九星気学は奇門遁甲から生まれ、園田先生のご尽力の賜物ですが象意を語るには易経の観察も必要です。八卦の姿形から感じるモノがあります。

「占いで何が判るんですかねぇ…?」と、背中からの声を受けた… ★266

  • 占いで何が判るんですかね…?
  • 占いにも自力と他力があるのですか? なるほど、陰と陽ですね?
  • 他力の占いを支配しているのは何ですか?
目次

占いで何が判るんですかね…?

先日、マッサージを受けに行った時の施術師からの言葉です。

施術師の娘さんが、交際している男性からプロポーズを受けたらしい。

娘さんも乗り気で彼のお宅に食事に誘われた時の事、

<10月13日で26歳になるのね…良いわねえ!>と、相手先の母親の言葉

講師

いい話じゃあないですか?

うつ伏せになりながら、背中の背術師に返事をすると、次の言葉が返ってきました。

後日、彼からの言葉が、

占いの先生に、「僕と君との相性が悪いから、結婚は考え直した方が良いと言われたらしい」。

どうやら、彼の母親が、専属の占い師に相談されたようだ。

ため息交じりで占いで何が判るんですかねぇ?」と、つぶやく様に話される施術師。

<相性が悪いからと言って結婚をやめた方がいい>なんて、おかしいですよ

<そんな事を言われて、はい、止めますと言う男も男です。そう思いませんか、○○さん!>

興奮気味に話しかけてくる施術師の指先からは力が抜け、既に動きが止まる時も感じられます。

占いにも自力と他力があるのです

自力の占いと言うのは、自分の力だけを占う事で、自分の星の動きを優先します。

遁甲先の星との相性相剋、比和関係を考えますが、自力だけに自分の主観が強く現れます。

他力の占いと言うのは、相手の状況を見つめ、相手の動き気配を感じ取るのですが、

其処には、相手を分析して、今後の流れを予測判断する力があります。

例えば、先ほどの施術師の娘さんの結婚の場合、

相手先の男性の母親は、自分の息子に,この女性は相生なのか相剋なのかが気がかりです。

その結果、相克の判断を占い師さんが下された事は、それなりの根拠があったと思います。

この場合、娘さんも、男性も結婚したいという願望が強かったならば、

他に取るべき方法があったのです。

人には、それぞれ個性があり、持ち味が違います。

二人が互いの家で互いの生活をしている場合と、

二人が一緒になった場合の<自力の運気>と言う持ち味は違います。

二人が一緒になった場合の占いが他力の占いなんですね。

一人一人の占いが自力の占いならば、

二人が一緒になった場合の占いは、環境とか性質が違います。

まだ青い青年も、所帯持ちとなると、世間からの見方、接し方も違います。

ピチピチギャルの娘さんも、既婚者となると周囲の対応も自ずと変わってきます。

<お姉さん>が<奥さん>と響きが変わりますよね。

このように環境、家族、会社などのコミュニティが変わると、

個人から団体とか集合体と言った物に変化が現れ、個人の力だけでは解決しません。

受け身の占いとして、<他力の占い>と言うのが現れてきます。

他力の占いを支配しているのは何ですか?

個人ではなく集団、会社ではなく業界団体、そして国家ではなく国際社会などの様に、

一族、集団、太極す。

他力は他力、相手の動き、相手の環境と理解します。

相手の環境…って何ですか?

自分と相手の周りに動いている流れ、状況です。

そんなのが判る訳がないでしょ!

判るんですよね、それが、ある程度ですが…ね。

上の図は 風山 漸 という八卦です。応爻という仲良し関係が見事に表されています。

仲良し関係は初爻と四爻、三爻と上爻も捉えますが、陰と陽の調和がとれているのは、

この二爻と五爻だけです。結婚しても幸せな生活が待ち受けていると考えられます。

つまり、こういう八卦が現れたら、この二人の結婚は祝福されても良いと鑑定できます。

二人の生年月日だけでの相性判断も良いですが、

この八卦から見る相手の環境を推し量るやり方もあるのです。

当然ながら、この逆パターンも考えられ、

二人の相性は良いのだが、八卦鑑定では、あまり良くはない、

という時は、互いが認め、慰めあって生活するように心がける必要があります。

現実的に、どんな夫婦でも何とかして助け合って生きています

自力の占いと他力の占いを併用して行くのが本来の姿かと思います。

娘さんの幸せを願う親の気持ちを、背中で感じさせられたました。

自分達だけで結婚を考えるのは初めのうち、結婚式の後の事を考えた場合、どんな環境が待ち受けているのかを知るのも必要なことです。

「占い師さんに一度相談してみては如何ですか?」と、何度も言いそうになりながらの施術タイムでした。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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