
企画、提案、意見は三つの関所を通らせてもらう必要があります!
- 九紫火星の火難の相の洗礼を受けます。
- 三碧木星の、虚言の集中砲火を浴びます。
- 四緑木星の不確定の真実が相手を油断させます。

なんだか,怖そうな関所だね…わかりやすく、頼むわ…!



あんた…何よ、その態度は…
もっとリスペクトを持ちなさいよ…!
①九紫火星の火難の相の洗礼を受けます。
提案とか意見をいう時は”下手”に出ることが肝心、
高飛車に構えて意見を言うのは、自己満悦だけで、相手には伝わらないものです。
初めから意見を通そうとすると、通りません。
まずは現状の課題分析から始まり、対策の提案を2から3個用意、その説明をして、
三番目の最後に自分の意見を忍ばせた提案をするのが良いでしょう。
人は、最初の言葉よりも最後の言葉に感心が行くものです。
提案は、3個用意して、2個までは潰されると予想される提案で、
最後の3番目に自分の意見を染み通らせた提案をするのが良いかと思います。
九紫の災難は火の難、火難の相で焼き尽くされます。
焼き尽くされてよいものを初めの二つの提案に置きます。
2と7という数理が九紫にはあるので、
二つの提案、二つの心を感じさせる提案は没の作用となります。
三つの提案をするが、本命の提案は三つ目で、
しかも最後の最後に提案するのが通過しやすい。
②三碧木星の、虚言の集中砲火を浴びます。



虚言…って?
<声ありて形なし>が三碧の象意で、言うだけで実体がない…ということです。
まさに嘘とかハッタリが該当します。
意見を通そうとするとき、その意見が通った時の現状とか環境が
素晴らしく転換されるように説明することです。
多少どころか、まるっきり違う感じの虚言もありますが、針小棒大のような虚言もあります。
九紫の火難の洗礼は、相手から降り注ぎますが、
この三碧の虚言、つまり”口舌の難”は自分から、自らが災難を作り出してしまうのです。
主義主張を貫徹するために嘘をつく…正義のために嘘をつく…などがありますが、
全てが自ら出たさびで、自己反省がなければ潰されます。
自己反省しても、した振りだけで、治ってはいません。
三碧は、自我が強いので、自分に対しても我を張ってしまいます。
自己反省を迫られる時、思いやりの象意がある八白の力が動きます。
具体例として、相手から指摘されたり、疑問視されたとき、即答を避けてください。
その即答に真実の答えはありません。自我を守るだけの即答となります。
<では、その件については会社に戻って検討します、その後お答えいたします>
などが八白の回答です。口舌の難を救うのは、<温情と和合>だけ。
③四緑木星の不確定の真実が相手を油断させます。
四緑の象意は、<風、縁、ひし形、受け身>などがあります。
それぞれに通じるのは、出しゃばらない…というところ。
同じ木気の三碧が積極的なのに対して、どちらかというと消極的の印象があります。
しかし消極的な表面ですが、内に秘めたる気迫は積極的で負けず嫌いの最たるものです。
一白の下手に出るやり方…三碧の虚言と勉強しましたが、
この四緑が<物事をまとめる>作用は一番強いのです。
穏やかに接遇されて、さわやかな風、五月の薫風を香らせれば、
たいていの人は、相手の人の話に同意、同調してくるものです。
もちろん、四緑もどれが真実でどれが虚言なのかを掴む事に自信はありません。
自信がないから付和雷同で、あっちへ行ったり、こっちに来たりと…
優柔不断な態度を取りますが、このことは、<思考に柔軟性がある>と解析しましょう。
四緑の統括星である二黒土星も従順な感性を大切にする星、
従順で相手の話を優先させながら、
自分の意見に誘い出してしまう…そんな力が四緑にはあるのです。
自分の意見、気持ちを伝えるときは<四緑木星>を思い出してください。



彼女に結婚を申し込む時も使えますか…?



使えます…! 僕の奥さん、この四緑象意でゲットしました!
四緑木星は<迷い星>迷っているから掴みやすくもあり、つかめ難くもあるのです。
真実は環境で、君主の力で変化します。
一つの真実を求めるよりも、不確定の中の真実を如何に取り入れるかが、
真実の取り入れ方と思います。
学生の頃、部活の練習中、<水は飲んではいけません>でした。
でも今は、バレーボールの試合中、タオルで汗を拭きながらポカリスエットをゴックン、ゴックン…ですよね。
人がなくなると葬式、昔は町内会の主婦達の出番、煮物をたくさん作ったり、
お通夜と告別式と大変な忙しでした。
最近はお通夜もなし、告別式と言っても一日葬を日曜日で、しかも焼き場の中でと、
かなり合理化されましたね。
人の世の意識が変われば、環境も、周囲も変わってくるのですね。



アイデア、意見、提案を通そうとしたい時は四緑木星の象意を真剣に考えれば、通じます。
強く押せば通じないのです。
通じないが通じるかもしれない、通じないかもしれないが通じるかもしれない…
という中途半端な道が、<中道を取る>のかもしれませんね。



最後まで読んでくれてありがとうございます。