
年盤と月盤を読み12支の作用を考える。
- 年盤の中宮の象意を読む。
- 年盤と月盤の中宮の九星関係の動きを読み取る
- 年盤と月盤の干支を読み取る
年盤の中宮の象意を読む。


仮に四緑中宮年の九紫中宮月とします。
鑑定される人が六白本命で月命が八白のセールスマンといたします。
氏名 | 日盤 | 月盤 | 年盤 | 職業 |
山田太郎 | 四緑木星 | 八白土星 | 六白金星 | 車のセールスマン |

この人に、どんな事が起こるのかを予想するのね…
難しいわ!



大丈夫です、楽しく考えてみることですよ…!
年盤四緑の影響から、営業活動、取引、往来、流通…成立というキーワードが考えられます。
これらの象意のどれが占い対象者にマッチングしているかを探します。
学生ならば、流通経済学、商売ならば、取引、
高齢者ならば、他者との交流から、ディサービスとか、趣味の会…などなどです。
この課題の対象者として”車のセールスマン”とした場合、
年盤の象意は、取引が盛んになる…という象意が出てきます。
六白自体が、車、電車、自転車としますから、本命が六白の人には、”水を得た魚”状態ですね。



良いこと尽くしで喜んでばかりいられません。
四緑でも九紫でも、中宮には五黄土星が潜んでいることを忘れなしいで下さい。
この場合の解釈は、四緑の流通が盛んとなりますが、
五黄土星の”破壊力、崩壊力”が災いして、四緑に優柔不断の気を注ぎ込むのです。
ですから、いい加減な販売をすると、五黄土星の首が上に持ち上がり、
取引遮断となる恐れがあるのです。中宮同会の時に必ず受ける洗礼です。
四緑の木気と五黄の土気は、木→剋→土で剋しますが、相手にはなりません。
五黄の力は根をも枯らします。



中宮の星には五黄土星が用心棒としてマークしています。
出産時の赤ちゃんの黄疸も五黄の力です。
年盤と月盤の中宮の九星を読み取る
次に年盤四緑と月盤九紫の関係を読みます。
木気の四緑と火気の九紫は木→生→火と相性も良いです。
前月が一白の水なので、よく成長した草が繁茂の作用で風になびいている姿が見えます。
九紫という太陽の光を燦燦と受けて立派に成長しています。
人物に充てると、子供だった女の子が
黒髪をなびかせている娘さんになっている姿が想像できます。
仕事でとるならば、度重なる商談の末、なんとか契約になろうかと、
話がまとまりそうな時期と捉えます。
恋愛ならば、二人の気持ちが高まり、寄り添いたい…思いが
強い時期が今月で、この九紫の力が後押しをしてくれることでしょう。


九紫中宮月は光が強く当たるので、
何事もはっきりとする作用の”明白の理”が出てきます。
どちらかを選択するように九紫の力が求めてきますが、
後押しをしてくれると考えられます。
決断の時期かもしれません。



良いことじゃあないか!
善は急げだ、今すぐに祝言を上げようぜ…!



チョッと待ってください、
五黄が隠れているのを忘れないで下さい!
そうです、それなんです、鑑定の場合…まずは良いこと,吉作用を探しますが、
同時に凶作用も見つけ出さねばなりません。
相談者に言うか言わぬかは別にします。


四緑中宮年は、中宮の星が全体を支配すると考え、営業活動も盛んとなります。
ただ、五黄の破壊力が対沖の三碧に破壊力を掛け暗剣殺となります。
三碧の暗剣殺ですから言葉、声掛け、何気ない一言で四緑を破壊してしまう…と推測できます。
まして、六白人物ですから積極的にとか強引さから来る言葉による失敗でしょう。


月盤の九紫中宮月に、南の四緑が暗剣殺、
北の五黄は、寒い場所、営業不振の状態
なので、不安から自信も無くしています。
不安から夜も眠れなくなり、昼間は傾眠状態となりやすい。
中宮の九紫は離合の作用から、二度の契約の暗示、書類、文書のミスが目立ちます。
FAX送信ミスとか名刺の名前間違いなど慌てないようにして欲しい。
年盤と月盤の干支を読み取る







12支の合沖刑害破などを思い出してごらん…!
例えば、子年の人が辰の月に申の西南西に行けば、
三合作用から,優しさとか慈愛のまなざしを受け取れることがあります。
この深い愛情、感情、慈しみなどが、九星に影響を与えます。
10干は空間であり、12支は時間というタイミングを教えてくれます。
回り舞台みたいなものです。掴むタイミングが大切です。



最後まで読んでくれてありがとうございました。