掛けしたり、嫌な相手には、完全無視、見向きもしません。
ところが、上司とか得意先とか恩師などには可愛がられるのです。



なんで、なんで…どうして…?
午未の空亡を持っている人は、目上運が良いからです。
以前勤めていた、僕の友人に大手の会社に勤めているのがいます。彼と僕とは仲が良いですが、殆どの同僚が彼の事を嫌っています。
「なんでアナタは○○と付き合えるんだ…、あんな奴、人を小馬鹿してばかりいて、気に入らねぇなあ」とよく言われています。
でも、彼の行動を観察していると、旅行から帰ってくると、必ず土産を戴き、宿泊した旅館とか、ホテルへお礼の葉書きを送っているのです。
恩師が教授職を退官される時も、上司の退院祝いにも宅急便で何かを送っていました。
僕から見ても、傍若無人の態度の彼からは想像もできません。
部下とか、目下から労いの品物を送られて、怒りだす人は、あまり見かけません。
彼の,そう言う細やかな配慮が、上司とか目上の人達の心を動かすのでしょう。。



ごますり…かい!
ゴマすりは誠意欠落、彼は、礼節を尽くす…と解釈しています。
目上から頼りにされると発展する…という教訓があるのは、この礼節を尽くすという仁の道が動いているのです。仁礼信義知の道教の教えも勉強しましょうね。



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