詰めが甘い、”七赤金星”(しちせききんせい)の性格と特徴の運勢とは? *044

七赤金星の性格は、どんなですか?

七赤の星は西の方位にあり、転居など、一生に一度だけ西の吉方位を使いなさい…と昔から言われて亥ていて、有難い様な、そうでない様な、不思議な星の一つです。

人物にも、笑ったかと思えば、直ぐに怒り出し、又、直ぐに笑い出す…”七つの顔”がある人達ですね。象意に”女の子”ってあるのも、おもしろいですね。女性ではなく、老婆でもなく、子供の女の子は愛くるしさがあります。

それでは七赤金星の説明をします。

1 性格	七赤金星
五行	金気
色彩	赤
味覚	辛い味
季節	秋
月	9月
形状	欠落した物.破損品
数理	4，9
十干	庚，辛
12支	酉
時刻	酉の刻 17時～19時
八卦	☱ 一爻不足
方位	西30° 兌宮
2 人体
右肺	口中	神経衰弱	膀胱炎
歯	咽頭	尿毒症
3 人事
少女 　　女の子	不良少女	飲食業者	講演者
芸人	親なし子	金融業者	易者
芸者	後妻	銀行員	仲介者
役者	出戻り女	会計係	七福神
女中	妊婦	歯科医	弁護士
低脳者
4 現象
兌	口	集まる	散財
沢	アルコール	物交	浪費
西	結婚式	天井や内側の修理	食事中
秋	不足	舗装工事	食べ過ぎ
白	不充分	造作工事	陰気な所
赤	不注意	皮肉	手落ち
悦び	欠陥	遊興中	金銭
5 事象
金物	頭部の無いもの	釣鐘	借金
刃物	先の無いもの	鈴	飲み物
上部に凹みのあるもの	修理したもの	楽器	頭部の無いもの
6 飲食
鶏肉	あまざけ	餅菓子	パフェ
親子丼	コーラ	餡類	炭酸飲料水
お汁粉	コーヒー	紅茶	お赤飯
7 動物
羊	猿	鶏	蜩(ひぐらし)
8 植物
西瓜	生姜	秋の七草
9 天象
西風	荒れ模様	天気変わり易し	夕焼け
暴風雨	降雨	新月
10 場所
沢	山崩れ	浅い海	貯蔵庫
窪地	石垣	井戸	飲食店
沼沢地	淵	養鶏場	造船所
低地	水溜り	遊郭	切通し道
溝	溜池	花柳界	喫茶店
掘穴	堀川	断層	川端
11 　　雑象
兌	兌を悦び。内剛外柔なり。万物成熟し，秋の収穫の喜び
酉	酉は万物，老いるなり。庚は万物を庚しむ。辛は万物を辛生する
☱ 一爻不足	易は二陽の上に一陰あり。陽は剛健，陰は柔軟。剛上に柔軟あり
金気	金気の六白と七赤の配置
少女	兌を少女とするのは，男子に比べ気力，体力が劣る
口	兌を口とするのは人間の五感中，味覚感に相当する
食	七赤の吉凶は，食物の象意となって現れる
一爻不足	七赤を一爻不足とする八卦から。
悦	悦びとする
金銭	金銭とする(兌換紙幣)
右肺	体においては，右肺 左肺は六白
沢	上流の”せせらぎ”
和合	懐妊
味覚	味にうるさい *ソムリエ
結婚式	江戸の昔，祝言は夕方から始まり床入れは亥の刻。
不充分	詰めが足りない。完全に詰めを完了させるのは，六白と九紫。
不注意	注意が散漫となり，うっかりミスを起こす。
欠陥	七赤が暗剣殺”欠陥商品を掴まされる”
集まる	内容はともかく，頭数が，そろえば自己満足する。
天井や内側の修理	上の空間に隙間があるので，いつも気にしている状態。
皮肉	七赤の皮肉はきつい。目下にいる人間に対しては更に強烈。
キス	七赤中宮，七赤方位に出向くと顕現します。
浪費	七赤中宮”だらけやすい”。意見しても聞く耳が”だらけ”ている。
陰気な所	七赤は山肌の家宅を好む。部屋に於いては壁側で三畳の部屋。
12 本命が七赤同会の象意
金銭出入が激しい。　　外食　会席の場が多くなる。
結婚式に出席する。　　歓迎送迎会の誘いがある。
散財の場へ行くようになる
色情の因果を作る。こちらでは、その気が無くても、相手には、その気がある。
胃腸障害を起こす (食べ過ぎ)

夕陽が沈む事が観念的に判っており、今の宴を楽しんでいるようです。女の子の象意も、意識的に若かったころを演じているのかもしれません。

七赤金星の運勢は、どんなですか?

①外面的には愛想が良く交際上手。調子が良く，弁舌達者で人に好かれるが，誠意に欠ける。

②見栄っ張りで義侠心もあり、人の難儀に尽くすが、 物事を大きくし，風呂敷を広げやすい。

③ 忍耐，我慢の不足から，職業や住所の移動も多く，色情問題で失敗しがちな面がある。

④ 金銭運は強いが，浪費家が多い。派手を好む為，天運を改運しないと，失敗者となる。

⑤ 七赤を”女の子”とします。 年を召してもても女子の性格，性質はお持ち。時折見せる，可愛いしぐさ，すねた、ペチャクチャと喋る姿は女の子の姿です。

⑥ 男の七赤は逆縁。女が陰気になった姿が，性分が潜んでいます。 七赤の男で，女星の，しかも女子と出ますので，ロリータ，コンプレックスの思いがある。 七赤の男性，七赤傾斜，七赤同会時，”男性が若い女性に感心を持つ”。

⑦ 七赤女子は，幼少の頃，性的いたずらを受けやすい。周りが防御せねば本人の痛恨。 七赤の全般にいえますが，”色情の因縁がこの世に露顕する時に七赤の星”。 それ故，先祖，祖先の事に感心を持ち，供養の必要があります。

⑧先祖，神仏に感心を持たない七赤は運気が変化し，くい違い，神経質，不安症になり易い。 七赤は先祖，祖霊の力により運気上昇する事を本能的に感知しています。祖霊の敬いある 七赤は祖霊に最も近い，両親，嫁ぎ先の親からの援助を甘受します。

⑨七赤の口からの易象で，性格的に仕切りたがる事が多い。 金も出すけど，口も出す，よって七赤に逆らうには，かなりの出費が必要となる。

⑩七赤の先天一白は妊娠とある。しかし通常は七赤易象の不足から，妊娠はするが， 出産する力が不足。よって，”流産，堕胎，中絶”の暗示があると言えます。

七赤金星の特徴とはどんなですか?

①.色白く，弁舌優れ如才なく，頭脳明晰。だが，幼少時，両親との生別，死別の悲運に遭遇。 しかし，他人の又は親類の後援を受けて，成功する。　

②. 逆に両親の元で不自由なく成長した人は，ごう慢，贅沢となり身を誤る。 夫婦の縁は多難で，初縁を持って生涯を一貫する人は少なく，老いては子供に縁薄く， 子供がありながらも孤独な生活を送る人が多い。

③.特に酉年の七赤長男は，33歳か34歳の時，濫費により一家を破る恐れがある。