六十干支、己亥(つちのとい)の男と女、その性格と特徴による運勢とは? *105

六十干支、”己亥”の<男>、その性格と特徴による運勢とは?

“己”は<生殺二道>と言うのがあり、生かすも殺すも己の気分次第と言う象意があります。エンマ大王みたいですね!

言葉の”あや”ですが、生かして殺す、殺して生かすと言う意味もあり複雑怪奇な10干ですが、生かす為に殺す、殺す為に生かす…とも解釈できます。

選挙で街頭演説活動の車から流れる、「ほめ殺し」の文言も、この生殺二道の意味があります。

相手の意見を先ずは聞き入れるが、いずれはその意見を潰す…潰してやる!…と言う感情もありますが、その根底には、相手の意見を潰すためには、先ずは相手の意見を活かす事をしなければならない…との思惑があるのです。

面倒くさくはありませんよ! 物事のけじめをつけるとか、切り替えるという時には、戊(つちのえ)、己(つちのと)と言う土性の力を必要とするのです。

木火土金水の五行に於いても、木火で花が咲き、(金)(水)の結実、種子化をするためには、土性の破壊と崩壊の力が必要なのです。これが自然の摂理なのですから…。

己亥の力は、この様に自力と他力を巧みに動かしています。

自力だけで行くのですが、途中で自分の力だけでは何事も出来ない…と言う事に気がつくと、他力の存在を知り、その他力の力も借りようとしてくるのです。

結果を、結実を…何としても出さなければならないと言う使命感があるのです。この使命感が、責任感にも変化したり、義侠心にも変わったりもします。いずれにしても、何事も完成、完了を目指して行く力が強いのです。「為せば成る、為さねばならぬ何事も、成らぬは人の為さぬなり」の言葉が大好きな人ですね。

それでは己亥の説明を致します。

己亥(男)の性格と特徴

1	“おとなしい”が鼻っ柱が強い。<最後に発言し周囲を納得させる>。
2	徹底した几帳面さ。<堅苦しさから，人には煙たがられる>。
3	<資料整理>，<商品管理>，<在庫経費の分析>等には丁度良い。
4	器が大きく快活で頼もしいが<内心は疑心暗鬼の小心者と観る>。
5	<利益には目ざとく>，強者に諂い(へつらい)，<保身の為には義理さえも欠く>。
6	<自分が濡れる，汚れるを嫌がる>。この事を慎めば知名人の道。<アイデアの人 >。
7	多業に手を出さず<一業専心が吉>となります。
8	<仕事，業務は万能>。何事も，そつなくこなす。
9	万能ゆえに、<生涯を貫き通す仕事>が中々，見つけられない。
10	<内助の功を発揮してくれる配偶者>との出会い。※家庭的で愛妻家
11	家庭は平和，<自分の家族運は浮き沈みが多い>。<一族の因縁>。
12	<腎臓，胃腸，糖尿病>，軽い症状と見なされる<病名の誤診>。
13	人の話は最後まで聞き，<途中では口を挟まない人>。

己亥(男)の運勢 　　　戌の運気，< 丙子 壬午 丁亥 戊子 癸巳 己亥 >

1	暴力を極端に嫌い、心優しく温厚で女性的。
2	勤勉さが欠落，潜在的には、怠惰の性格が潜んでいる。
3	向上心旺盛なれども現実性に乏しい。理想が高すぎる。怠惰の性格が災いを呼ぶ。
4	曖昧さを嫌う完全主義者。計画が理想通りに為る事は滅多にない。
5	社交的で冗談も多い。言葉数は少ないが話術は巧み。※口先ばかりの奴もいる 。
6	交際に人を選ばないが，秘密を保つ事が出来ない。
7	理想は高く向上心はあるが怠け者。口先ばかりで実現に程遠い人生の送り方。
8	親の運は薄く両親の膝元では運気は伸びない。親会社からの独立も必要。
9	結婚相手には人並みを選ばず，個性的な風懇の変わった性格を持つ人に惹かれる。
10	見合いでの結婚は誘惑が待ち受けている。　※恋愛結婚を薦める。
11	どんな仕事でも出来る。それが災いして<職業の変転>にも繋がってしまう。
12	完璧主義者で理想家。怠惰の自分との葛藤で苦悩。<良き伴侶との出会いが大切>。

六十干支、己亥(女)の性格と特徴による、<運勢>は、どういうものですか?

己亥(女)の 性格と特徴

1	<親しみ難い感じ>，意外と気さくな女性で、飾り気が無い 。
2	常識，偏見に拘らない，<独自の生き方をする>。
3	多才で器用な人。※弁才もありて，腰が低い 。
4	夫には低姿勢で臨み巧みに操縦する 。
5	好色な一面があり，<夫を悩ませる>。

己亥(女)の運勢 戌の運気，< 丙子 壬午 丁亥 戊子 癸巳 己亥 >

1	楽天的で世の中を甘く見る。
2	物事や金銭的に”おおまか”で金銭に無頓着。しかも愚痴る。
3	付き合い難い印象だが，<親しくなると心を開く> 。
4	舅や姑との意見が対立して愚痴も多い。よって晩婚を薦めます。
5	自由で束縛されない環境を好む。