
- 易の記号の種類とは?
- その意味と解釈は?

九星気学を深く勉強してくると、新しい象意が湧き出てくる場面に、よく出会います。九星と易は、別物ではなく、親子みたいな感じですよ!
易の記号はどんな種類があるのですか?
先日、妙齢の女性とお会いしました。最近、彼女の体力が衰弱していると言う事での相談も兼ねており、冷房がキンキンに効いている喫茶店でコーヒーを飲みながらでした。
久しぶりに出会った、その女性は、ため息をつきながら、いつもの元気さがありませんでした。



「夏バテかしら…?」
彼女の本命星は四緑木星。最初に浮かぶ象意が”風”です。
いつもなら、薫風香る五月の”風”を感じさせる彼女です。
ところが、雨風とか、突風とか、薫風ではない場合は、体調不良となります。
今日は、熱い太陽が燦燦と輝き、風は無風、こういう時は四緑の人は体調を壊しやすいです。



そうよね、雨の日とか、強い風の日は会社に行くのが嫌になるわ!
雨の日は気圧が低下するので、身体に余計な重圧をかけているようです。



重圧? それって、ストレスの事なの? 占いで、それが判るの?
彼女の仕事はテレフォンアポインター。化粧品や健康サプリメントの販売をしています。
毎月、毎日、売り上げ予定達成のため奔走していますが、姿が見えない電話だけに、何時間も声を使います。
当然ながら肺呼吸が煩雑となり、同僚によれば、過呼吸症候群とか心筋梗塞に近い、不整脈もある人が多いようです。



どうして、私の四緑木星がストレスに弱いと言えるの?
しばらくは、彼女に説明した内容となります。
☴ と言う記号を見かけたことはありませんか? これが四緑の母体となる記号です。
時代劇の中で易者さんが、手相を見ている時などに眼にすることがあります。
八卦の中の卦であり、実線が<陽>を現わし、破線が<陰>と言う説明があります。
実線破線を<爻>こうと呼びます。
二陽の下に一陰ありの卦と言えますが、何が何だか判りませんよね。
中国の陰陽道からの導きで、サイコロや投げ銭、筮竹などから出た卦が、☴ならば、四緑木星の意味があります。
☴ の図形を、よく観察すると、上の二つの線は実線で力も強く、はっきりしています。
でも、下の破線は、陰の意味もあり、弱弱しく感じられます。
つまり、四緑は基礎体力とか、内臓が弱いとの暗示が出てきています。
実際に四緑は<腸>という象意があり胃腸や小腸などが弱い人が多いです。
二本の実線は活動的で力強い上司と推測、其の下で働くのですからストレスも溜まる訳です。
このように説明したら納得できた様子でした。飲みかけのコーヒーを一口飲んだ次第でした。



四緑象意の受け身、受動的も二陽の下の一陰が、出しゃばらず、一歩下がって物事や人の話に対処しているという気がします。
実際、四緑の女性は、聞き上手で貰い上手な人が多いです。
相手の話を遮って、自分の意見を言うなんて、絶対にしません。
常に笑顔を絶やさず相槌を打って話を聞いているのは、笑顔で防御しているのかもしれません。
その意味と解釈は?
その意味と解釈には、深いものがあり、その解釈には専門的な用語の羅列が多く、読みこなす知識も必要とされます。
周易、断易、鬼谷子易と呼ばれ、日本では五行易とも呼ばれている、断易の勉強は避けては通れない一里塚。
何度も何度も挑戦しては挫折、挫折するが又、時間が過ぎた頃に挑戦するというのが、周易断易の世界です。
最近は、本屋さんの店頭にも並べてなく、手相、タロット、西洋占星術などに押され気味ですが、潜在的な魅力はまだまだあります。
周易、断易の習得は専門書で勉学されることをお勧めしますが、九星気学と周易、断易、五行易との関連を、このブログで発進したいと思います。
学び半分教え半分と、ある易卦にありましたが、納得できますね。
占い教室で教えたつもりが、深い意味合いがあった事を新たな勉強で知ることが出来ました。
四書五経の中の易経が、こんなに深く、哲学的だったとは、五臓六腑に染み渡りました。
さあっ、次はどれに取り掛かろうか?



最後まで読んで頂きありがとうございました。

