占いを勉強、占い師として活用する時の、課題と問題点を探ります
- 本当に当たるかしら…?
- 今の実力で、お金を貰えるかしら…?
- 間違った方向に誘導していないかしら…
本当に当たるかしら…?
占い師としてデビューするのは、いつ頃が良いですか?
この思いの底に流れているのは、、”不安”の文字だけです。
不安を常に持ち続ける事が占いの原点であり、課題でもあります。
断定は動きませんが不安は動き、動くから活路が見えます。
占い師としてこれから旅立つとき、常に不安を意識的に持ち続けて下さい。
占者も依頼者も不安を共有して、活路の道を探るのが、本来の占いの姿。
易者が偉いのではありません。
この定理からデビューをいつからと…と決めつけずに、
今日からでも、明日からでも構いません。
今日、習いたての易象意を誰かに話す事で、自分の物に習得する事が出来ます。
私が占いを習った頃、ある師匠は、
「人の大事な運命を指導するのだから、まだ未熟の者が簡単に占いをしてはなりません。
少なくとも、山、医、命、卜、相、である東洋五山を習得するまでは駄目です」
と、きつく止められました。
でもね、東洋五山の占術を完全にマスターするには時間と労力が膨大です。
お金もかかります。寿命も限りがあり、あの世に行って勉強するしかありません。
では、どうすれば良いのですか?
今日の、今からでも占いをして、構いません。
アナタはネズミ年だから、食うには困りません…でも、
アナタの生命線が長いから、長生きします…とか、
お金が貯まる様に財布の紐に鈴をつけましょう…など、いろいろあります。
占いは4000年前から始まっています。4000年ですよ…
占いでは60年をワンクールとすることがあり、180年、360年そして600年と膨らむと
7回転の占いの先祖があります。
もうすでに、ある程度の占いは完成されているのです。
僕は占いを勉強している人に対して、今日覚えたての占いを、誰かに話して下さい…
といつも話しています。
僕が占いを全部習得するまでは、やってはいけない…
というのを頑なに守り続けてきたという失敗があるからです。
タロットでも八卦でもマヤでも四柱推命でも、覚えたての知識で話して見て下さい。
結果の判断するのは依頼者です。占者が判断するのではないのです。
的外れの説明だと占者も恰好悪くなりますが、それも勉強です。
実戦での失敗が次の講義の時に真剣みが加算されてきます。
占いを覚えたら、直ぐ試してみる…失敗する事が勉強に拍車をかけます。
この気持ちが湧いてくると、占い師としてデビューするのではなく、
お金を戴いた、その時が初舞台となるのです。
初めは、友達や妹、やがて友達の友達からの依頼が起こります。良い事ですね。
占い師としてデビューされた場合、
占い師として心構えも強化しなければならないことがあります。
お金は必ず小額でも良いですから受け取ってください。
依頼者との、依頼者に依存している不思議なモノに対して”因縁を切る”のがお金なんです。
鑑定の終了は因縁を断ち切る事で、それがお金と言う刀なのです。
今の実力で、お金を貰えるかしら…?
お金は相談者との因縁の断ち切り…と述べましたね。
断ち切らなければ、次の相談者に憑依させてしまいます。
500円でも1000円でも良いです。
後からでも良いですと言うのはNG。
ある人は、コンビニ行っておろしてきます…と言う人もありました。
これほど、しっこく言うのは、僕が初めの頃は、無料鑑定ばかりした経験があるからです。
当時の僕は、人の相談に乗って、お金をもらうなんてヒューマニズムに反している、
占い師が何で南百万というお金を、鑑定料として取り上げるんだ…
と常に憤りを感じていました。しかし、ある師匠の言葉で、
“因縁を切る”意味が判り、以後は1000円でも良いから、戴く様にしています。
ただ電話やメールで来た時の相談での決済が上手くできていません。
これからの課題ですね。実力でお金を貰うのではありません、
相談者との因縁を断ち切るという意味があるのです。
間違った方向に誘導していないかしら…
鑑定終了後に常に自問自答する言葉です。
あれで良かったかなあ…あの事を話してあげればよかったなあ…
鑑定終了後は自責の念に駆られる事が幾度もあります。
それは、間違った方向に誘導していないか…が一番に気になります。
離婚相談を受けた時等、離婚して上手くやって行けるだろうか…子供はどうなるのか…
我が事の様に思い悩むのです。これが既に因縁を被っているとも言えますね。
間違っているのか、正しいのかの判断は、もう占者の段階ではできません。
占い師の領域は出船入船のタグボートです。
大型客船のデッキに立ち水路を見極め、「右微速前進…」と誘導しながら、
最後に岸壁に着けると、「エンジン停止…」と指示するだけしかできないのです。
一度だけ、依頼者からクレームを受けたことがあります。
彼は一年ほど姿を見せなかったので心配はしていました。
訪問して開口一番に彼が言うのです。
「おじさん、ひどいですよ、あの時帰ってから、僕は骨折して入院、
リハビリを継続してやっと今日、ここまで来ることが出来ました…」と、
経過を説明されました。
僕は、何か、気になる事をアナタに話しましたか?…と尋ねると、彼は、
「今年、アナタは骨折します…気を付けて下さいね」と言われました。
あの後、僕はスキーに出かけて転倒して骨折となったのですよ…と
恨みつらみがある様な目線で僕を見つめました。
「そうでしたか…それはそれは…すみませんでした」と謝りました。
この一件から僕は、悪い事を指摘するのを極力止めました。
一般の人に言われても聞き流せるが、占い師に言われると
腹の底にピッタ張り付いているいるのだなあ…と感じた次第です。
悪い事も言ってください…という人に、気に掛ける人が多いですね。
ポイントは負のスパイラル…で、悪い事を指摘されると、更なる悪い事が浮かんでくる…
という人もいるので、吉は話すが、
凶事には蓋をする鑑定が一般的な占いには適していると思います。
このやり方が、間違っていない方向へと誘導する事に繋がるかと思います。
最後まで読んで戴き有難うございました。
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