夫婦関係が危機に陥ったと感じたらどうすればいい?
夫婦関係は二黒の坤宮に同会した星との関係で読み取ります。
坤宮に一白が遁甲すれば、冷めた感覚、二黒ならば夫婦の間でも”けじめ”をつける事が持ち上がる…、三碧ならば新車の買い替え、四緑ならば旅行計画の話が持ち上がる…など、何かを始める準備をする事が夫婦の間で持ち上がるでしょう。
危機に陥ったと感じる場合は、星の動きに変化が見られます。次の図形の右上から左斜め下の宮が五黄八白二黒と斜め一列に並びます。
この図形の意味するところは、中宮五黄定位に八白が遁甲して、家族、家庭に改革、改善、改築を求めてきています。
妻の定位である二黒には五黄殺が遁甲しており、強烈な破壊作用が起き、更に対冲の艮宮八白に遁甲した先には、妻の象意がある二黒が暗剣殺を受けています。
夫婦関係は上図のように、3年間隔でどんな夫婦でも大なり小なりの危機が、何かの問題事が押し寄せています。
それじゃあ、3年間隔で離婚の危機が迫ってくるの…!
すぐに離婚とするか、しないかは夫婦関係に対する取り組み方で違ってきます。
「互いに助け合い、慰め合って生きる事を神に誓いますか?」…と牧師様に言われたことを思い出して下さい。夫婦関係は緩んだり縮めたり、大海の海原を進む”波のうねり”のように押したり引いたりの連続です。
危機を感じたら危機を危機と感じさせないように、お互いが意識的に大波に飲み込まれないような言動を慎むことです。
自分にも相手にも波のうねりの如く、押しては引いて、引いては押して行く事を繰り変えしましょう。互いが離れず、近づき過ぎず、波に身を任せながら陸地を目指して行く事ですね。
社会生活では白黒を明確にしますが、夫婦関係では明確化を避けて曖昧の感情が穏やかになる方向へと導いてくれるものです。
おばあちゃんの”つぶやき”にこんな言葉がありました。💖 恋愛中は両眼を開けてハッキリと、結婚したら片目をつむりなさい。
夫婦のコミュニケーションが崩壊する理由は何?
夫との相性を観てくれませんか?
つき合っている時は、いつも食事に出かけたのに、今は部屋でゲームに夢中。
子供を連れて離婚も考えています。
鑑定所で多い質問の一つです。不思議な事に相性が悪い人はあまりいません。むしろ相性が良すぎる位の夫婦があります。
相性が良いのに…どうして?
お互いが繫栄し親密な間柄となる関係となる<栄親の関係>が命式を作成して出た時、皆さんは大抵の人が嬉しそうです。特に若い未婚の女性は、うっとりと、そうですかあ…あああああ!と吐息を漏らします。
でもね、落とし穴があるのです。栄親の関係の場合、互いが”分を弁える必要がある”のです。
相性が良いからと言って、相手に対して言いたい放題、やりたい放題では、どんな人でも嫌になりますよ…。
相性が良い場合は、夫婦双方ともに、お互いを尊重する事がとても大切で、相手を従わせようとしてはなりません。
相性が良いからと言って調子に乗り、相手を自分の意見に従わせようとしているご夫婦が多く見られます。
職場ならば、部活ならば仕方がありませんが、ここは夫婦関係の場所、相手を自分の考えに従わせようとするのは無理な事で間違っています。
無理に従わせようとすると、不満から反発、抵抗が生じて来て、<無視、だんまり、無言の会話>の時間が流れます。そして、やがてはコミュニケーション不足となり相生関係が相剋となるのです。
夫婦関係を改善するための具体的な方法は?
二人の目標を探して同じ方向を一緒に歩む事が大切な事です。
デートの途中、湖の上で彼と彼女がボートを漕いで遊んだ覚え駆けありませんか…? 彼が漕いでくれるボートの上の薫風は彼女の髪を優しくなでています。
湖の真中まで来ると、一緒に漕いでいた周りのボートもいません。意外と湖の深さがあり、のぞき込むと湖に吸い込まれそうになって来ました。
「ねえ、戻ろうよ…」と彼女の声で、「そうしようか…」と彼もうなずく。「私も漕ぐわ…」と左のオールを握り、右のオールは彼氏が掴んでいる…。
岸辺が近づくと、二人の顔にやわらぎと笑顔が戻っていた…って事、ありましたよね。
鑑定所に来られた人には、相性を観て欲しい…と言われますが、相性は育てるものです。悪いからダメでなく、育て方が悪いのです。夫婦は互いが互いを理解し合って同じ道を歩むのだと言う事を理解して欲しい。自分の道だけを自分で歩む気持ちならば独身を貫く事です。
何とかうまく行かせるための、関係改善の<3つの方法>を試して下さい。
① 夫と妻の互いが<自分を知り相手も判る>
それぞれの命式から夫と妻の<性格、趣味、行動パターン>を読み取ります。性格とか性分は簡単には変えられません。変えられるのは環境です。環境が変われば、環境に順応する様に人間はできています。
人との交際が起こるのは夫婦関係だけではありません。職場でも、学校でも、地域でも求められます。その根底に流れるのは“仁の道”です。
仁の道…とは?
