
年盤と月盤を読み12支の作用を考える。
- 年盤の中宮の象意を読む。
- 年盤と月盤の中宮の九星関係の動きを読み取る
- 年盤と月盤の干支を読み取る


仮に八白中宮年の八白中宮月とします。
例題 | 氏名 | 日盤 | 月盤 | 年盤 | 職業 |
男性 | 山田太郎 | 四緑木星 | 八白土星 | 六白金星 | セールスマン |
①年盤の中宮の象意を読む。
八白が中央に遁甲することは、変化とか改革の年…と位置付けられます。
この年は何事も変わる、変わりたくなる時期ととらえます。
今までのやり方でよいのだろうか?
事業所内に改善提案の箱でも置いてみるか…など<足元、ひざ元がぐらつきます>

国家体制、社会の仕組み、行政改革なども予想されます。
社内の機構改革も持ち上がり、家庭では、リフォームしたくなったり、
部屋の配置変えも起きてきます。
極め付きは転居転宅の話が持ち上がり、心機一転の境地に立たされます。
中宮で、この作用をほとんどの人が受けるのですが、
五黄の作用で<思いとどまる人>もいます。五黄が良い方向へと導くのかもしれません。
方位で五黄を取ることはありませんが、中宮時での五黄活用の一つとして、
この<思い止まる>作用は検討する価値があります。
例題の人物は六白本命で月命八白の人、八白中宮時には東の三碧に遁甲しています。
やる気ムンムン、今すぐに飛び出そうとしています。
六白の行動を押さえるのは五黄にしかできません。
三歩先の落とし穴を知っているのは五黄だけ、六白には見えません、
沸騰した熱湯が煮えたぎる状態を例えるならば、
熱湯が六白、そして熱気を外に逃がすのが五黄の<やかんのフタ>となります。
②年盤と月盤の中宮の九星関係の動きを読み取る
年盤も月盤も同じ場合は<力が増幅される>と解釈してよいです。
夫が妻に転居の話を持ち出すにも、この月ならば、受け入れてくれる可能性があります。
部屋の配置換えも、この月にやりたくもなるのです。
ただ、この月は、階段での転倒、曲がり角での衝突なども予測されるので、
車運転する人は<一時停止>を怠らないで下さい。
年盤と月番が一緒の場合は、この<増幅作用>と<加算重複作用>に気を付けてほしいです。



そうなんです…この間、ポカミスをやっちゃいました…
星の特殊性…というのがあり、八白と八白が同会すると七赤金星に変化します。
変化というより、七赤の症状も出てくると考えられます。
この事は占い用語で<裏>ウラと言います。
星が重なる時は、先天盤の対沖に変わる…と教えられ、
「八白のウラは何…」、<七赤のウラは八白でしょ!>と師匠に怒られたものです。
裏については後日説明したいと思っています。
つまり、八白が八白の坂道を登ってくると<七赤の象意が出てくる>と解釈すれば、
この月は七赤象意の<一交不足>が注意欠陥とか、欠落となり、
ポカミスをやってしまうのです。笑ってごまかせばよいです…ね
③年盤と月盤の干支を読み取る


地球軸を浮かべてください。午と未は仲が良い、手を繋なぎます。辰と酉も、卯と戌も仲良し…と取られます。
でもね、全部が仲が良いとは言えません。その時の環境、状況、立場で変わります。
少なくとも、<害>のある関係ではないな…
と気楽に。


子年生まれの人が辰の月に申の方位に出かけ、運気を摑むと、益々良い運勢となります。
これが三合方位取りの極意です。
鑑定するとき、この12支の作用を見落とさないことが大切です。
方位取りなどで、どうも思わしくない結果が出る場合は、
この12支の作用と干合作用で半減されている場合が多いものです。
さらに、日破、月破、対沖、刑、害、破に暗剣殺などありますが、
根本的には、あなたの<人間力>にあります。
占いだけに絞るのも危険、
自分の努力と精進のレールを敷設していく上で占いを活用してください。
いろいろなことを占いは教え導いてくれます。



最後まで読んでくれてありがとうございました。
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