六十干支、辛丑(かのとうし)の男と女、その性格と特徴による運勢は? *107

六十干支、”辛丑”の<男>、その性格と特徴による運勢とは?

辛丑は五行では金気と言う陰の干と、12支では丑と言う陰の12支の配列になっており、陰陽道に於いて、<陰は陽を生じる>と言う定理から、<何かを作る、何かを作り変える>という意味が強いのです。

宇宙空間に於いて、闇の世界に漂っている感じを<陰>と仮定、ただ、漂っているだけなのですが、そこに隕石の衝突などの瞬間的な小さな動きがあったとします。その動きが重なり渦巻き状態になれば、やがて回転運動に進んで行くのです。回転運動が伴った状態を<陽>とします。

僕が教わった師匠からの受け売りの説明ですが、含蓄のある説明で、僕は気に入っています。

男を陽、女を陰とも言われていますが、男性も女性も、女性から生まれ出てきますね…。あれって、まさに<陰は陽を生じる>と言う言葉通りではないでしょうか?

屁理屈をこねれば、そうなりますね…! この場合、男が女性の様に子供が産めるか…?の疑問が生じます。産めないですよね…!

陽は陽であり、陰に<付随している>とか、<対比されている>…と僕は解釈しています。陽から陰は生じする事は無く、<陽は陰があって初めて成立する>ものではないかと思われます。

陰は陽を生じる…の言葉の他に次の言葉があります。<陰極まって陽に転ずる><陽極まって陰に転ずる>。僕の師匠は、良くこの言葉で慰めてくれていましたね。

仏教でいわれる<諸行無常>であり<作られしモノ常ならず>と理解、幸せも、不幸も永遠に続く物ではない…と釈尊が語られたとあります。

陰陽道の陰陽は<表裏一体>の考えで、西洋の<比較する考え>ではないのです。

男だ男だ…と威張っている男も、女があって初めて成立されている…と思わなければなりませんね。陽の社長、<社長>と言われる人も、陰の<部下>があって成り立つのです。

陽と陰…理解している様でハッキリとは掴めない象意ですが、先ずは<陽は陰より生じる>だけを理解してください。

辛丑(男)の性格と特徴

1	低姿勢で腰が低いが気位は高い。※内面に秘めたプライド。
2	誠実で忍耐強く、義理と人情も厚い 。
3	八方美人の交際だが，人の好き嫌いは激しく，その様な嫌な面は上手に隠す>。
4	<物事に煮えきらず内向的>。つまらない事，どうでも良い事に神経を逆なで怒る。
5	相手の冗談を笑いながらも根に持つのは<真面目で堅い>から。
6	真面目だが，暗さがある。
7	満遍なく，偏りのない考え方で、地域社会，グループの有力者。
8	養子の縁があり、両親健在でも他家の世話によって成人する。
9	誠実で義理人情に厚い性格は,養子先でも活かされる。
10	<辛抱強さ>が財を築く。
11	肺病，神経痛，足の病気が心配される。
12	疑り深く色欲強い。

辛丑(男)の運勢 　　　亥の運気　 　< 甲戌 庚辰 乙未 辛丑 >

1	要領が良く，諸事万事，立ち回りが上手い。労少なくして，功多き人。
2	性格円満，無茶，無軌道な事はしない。しかし、いいかげんで依頼心も強い。
3	外面が良く好かれるが，家庭では怒りっぽく，<家族には嫌われる >。
4	煩雑，繁忙でも，決して慌てて動き回りはしない。
5	運動神経は鈍い。スポーツは苦手，顔つきも，しまりが無い 。
6	要領の良さも度重なると，顰蹙(ひんしゅく)を買いやすく、いい加減な奴と非難 。
7	長男もしくは二男,それ以下は無い。親の跡を継いでも実父母との同居は無い。
8	おじいちゃん，おばあちゃん子として，祖父母に可愛がられる 。
9	好色なりて，結婚後も浮気を繰り返し波風が断たない。
10	若年に安定した仕事に就き一貫性があるから転職を繰り返さない。生涯を通して安定。
11	依頼心が強く忙しく立ち回るのは苦手なので，新規の仕事には手を出さないのが賢明。
12	便秘に注意。

六十干支、辛丑(女)の性格と特徴による<運勢>は、どういうものですか?

辛丑(女)の 性格と特徴

1	掴み所が無く，何をどう考えているのか皆目判らない。
2	太りぎみの，ポッチャリ系 。
3	甘ったるい感じで，セックスアピールを感じさせる 。
4	夫から可愛がられる。

辛丑(女)の運勢 亥の運気　 　< 甲戌 庚辰 乙未 辛丑 >

1	長女か次女。
2	気が強い反面，取り越し苦労。悲観的，ヒステリーと，クヨクヨと考え込む 。
3	経済的に豊かな家に嫁ぎ物質に恵まれるが，中年期に夫を亡くし未亡人 。
4	倫理観は不用の性。