人に対する<慈しむ心>とか人に対する<奉仕の気持ち>を仁と捉えたのが老子の思想であり、道教の教えでもあります。
夫婦も同じで、相手にも自分にも、この”仁の力”を必要とします。 初めのうちは、言葉が乱暴でも、年老いてポツリと漏らす、何気ない感謝の言葉に救われる事もあります。
② 自分の道と相手の道との共通点をさがして一緒に進むべき目標を探します。
互いの星の九星から、その二人の最大吉方を算出します。その最大吉方という同じ方向を目指して行くのです。
例えば四緑の妻と八白の夫とした場合、木➡剋➡土で夫は妻に剋される…と解釈します。実際に八白の夫は四緑の風を受け流していることが多いのですが、たまに、きつい言葉で苦言を言われると、むかつき、不機嫌になる事がある事でしょう。
この二人が、同じ方向を目指す、最大吉方は何処になるのですか?
四緑は水➡生➡木から一白が生気、四緑の助けを必要とするのは木➡生➡火で九紫です。
八白は火➡生➡土で九紫が生気、土➡生➡金で六白と七赤も八白を持ち上げてくれる気です。
よって、九紫火星が最大吉方となります。その九紫象意となる事象を選んであげて下さい。
四緑の妻と八白の夫の場合、それぞれの生活期間によって若干かわります。
新婚の場合は交際期間の延長として捉えて良く、3年以内は修復に時間は必要としません。変な空気を感じたら、九紫のゾーンに身を置けばよいです。
二人で食事、二人で映画、二人で小旅行など、二人で考え、二人で決める事で、どんな物事でも上手く行きます。
そんな事?… そういえば…
<結婚3年以上の場合> 二黒土星が動きます。
お互いが、無駄な事で張り合う場面が多いので、お互いが理解する場面が欲しいものです。お互いが好きな場面と言ったら、観劇、リサイタル、ディナーショーなど華やかな場所に、二人で出かける事です。
<結婚12年以上の場合> 五黄土星が動きます。
神仏の力を求めて来る時期と重なります。この二人の場合は、神社とか仏閣への参拝が二人の最大吉方となります。氏神様よりも、神社の場合は大元の伊勢神宮とか出雲大社、高野山に比叡山など有名な処が思い出の強い絆を結びます。
<結婚24年以上の場合> 八白土星が動きます。
未来に続く夫婦関係を築け上げる時期となり、二人の霊魂が噴出してきます。簡単には妥協しない事が多くあり、そして直ぐに妥協してはなりません。夫婦関係が一番こじれやすい時期なので、常に自分の霊魂との会話が必要です。そうする事で、頭の中に閃きの光が、ピカッと光るのを感じる事が出来ます。
霊魂と霊魂が寄り添うので、現象とすれば、何事も二つそろえて判断する事です。一つの意見ではなく対案を示して考える様にする事です。
仁の道…とか最大吉方とか難しかったかもしれませんね。占いは宗教心、信仰心に歴史の流れなど考え方、観方にあらゆる思考回路を使って鑑定しています。難しいと思ったら、それまで、難しいと思わず、「わっ、すご~い!」と思うだけで、前進しましょう!
③ ただひたすらに相手に任せ従って行く。
良いか悪いかは別として、これはこれで夫婦関係はうまく行っていると言えます。ただ人によっては、結婚していない人から見れば、従順で封建的な感じを与えやすく、”昭和の夫婦”として取られやすい事もあります。
星で言うと、三碧、四緑と六白七赤、更に八白二黒の<比和関係>のご夫婦の場合にこの傾向が見られます。
中年迄は、この関係で、うまく行くのですが、熟年又は晩年になると、妻の不満が蓄積して、爆発する術もなく、自分に言い聞かせるだけの世界が待っています。依存だけにたよると、共存する方法が消滅してしまいます。
こういう事態に陥らない為、結婚して3年以内に互いが伸長する関係を構築してください。三つ子の魂…100までも…とあり、この3年の間に夫婦としての、夫婦間の魂を作り上げる事が、100歳までの最高の夫婦を作り上げましょう。個人の霊魂が夫婦の霊魂へと昇華するのです。
最後まで読んで戴き有難うございました。
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