
- 易は何故に、ここまでも人を引き付けるのですか?
- 易の記号の意味と解釈
- 易の八卦って何ですか?
易は何故に、ここまでも人を引き付けるのですか?
易は4000年とか5,000年前に古代中国の思想から生まれたものです。
殷 周 秦 漢 隋 唐 宋 元 明 清 中国 とありますが、その殷の前の時代に、この易記号は有ったと言われています。
そんな大昔の事が現在も通用するのかと、まずは疑問視します。
当時の王様の伏犠氏が亀の甲羅から黒い斑点模様を見て易を考えたとか、
トカゲの形から易を考えたとか、
諸説ありますが、古代先人の知恵が現代にも通用する事に驚きます。
そして今後もまだまだ続くものと思われます。
私たちの日本でも、戦国時代や、江戸時代にも研究され、
明治、大正、昭和と継続されているエネルギーは一体何なのでしょうか?
自分なりに判った答えがあります。

占いの書物だけでなく、人としての生き方、困難の乗り越え方、人との接遇の有り方など、”哲学書”としての価値があると思います。
易経を勉強しようと思った時が最高の選択となります。
これから、皆さんと一緒に易経の世界を、ゆっくりと歩いてみたいですね。
易の記号の意味と解釈
基本的に易を勉強するには専門書の解読が必要ですが、
漢文、古文の解読知識が無いと難しいでです。
それじゃあ、できないのか?と問われれば、できます。
やさしい入門書とか、現代語に翻訳された案内書がたくさん出回っています。
このブログも、参考にして、易経の勉学に勤しんで欲しいものです。
八卦は次の記号とかマークを意味します。それぞれに深い深い意味合いがあります。
先ずは次の記号を頭に入れましょう。
☰ ☱ ☲ ☳ ☴ ☵ ☶ ☷
☰ | ☱ | ☲ | ☳ | ☴ | ☵ | ☶ | ☷ |
けん | だ | り | しん | そん | かん | ごん | こん |
乾 | 兌 | 離 | 震 | 巽 | 坎 | 艮 | 坤 |
易は陰陽五行学から生まれています。
例えば、☲ の記号は、実線が陽であり、破線が陰を意味します。
この場合下から陽陰陽となります。初爻、二爻、三爻、と言葉が変わります。
乾には陽が三本あり、坤には陰が三本あります。
乾兌離震巽坎艮坤のそれぞれに意味があります。



乾とか兌の意味を丸暗記するのね!
丸暗記するのではなく、大体の感じを掴むだけで良いです。
後で勉強する六十四卦の解釈する場合、柔軟な易卦の解釈が求められます。
乾は動く、積極的だとかの象意だけで判断するとチグハグな占断となりやすいです。
動き初めの乾もあれば、動き過ぎの乾もあり、それは動から静に変わろうとしています。
易の卦が語り掛けてくる!という場面に出会う度に、
易の卦が持つ含まれた象意を感じ取ることが大切かと思われます。
そのために、
☰ | ☱ | ☲ | ☳ | ☴ | ☵ | ☶ | ☷ |
けん | だ | り | しん | そん | かん | ごん | こん |
乾 | 兌 | 離 | 震 | 巽 | 坎 | 艮 | 坤 |
この図形を絵柄として脳裏に詰め込み、いつでも、図案化するようにしてほしいものです。
例えば
☰ 全陽乾は男で、反対は全陰の女 ☷ です。
☱ 兌の一交不足の反対は、最後に陽を掴む ☶ 艮となります。
三爻が陰、本来は強気のはずなのに陰とは、気が緩み詰めが甘くなってしまっている。
☲ 二陽の間に一陰ありの離の反対は、☵ 二陰の間に一陽ありで苦しい状況を意味します。
卦の姿形から、離は二人の男に挟まれた女、坎は二人の女に挟まれた男性と考えます。
☳ 震は一陽来復で初爻の陽の反対は、☴ 巽の受け身の図案。
この様に、易の形からの占断も充分に考えられます。
易の八卦って何ですか?
八卦の名前は先ほど勉強しましたね。これを卦名と言います。
☰ | ☱ | ☲ | ☳ | ☴ | ☵ | ☶ | ☷ |
けん | だ | り | しん | そん | かん | ごん | こん |
乾 | 兌 | 離 | 震 | 巽 | 坎 | 艮 | 坤 |
この卦名の象意を<正象>と言います。
☰ | ☱ | ☲ | ☳ | ☴ | ☵ | ☶ | ☷ |
けん | だ | り | しん | そん | かん | ごん | こん |
乾 | 兌 | 離 | 震 | 巽 | 坎 | 艮 | 坤 |
天(てん) | 澤(たく) | 火(か) | 雷(らい) | 風(ふう) | 水(すい) | 山(さん) | 地(ち) |
八卦は卦名と正象があるのです。



何だか、頭がパニックです。
まずは、卦名と正象を覚えましょう…・



最後まで読んで頂きありがとうございました。

