九星の動きが、理解できない!
- どうして、変則な動きとなるのですか?
- 何故、南が上で北が下にあるのですか?
最近、質問が鋭いのが多くなりました。
どうして、変則な動きとなるのですか?
次の図は後天盤定位の図です。この図形が基本中の基本ですから頭に入れておきます。
基本の中宮五黄土星の宮に一白水星が入ると、六白定位の所に二黒土星がヤドカリをします。
七赤定位の所には三碧木星が、八白定位の所には四緑木星が、入ってくるのです。
東の三碧定位には八白土星が突入し、北の定位一白には六白が入り、暗剣殺となります。
このように、定位盤の位置と方位とを丸暗記してください。
例題の一白が中宮に回座した場合、
中央は五黄土星が潜んでいることを忘れないでください。
二黒が訪問している六白は北西で、乾宮の二黒と理解してください。
二黒の人が北西の方位に行くと、上司に合うとか、スポーツをされている人との出会いがある…と言えます。
中宮一白で、二黒が北西の六白に、三碧が西の七赤、
更に上に行かず北東に四緑が飛んでいくと言うのは変則的ですね、
何故なんでしょうか?
この質問に関しては、諸説ありますが、まずは、この動きを習得しましょう。
勉強して来ると答えが滲み出てきます。
今は教えない教え方が一番良いと思います。
そんなのって…ありますか!
では、少しだけですよ…
人間の誕生を中宮とします。中宮は生殺二道の力が、戊と己に与えられています。
誕生の瞬間に赤子は黄色の黄疸があり、入院患者の黄疸は死期の間近さを教えてくれます。
北西の乾宮には守護防衛の象意があり、両親の庇護のもと育ちます。
人間だけに限らず誕生時は生のまま、丸裸ですね、
産着を着せたり、寒くない様にと肌着を重ねたりと、何かに”包まれます”。
六白象意に、包む、包囲する…とある所以です。
何かを守る、防御する、専守防衛の理念があるのです。
守られながら、西の七赤金星に行くのですが、八卦の象意が一爻不足であり、
何かが不足されるのです。
乾宮は完全を目指しているのですが、西には不足の力が蠢きます。
不足は身体だけではなく、精神とか感情も含まれるのです。
西に回座した時は、愛情を降り注いであげて下さい。
この年は3歳の器になるので、三つ子の魂…100までもと言われます。
西に回座した時は、西方に浄土あり…で感謝、感謝を形にする事です。
何気なく回座している宮ですが、それなりの検閲とか、試験を受けていると考えて下さい。
乾宮では、身体の健康は問題ないか…
兌宮では、何か不足しているものはないだろうか?
艮宮八白では、受け継いだものは何なのか、…とチェックされています。
星の動きの遁甲を”精神と肉体の総合検査”と理解して見て下さい。
産まれてから直ぐに、この検査機能は、働くのです。
確かに、遁甲の動きには変則的ですが、天空の教えからは正しいのかもしれません。
変則的と思っているのは私達だけかもしれません。
今は天空の教えを信じて、勉強に邁進するのが良いかと思います。
何故、南が上で北が下にあるのですか?
この疑問に対して、僕が師事した先生は、「天空を見上げた状態」と説明されました。
地上において、北に向かって立ち、
そのまま、天空を見上げると、上が下となり北、下が南です。
運命学において、君主は北に座して南を仰ぐ…と言うのがあります。
南にいる神に対しての敬愛の念を含んだ言葉です。
南は高く、光り輝いているのです。
東から昇った太陽が真上に来た時が南の最高点、やがて下降して西の日没を迎えます。
南にはエネルギーが最高潮の気が充満しているのです。
普段使っている地図と逆の配列が天空盤にあると認識してください。
勉強している人によっては、天空盤と地上盤を統一しようと目論む人もいますが,禁止です。
あなたが、現役のプロになり始めた頃に意味が判ります。
最後まで読んで戴き有難うございました。
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