一時停止をキチンとしていればなあ…!一旦停止して、あの人の気持ちを流してあげましょうか…ね?

10干の庚(かのえ)が持つ象意の意味と現象とは? *065

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10干の”庚”の読み方と、その特徴は何ですか?

五行方位12支陰陽八卦味覚九星数理色彩季節
こう金気西南陽 ○辛み七赤4 と 9茜色秋の始め

庚(こう)と発音、日本では<かのえ>と読む。庚申信仰の庚であり、庚辛の五行金気に於いて陽の力があります。

庚申様の三戸説のように、<人が寝ている時も働く>事も嫌がりません。

庚の人物は学生時代よりも、社会人になってからの方が、自分の本体を強くする為に、あらゆる物事に挑戦して、仕事に邁進する働き者となります。むしろ、やる事をやらずに平気で寝ると言う事が許せないのです。

易卦が一爻不足とあり、物事を完璧にこなす事が出来ず、最後の最後で手を抜く…と言う事が見られます。これは、アバウトな性格が大雑把な行動を伴う事から推測されます。「まっ、いいか!」「良し…とするか!」で乗り切ります。

何事にも完璧を求め、完璧にこなすのが良い…と言う風潮が良いと一般的に言われますが、<未完の完成>と言う言葉が僕は好きです。秋の季節、柿の実が熟して採り入れますが、最後の2~3個は普通は残しておきますよね。

全部採りつくさず、カラスや獣たちの為に残して置くんだぞ!」と亡くなった祖父に良く言われたものです。このように庚は自分自身だけではなく、自分の家族、職場、地域、自治体、国家、国際、地球、宇宙…と言う大きなものを 一つに取り込んで、それを、自分の生命体としてしまう、大きな力の持ち主と考えることが出来ます。

庚の人物の懐に入ると、外敵の攻撃に対して、自分の事の様に力になってきますが、反逆を起こせば、自分の生命体から排除にかかり、異分子として攻撃を駆けます。よくよく、注意が必要ですよ。

10干の”庚”の象意はどういう意味がありますか?

1* 成熟,誕生後に,本体の強靭さを図るエネルギーで、活発な働き者。
2* ぐらぐらと、”まとまりが無い”,よって気が定まらない。
3* 活発だが,せわしく,無作法。狡猾,軽薄,サル智恵の人
4* 口達者で上手なお世辞。他人と調子を合わせる。
5* 他人の話を安直に受け止める。信じ込む。女難色難の暗示強く色白で色っぽい
6* 八方に手を出すが,締めくくりを考えない。約束を違えるのも平気です。
7* 物事を腹に収められず,『深く考えず口にする』。他人の迷惑『気にしない』
8* <仕事,居住一定ならず>。<引越し好き>。気配り上手な社交家。
9* “実力以上の信頼を得る”が近所関係などの和合が足らず、人望の不足
10* 一事一意に専念する事
11* 元来は幅広い才知に恵まれているのだが、途中で投げ出す飽きっぽさ,がある。
12* 落着きがなく、カラ元気は、移り気となり、金銭恵まれて,外見を飾る。
13* 更新の更。あらたまる。自己の形態を改める気
14* ぐずぐずして,だらしが無い。思慮深さ無く感情で物事に対処
15* 弁が立ち染まり易く、考えるよりも直接行動、<交通事故,金属傷害,刃物の難>

味方にすれば100人力なのですが、敵に回すと非常に危ない人と言えます。

① 失敗や苦情を<屁>とも思わない、と言うしたたかさが潜在的にあるので、万難を排して人生を渡り行く人です。味方にすれば100人力なのですが、敵に回すと非常に危ない人と言えます。だからと言って媚びを売る必要はありません。むしろ媚びを売る人間に対しては攻撃を仕掛け、完全に追い込み撃ち落とします。

② < 口達者で上手なお世辞。他人と調子を合わせる。>とあり、相手も自分として見れるところがあり、相手は相手として排他的にはしません。相手も自分の領域にいる人だ…という感覚の持ち主ですね。

媚びを売る調子の良さではないのです。女性の場合、甘え上手…と言うか、実にお世辞が心から相手に伝わる様な、しぐさと言葉が巧みですね。相手の心と、自分の心を一体化させることが出来るのが庚の力ですね。

甘え上手な子供もいますね!

③ 庚は五行では金気。金銭運はあります。ただ、交際が派手で、出費もかさむのですが、金銭運があり、交際する事で金銭が豊かになってくる運勢なのです。付き合いに金をケチると金銭運も縮小します。

10干の”庚”の現象はどういう物があるのですか?

気質*本体の気力と動作が融合不足、言動不一致だが自己形態の更新目標は失わない
人体*口腔,呼吸器,歯,胸,肺臓 、太い骨
人物*少女,妾,芸人,非処女、不安。 
病気*胸部心臓疾患,口腔外科疾患 呼吸器障害。 臍 大腸 肺炎 感染症 
場所*飲食店,繁華街,花柳界。 
物象*機械,金属製品,車両  山から出る金属、地金 どうにでもなり、変化し易い。
雑象*適当な物事で,いい加減の人

<適当でいい加減な人>と言う印象をあえて周囲に与えるが、自分の目指す目標は自分自身の腹の底に確実に捉えている。その目標、目的は自分だけでなく、一族の願いと言う暗示も強くあります。

<自分の一代限りの更新ではなく祖霊から来る一族の願望を更新する>。と言う意味合いがあり、累代の祖先の願いが、この<庚の人物>に託されている。良くするも、悪くするも、祖霊の願い、想い、啓示を感じ取れるか取れないかで人生の生き方も変わって来ます。

<心臓疾患、肺臓疾患、口腔外科疾患>…とあるのは、西の方位の疾患と言えます。西の方位の人物にとって、夕日が沈むまで時間が無いから……と、働き過ぎとなります。この三大疾患は、過労から来るのです。意識的に休みを取る事も仕事の内…と解釈してくださいね。

またね!

最後まで読んで戴き有難うございました。

もみじ

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