勉強に”やる気を出させる方位取り”の行動とは何がありますか? *029

中学3年の娘が遊んでばかりで勉強しないんです!

それは、夏休みを前にしたある日、お母様からの相談でした。「高校受験を控えて、学校から帰るとゲームばかり…、部屋に閉じこもってばかりしています。何で、勉強しないのでしょうか?　受験も控えているのに…心配です」

受験生を持つ家族の心配事は尽きません。そこで、お母さんは、兼ねてから相談している私に<成績の上がる方位取り>を願いに来たと言う訳でした。

以上の事柄が、鑑定として浮かび上がったので、お母さんに伝えました。

…と言う内容の説明をしました。

…と話されました。

方位の取り方と目的地の選定はどうするの?

お母さん、良いですね! それっ使いましょうか! 夏休みに民宿のアルバイト、と言うより<おばさんの家の手伝い>は、八白と二黒の力が、グイグイと染み渡ります。夏休みで九紫の最高潮、おばさんと言う二黒土星の象意もピタリ。

コツコツと働く、地道な女性になるでしょう。この最大吉報と、勉強のやる気スイッチに点火させる方位として、南の二黒土星は、とても良い方位なのです。

「でも、手伝いと言っても、殆んど何もしないで、遊んでばかりいるんですよ。小さい時など、海にも行かず部屋でゴロゴロしていて、ご飯の時だけ、下に降りて来るんですよ、まったくね…」お母さんは、できたら、塾の夏休み強化セミナーを受講させたかったみたいでした。

<伊豆大島で夏休みの期間を利用して、おばさんの家の手伝いをしてくる>…と言うのが方位取りの答えでした。お母さんは、意に反した答えに不満顔が見えましたが、最後はため息交じりに納得されたようでした。

具体的な象意を見つける方法はありますか?

コスモスが咲く九月の終わり、お母さんが娘を連れてきました。笑顔が見られています。

と、伊豆大島での出来事や、帰ってきてからの生活態度の変化、などを立て板に水の如く話しました。私は、娘さんに尋ねました。

<伊豆大島での夏休みは何が楽しかったですか?>

「掃除機で掃除していたら、おばさんに、雑巾で最後は拭きなさいと言われたり、食堂の箸の置き方の向きが違うよと言われたり、初めは楽しくはありませんでした。トイレ掃除が、あんなにゴシゴシするとは知りませんでした。」

「でも、夜になってお客さんを庭で花火をしてあげると、喜ぶんですよね。お母さんはスイカを食べながら、ビールを片手のお父さんは子供の喜ぶ姿を見て笑っていました。私も、こういう時があったんだなあ？…と感じました。」

「勉強もしたんですよ、一緒に行った友達と、…でも、おしゃべりが多かったかなあ? 友達は勉強ができるんですよ、あの子の歴史の覚え方って、変わっているんです、日本史と世界史を同時に覚えて行くんです、凄いでしたね。」

「勉強も終わって、部屋を真っ暗にして、窓を開けるんです、波の繰り返す音、静まり返った夜の海、空を見上げると、星が輝いています。綺麗だったなあ…友達の横顔も、何かをジッと見ている気がしました。」

とお母さんが話されると、娘さんは笑いながら下を向きました。どうやら、<方位取り>は良い結果が出て来たようです。

• 友達の勉強法を知った事は、九紫火星の<比較、対象の勉強法を習得した>
• 民宿の手伝いは二黒の象意、掃除、台所の手伝いをした。おばさんの指導に<従順>で、<致役>の象意習得。
• 静かな夜の海を肌で感じ取り<沈着>のゾーンを獲得、友達の横顔が、<孤独との離別>となった。

具体的に起こった事を現象象意として判断、分類する事で、方位の象意が取れたか、取れなかったかを見る事ができます。

今回は娘の成績を上げる方位取りでしたが、娘さんには<やる気>が備わったみたいでした。二学期からの娘さんの追い込みは激しく、高校受験も合格、その後は大学進学かと思われましたが、看護専門学校に行き、現在は市立病院のオペナースをされています。