- 本命一白で月命が八白の人の特徴は何ですか?
- 傾斜法では、どう見ますか?

本命一白で月命が八白の人の特徴は何ですか?
<水の流れが変わる人>とか、<水の流れを変える人>と考えられます。
水は心で,どの様な環境でも、環境に従います。
せせらぎの川では、チョロチョロと賑やかに、流れに逆らう橋げたの下ではクルクルと、
山の上、空高い所では雪や氷に形を変えて、水は深く静かに潜行していきます。
人体に例えると<血流>で末端神経の先にまで、酸素を血流に乗せて運んでいます。
このように、出会った環境に応じるように切り替えると言う力が八白の力です。

切り替えスイッチみたいなものですか?
本命の動きを変える、黄色信号の点滅…と考えても良いですね。
車の運転する人には判ると思いますが、
赤の点滅は一旦停止して進行しなさいと言う意味があり、
黄色の点滅は徐行しながら進みなさい…と言われています。
月命の八白は、この黄色の点滅信号で、本命の一白に対しての指示を与えています。
一白の象意に対しての注意喚起ですから、一白が人体の場合は、
人体に危険が迫っているから、注意しなさいと言う意味で捉えます。
一白が受験を考えている時は、
志望校に対しての学力不足がないかを確認しては如何ですか…など、
不合格という現実に切り替わる赤信号の危険性を訴えてもいます。
命式に一白の八白がある場合、
一族の流れの方向転換を先祖から、あなたに託されていると解釈します。
一白は先祖、祖霊、霊魂の世界。一族の流れを変えてほしいという声が聞き取れます。
と言うか、そういう役目を担わされていると思います。
男女、ともに星象としてあます。
女性は、結婚して、嫁ぎ先の祖霊の声を叶えさせるかもしれません。
男性は、祖霊の声を聞き取り、それに従う女性を先祖は求めます。



わかった!!! <先生が良く言う、結婚を決める前にお互いの実家の墓参りをしなさい>…ていうのは、この事なのね!
そうです。
彼と、彼女と約束したら、互いの実家の先祖様に許しを請う…と言う事なのです。
古臭いと言えば、古臭い…ですが、
この儀式をして結ばれたカップルは、そう簡単には離婚しません。
逆に離婚となった場合でも、スンナリと調停が行われて遺恨が残りません。
先祖からの導きがあり、現生の人間と先祖とのドロドロとした感情のもつれはありません。
一白と八白の関係には、相続とか断絶とか、墓場から先の物語が見え隠れしています。
傾斜法では、どう見ますか?


本命一白ですから、月命が八白中宮の盤を見て、本命一白が、何処にあるのかを見ると、西の兌宮七赤定位に遁甲しています。
①言葉の不足、声掛けの不足、配慮不足、そして詰めが甘い…などの象意があります。
全体的に、何らかにつけて<不足>と言う象意が搔きまわしており、
お金の不足、愛情の不足、真実の不足など、総体的に、一言たりないのです。
何故そうなるかを推測すれば、<慌ただしい><気持ちに余裕がない>などが考えられます。
② 一白が西の七赤に遁甲している時、その一白の定位である北には四緑木星が遁甲します。
この事は西の一白は定位に遁甲している四緑木星の影響も考慮しなければなりません。
其れは、四緑と一白は相生の関係、スンナリと一白が受けやすい、とか、
取り込みやすい象意なのです。
具体的には、迷いやすい、優柔不断、与えられた事だけをやるという受け身の象意です。
傾斜した宮の星の定位に来る星の影響も判断に取り入れる事があります。
一白八白の場合、西の七赤に一白が傾斜しますから、
不足とか足りなさそうな象意が出るのですが、東南の四緑が、
優柔不断の迷い星の気持ちを与えています。
そして一白は北に遁甲して、ズバリ四緑の影響が現れます。
四緑が一白に同会すると、不安とか、あせりを呼ぶ込むのでみます。
ただ言えるのは、四緑の単なる迷いとか惑うのではなく、一白の道筋の範囲から、
一族の見守りは獲得しているので安心して良いです。
同じ先祖でも、初代の大先祖様という先祖の教えを維持継続して行く星が一白の八白です。
それだけに、頑固で強情な性分となるのは、男女ともに否めません。



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