本命、月命、日命の意味を知りたい。
例 1978/4/13 生まれ
日 | 月 | 年 |
日命 | 月命 | 本命 |
乙巳 | 丙辰 | 戊午 |
三碧木星 | 六白金星 | 四緑木星 |
例: 1978年4月13日生誕の人の鑑定盤は、年盤は四緑中宮となります。よって年盤は本命四緑となります。
<本命>は万年暦を見ると、昭和34年で干支は <戊午> です。本命の作用は、<霊/心/体>の中で、<体>を現します。<身体の作用、表面の動き、集合体>として捉えます。
本命は、<その象意の動き、活動を、表面に顕現します>
四緑木星でも男と女で意味合いが違う事もあります。
本命四緑の男性 | 本命四緑の女性 |
*人当たり良い物腰で接して好感度あり。 *迷い星なので決断力は弱い。 *浮気に走り易く、心が気持ちが常に動く。 *営業、商談など話をまとめる力がある。 | *女性星の特徴で爽やかな薫風を伺わせる。 *何事も広げやすい。麺類、パンが好み。 *首を傾げやすいか、首の骨が曲がっている。 *言われた事はこなすが、自発的行動はない。 |
<月命>は1978年四月は六白中宮月となります。四月の干支は丙辰で、七赤が暗剣殺を被り、月破も被ってもいます四月は辰の六白という元気の良い気が溢れています。
月命は<霊/心/体>でみると、<その人の内面的な部分>を現していますので、その人の、気持ち、とか、やる気を読み取ることが出来ます。この場合、優柔不断の態度を見せてはいるが、内面は、やる気満々の気迫が籠っていると鑑定。ただし、六白の定位に七赤があり、暗剣殺なので、言葉が足りず、物事の最後の詰めが甘くなって来る事でしょう。
<日命>は三碧中宮で、乙巳 >となります。因みに木曜日に生まれており、<友引>ともあり、恵まれた日の旅立ちですね。万年暦を見ると、一番左の数字、これは、<旧暦>といって、<農事歴>とも呼ばれています。いつか勉強するかも知れない、<宿曜経占星術>では必須の項目で、人間関係を読み解く、<三九の秘宿>などはかなりの精度があります。
<自分の秘められた部分>と解釈して良いです。表に出す必要はありません。自分だけが納得すれば良く、日命の取り方で本命/月命のバランスが変わります。自分だけで調整を楽しんで下さい。
本命と月命だけで判断するのが一般的ですが、日命まで算出すると鮮明に鑑定できます。
一般的には九星気学は、本命と月命だけで鑑定する流派と日命まで算出する流派があります。上記の例の場合、本命四緑、月命六白、日命三碧と鑑定盤が出来上がります。私は日命まで算出しますが、月命が四緑で、日命も四緑となった場合の事を考えて、もし、同じ星の場合は、<先天盤の対冲に変化する>という大前提を師匠から教わったことがあるからです。例えば一白と一白は、一白の対冲の九紫火星に、二黒と二黒土星は先天盤二黒の対冲六白に変化するのです。三と三,四と四、五と五…など、ページを改めて、今度、説明しますね。
本命,月命、とありますが、何を中心として判断するの?
例題の年盤四緑、月盤六白、日盤三碧の場合、
①年盤の四緑定位の三碧が回座して暗剣殺を被って居る事を押さえる。上司の急かされ言葉の迷いと推測される。この場合の上司は、強気の六白の上に破壊力の五黄土星があるので、逃げ場がない迫力となります。
②この人の月盤六白は西の七赤に来て、<宴の席>なのです。月盤は、<内面の心>を現すので、仕事にもやる気がなく<けだるい状態>となっています。
③三碧は盗難の四緑に来て六白からのプレッシャーを受けており、暗剣殺なので、逆らうと、力づくでねじ伏せられてしまうと、恐れおののくの状態ですね。日盤は<霊>としますから、気持ちが、おどおどしてしまうので、心も、気持ちも積極性が失われます。そういうエネルギーが体の本体である、四緑に伝わるので、自ずと、安全圏を求めて行く事になるでしょう。
このように、まずは本命の動きを知り、月命の心を読み取り、日命の霊魂を感じ取る事で、深読みが出来ます。
本命、月命、の修正、矯正、編集なんて、あるのですか?
例えば四緑の場合、三碧の暗剣殺を被るので、この力を弱めたい…とします。
六白定位の五黄の力を弱めるか、取り込むかですね。六白は金星で五行では金気。(火)→剋→(金)の九紫を使うとすると、九紫は北に遁甲、水の上の火で弱い。そこで、南、九紫火星に遁甲している、八白を使いましょう。
南の八白ならば九紫とも相性は良い。具体的には、上司との交際の仕方として、礼儀を重んじて、家族ぐるみに近い交際を進めてみる事です。お中元を贈るとか、年賀状を出すとか、誕生日に贈物をするとか、大体の上司は贈り物<七赤>には弱いものです。
このように、相手だけでなく、三角関係を意識的に構築して、それを事業、人間関係に当てはめて、自分の思う通りの航路を選択できるのは九星気学に叶うものはないです。
最後まで読んで戴きありがとうございました。
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