
同会法で見るとどうなりますか?
一白中宮の図は次の様になります。

一白の定位置の北には六白金星が遁甲しています。
一白の人は、この六白の気が潜在的に潜んでいると解釈できます。
しかし、ご覧の様に暗剣殺を被っています。
六白は車で言うとエンジン、人体に置き換えると心臓と肺の心肺機能です。
基本的説明ですが、次の五黄中宮の盤が後天盤定位の図で、この図が全て中心です。

上が南、下が北、右の七赤が西で東か三碧、右上の二黒が西南、右下の六白には北西、左下の八白が北東、そして四緑は東南に配置してあります。
そしてこれらの星は、定期的に移動します。年も月も日も、時間さえも定期的に移動します。

移動の仕方は…?


中宮に来た星は、例えば図の一白は二黒の宮へ行き、西の三碧に行きます。三碧の次は四緑の場所へ、四緑の場所から南の五黄土星に往き、次は六白の北の宮へと遁甲したら西南の七赤に飛び、東の八白へと遁甲して隣の四緑定位置の九紫へと遁甲して、最後は中宮の一白の処に戻ってくるのです。
このあたりの説明は、皆さんご理解されていると思いますが、大切な事は、五黄中宮の盤を頭の中に映像として取り入れておくことです。
五黄中宮盤がどんな場合でも、幅を利かしているのです。




四緑は東南で巽宮、六白は北西で乾宮、七赤は西で兌宮、八白は北東で艮宮…などなど、
後天盤の図形を叩き込んでください。



叩き込みました…!
すると、一白水星が本命で月命が九紫の場合の人物の見方が判ります。
一白中宮と言う事は、後天盤五黄に同会していると納得できます。
五黄は破壊力とか破滅、崩壊、解体などの意味があります。
そういう解体現場に一白の人物が訪問すると言う事です。
五行の相生相剋から、土→剋→水となり、水は土で埋め尽くされそうになります。
一白は水、水は流れます。流れる役目があります。水の役目を五黄が止めようとしています。
泥団子を作ろうとしている作用が一白中宮の作用と見ます。
砂袋を作って、決壊した堤防の土留めにしようかと考えています。
一白は生命力、生命の源が一白、一白は簡単に物事を諦めません。
何とか生き抜く手段を方法を考えるのが一白で、
仕事面でも、遊びでも、簡単には諦めないという性格が現れます。



では九紫はどうなるのですか?


九紫中宮時には、九紫方位の南が四緑の暗剣殺を被ります。
つまり情報ミスを起こしやすいとか、優柔不断ではっきりしないことが多いと言う事です
これは、暗剣殺を基本に見た場合の解説ですが、
暗剣殺になるも、させないのも、五黄土星の観念の持ち方次第です。
四緑暗剣殺となる時、北の五黄殺を極力意識して、誠実に過ごす事を心がければ、
暗剣殺を避けて通る事が出来ます。
北の五黄は冷静沈着で温厚なる判断をを必要とするので、慌てたり、不安を募ったりすると、FAX送信ミスとか、宛先間違いの郵便を送ったりします。



う~ん…まとめると、どうなるのですか?
会社の仕事も、家庭の事も、まとめて面倒見て行く人と考えられ、
実際に良く人の面倒を見て行く人です。
常に動き回り、多少の苦労は苦労としないのが癖です。
情報通でもあり、うわさから世間話など、なんでも知っていますし、知りたがってもいます。
「良い人ですね」と表の言葉よりも、陰に隠れて言われるのが好きで、
自分は裏方の人だと自認もしています。影の交渉人的で、暗躍するのに精力を尽くします。
ただし、この人を裏切ったらかなり激しい憎悪の念が飛び散りますので、要注意です。
誠実に交際して、真面目ならば、トコトン面倒を見てくれるでしょう。
最後に、頭も体も常に動き回る人なので、引きこもり、閉じこもりは、
自問自答を繰り返すことになり、ひどくなれば何らかの精神障害を呼び寄せやすくなります。
できるだけ、外に出て、多くの人と接しているのが最高の健康維持です。
ジム、水泳、ゴルフ、ウォーキングなどに挑戦してください。



最後まで読んで頂きありがとうございました

